飲食店開業で失敗する原因とは?事前に準備できる効果的な対策も紹介 

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失敗のリスクを恐れて、開業するべきか悩んでいる人もいるでしょう。実際に、飲食店では開業後にうまくいかず、廃業に追い込まれるケースは少なくありません。せっかく自分の店舗を持ったからには、事業を成功させたいと考えるのは当然のことです。 

そこで、飲食店が開業する際に失敗するリスクをできるだけ抑える方法や考え方を解説します。今回紹介するポイントを押さえて開業の準備をすれば、失敗やミスをぐっと減らせるでしょう。 

飲食店の廃業にまつわるデータ 

帝国データバンクの「飲食店」動向調査(2021年)では、コロナ禍で大打撃を受けた飲食店の実態が次のように報告されています。 

  • 2021年中に発生した飲食店の倒産は569件(前年比27.1%減)、自主的に事業をたたむ休廃業・解散件数は494件(前年比8.7%減少) 
  • 飲食店の倒産は給付⾦効果で⼤幅に減少したものの、8割超が営業赤字 
  • 体力の乏しい中小・零細企業が倒産の中心となっているが、中堅規模の飲食店でも倒産の割合が高まっている

参考:「飲食店」動向調査(2021年) | 株式会社 帝国データバンク[TDB]  

コロナ禍が落ち着いた今でも、慢性的な人手不足や原材料の値上げラッシュなど飲食店はさまざまな課題に直面しています。移り変わる消費者ニーズへの対応も必要でしょう。 

依然として厳しい経営環境の中ですが、飲食店経営で失敗しないためには、失敗に陥りやすい原因を知り、先回りした対策を講じることが有効です。開業後に失敗するリスクを抑えることができるでしょう。 

飲食店の開業で失敗する5つの原因 

PCの前で落ち込んでいる男性

飲食店の開業で失敗してしまう原因として、主に5つの要因が考えられます。それぞれの原因に自身の飲食店経営の現状を当てはめると、今後の課題が見えてくるでしょう。 

資金計画が甘い 

飲食店の開業には初期費用と運転資金が必要です。これらを正しく把握し、余裕を持って確保できていないと、経営が安定しない開業当初から資金繰りに苦しめられる可能性があります。また、売上や経費、キャッシュフロー、原価率など資金繰りを安定させるためには、把握しなくてはいけない項目もたくさんあります。これらをしっかり管理できずにいると、資金繰りが苦しくなり、店舗の継続が難しくなるでしょう。 

開業資金について詳しくは、以下の記事をご覧ください。 

店舗のコンセプトがあいまい 

集客にはコンセプトが大切です。店舗のコンセプトが定まらないと、ターゲット設定が明確になりません。メニューや価格設定、内装、販促活動などに影響することから、集客がうまくいかず、失敗する可能性が高くなるでしょう。 

立地の失敗 

事前に物件周辺の環境を徹底的にリサーチせず、店舗のコンセプトやターゲット層と合わない立地を選ぶと、集客が難しくなります。例えば、住宅街や子連れ向けの施設が多いエリアにカップル向けの店舗を出店しても、期待する集客を見込めない可能性があります。 

また、競合店が多すぎる、交通の利便性が低い、極端に人通りが少ないなどの特徴がある立地は、集客に苦労するでしょう。 

集客のための工夫をしない 

質の高いメニューやサービスを提供していれば集客できるというわけではありません。マーケティングや宣伝活動を十分に行わなければ思うように集客ができず、経営が立ち行かなくなります。口コミサイトやSNSなどを活用しない、店舗の近隣住民へのアプローチを行わないといった状況では、認知度を高められず新規顧客を取り込むことは難しくなります。既存顧客に対しても効果的な施策がないと再来店には至らないでしょう。 

飲食店の集客方法について詳しくは、以下の記事をご覧ください。 

経営の経験・ノウハウ不足 

飲食店経営には、資金面の管理だけでなく、メニュー開発やマーケティング、人材管理、衛生管理など多岐にわたる知識やノウハウ・経験が必要です。これらが不足した状態では、店舗運営が適切に行われず、経営が厳しい状況に陥る可能性があります。 

飲食店の開業で失敗を回避するためのポイント 

開業前に失敗を回避するために対策を練っておくこともできます。ここでは、失敗しないためのポイントについて解説します。 

初期費用や運転資金を抑える 

開業の際には、内装工事や物件取得などにまとまった資金が必要となります。また、開店してすぐに事業が安定するとも限りません。売上がないときでも家賃や仕入、借入金返済などの運転資金はかかります。開業後の経営を圧迫しないよう、初期費用や運転資金はできるだけ抑えましょう

手元に少しでも多くの資金を温存しておくことがポイントです。余裕を持った店舗経営を行うことで、売上不足といった万が一の事態にも対応しやすくなります。初期費用や運転資金を抑える方法には、居抜き物件の活用や中古品の活用などいくつかあります。店舗の状況を見ながら、現実的な方法を選択するといいでしょう。 

開業資金や運転資金の削減方法ついて詳しくは、以下の記事をご覧ください。 

慎重に立地や物件を選ぶ 

立地や物件は集客の良し悪しを左右します。物件を選ぶ際は慎重に検討を重ねましょう。物件が表通りに面しているのか、裏通りにあるのか、競合店が近くにあるのか、街の雰囲気は店舗のコンセプトに合っているのかなど、物件選びの条件はさまざまな視点から考える必要があります。 

飲食店の店舗に強い専門業者に物件探しを相談することも、選択肢のひとつとして視野に入れておきましょう。豊富な知見から、店舗のコンセプトに合った物件の提案やアドバイスを受けることができます。 

物件探しについて詳しくは、以下の記事をご覧ください。 

飲食店経営の専門家からアドバイスを得る 

飲食店経営は多岐にわたる知識や経験が必要なビジネスです。失敗も含め多くの事例を知っている飲食店経営の専門家にアドバイスを求めるという選択肢もあります。店舗の専門業者は、物件探しから店舗運営まで豊富な経験に基づいた、さまざまなサポートを提供しているため頼りになる存在です。 

経営者だからとすべての問題を担おうとせず、時には他者の力を借りることも必要です。 

入念な準備とリサーチで飲食店開業への不安を減らそう 

飲食店の開業で失敗を防ぐには、入念な準備とリサーチが大切です。できるだけ開業にかかる費用を抑えることで、失敗するリスクを減らすことができるでしょう。 

また、集客に有利な立地の物件に出店することも重要なポイントです。店舗流通ネットの「ショップサポート」では、優良な居抜き物件を紹介しています。居抜き物件では内装や什器などはそのまま利用でき、幅広い候補物件から理想の物件を選択できます。この機会にぜひご利用をご検討ください。