飲食店にダクト工事は必要?役割から設置費用、種類や清掃の注意点まで解説
飲食店を開業する際、多くの人が内装や厨房機器に注目しますが、同じように重要なのが「ダクト」の存在です。
ダクト工事は、快適で安全な店舗環境を維持するために不可欠であり、設置費用は決して安くありません。
本記事では、飲食店のダクトが持つ役割から、知っておくべき種類、費用の相場、そして火災や近隣トラブルを防ぐための清掃・メンテナンスの注意点まで、網羅的に解説します。
ダクト工事の費用を抑えるためには、業態に合った居抜き物件を選べるかどうかも重要です。
あわせて本記事では、初期投資を抑えながら出店を進める方法の一つとして、TRNグループの「ショップサポートシステム」にも触れていきます。
保証金・造作譲渡代金・改装資金の負担や、秘匿性の高い物件情報の提供を通じて、開業を支援するサービスです。
実際の導入事例もご紹介していますので、具体的な出店の流れを知りたい方はぜひ参考にしてください。
目次
飲食店になぜダクト工事が不可欠なのか?
飲食店においてダクト工事が不可欠な理由は、厨房で発生する熱、煙、油、臭いを効率的に屋外へ排気し、新鮮な空気を店内に取り込むためです。
強力な換気扇と連動したダクト設備がなければ、店内に汚れた空気が充満し、従業員や顧客の健康を害する恐れがあります。
また、一酸化炭素中毒のリスクを低減させ、快適な労働環境と食事空間を維持する上で、適切な換気は法律でも定められており、安全な店舗運営の基盤となります。
飲食店の運営に関わるダクトの主な4つの種類と役割

飲食店のダクトは、単に空気を排出するだけでなく、用途に応じて複数の種類が存在します。
主に「排気・換気」「空調」「厨房排気」「排煙」の4つに分類され、それぞれ異なる役割を担っています。
店舗の業態や規模によって必要なダクトの構造や仕組みは変わるため、開業前にそれぞれの役割を正しく理解し、適切な設備計画を立てることが、快適で安全な店舗運営につながるのです。
1. 厨房内の空気を入れ替える「排気・換気ダクト」
排気・換気ダクトは、厨房内のコンロやフライヤーの上部に設置されるフードから、調理時に発生する熱気や湯気をファンの力で吸い込み、屋外へ排出する役割を担います。
この基本的な排気システムにより、厨房内の温度上昇を抑制し、湿気がこもるのを防ぎます。
同時に新鮮な外気を取り込む給気ダクトとセットで機能させることで、店内の空気の流れを正常に保ち、従業員の労働環境を快適に維持します。
2. 快適な店内環境を保つ「空調ダクト」
空調ダクトは、業務用エアコンから供給される冷気や暖気を、店内の隅々まで効率的に届けるための設備です。
主に天井裏へ設置され、室内の温度を均一に保つ重要な役割を担います。
特に客席エリアにおいて、顧客が快適に過ごせる空間を維持するためには必要不可欠な要素と言えるでしょう。
店舗の広さやレイアウトに応じて適切な設計が求められ、快適な空間作りに欠かせない空調用の配管として機能します。
3. 油を含んだ煙や湯気を排出する「厨房排気ダクト」
厨房排気ダクトは、特に油を多く使用する調理で発生する煙や蒸気を外部へ排出するために設置される設備です。
油分を含む排気はダクト内部に付着しやすく、火災の原因となるリスクが高いため、専門的な構造が求められます。
集煙用の「フード」、油分を除去する「グリスフィルター」、火災の延焼を防ぐ「防火ダンパー」などを組み合わせて設置するのが一般的です。
中華や焼肉、焼き鳥といった重飲食の厨房には欠かせないダクトと言えます。
4. 火災時に煙を排出する「排煙ダクト」
排煙ダクトは、通常の換気用とは異なり、火災発生時に生じる有毒な煙を迅速に建物の外へ排出することを目的とした非常用設備です。
建築基準法や消防法に基づき、建物の規模や構造に応じて設置が義務付けられています。
このダクトが機能することで、避難経路の視界を確保し、人々が安全に避難する時間を稼ぎます。
万が一の事態に備え、人命を守るための重要な役割を担う設備です。
ダクトの要となる4つの送風機

飲食店で調理時に発生する煙や熱を効率よく排出するためには、ダクトの先に設置される送風機が極めて重要な役割を果たします。
送風機は主に「遠心式」「軸流式」「斜流式」「横流式」の4種類に大別され、それぞれ風量や静圧、設置のしやすさに特徴があります。
店舗の業態やダクトの長さ、さらには近隣環境への騒音配慮など、状況に応じて最適な機種を選定してください。
1. 遠心式送風機
遠心式送風機は、シロッコファンとも呼ばれ、飲食店の厨房排気において一般的に採用されている送風機です。
円筒状の羽根車を回転させ、遠心力を利用して空気を送り出す仕組みで、静圧が高いという大きな特徴があります。
そのため、ダクトが長く曲がりが多い場合や、高層階まで排気管を引き上げる必要がある店舗に非常に適しています。
他の送風機と比較して稼働音が比較的静かであるため、近隣への騒音対策としても有効です。
また、羽根の形状により小型でも効率よく排気できるため、限られたスペースに設置しやすいというメリットもあります。
吸い込む力が安定していることから、多くの調理機器を使用する厨房の要として広く普及しています。
2. 軸流式送風機
軸流式送風機は、扇風機のようにプロペラの回転によって空気の流れを軸方向に発生させる装置です。
大きな風量を確保しやすい一方で、空気を押し出す力である静圧が弱いため、ダクトの距離が短い場所や、壁に取り付けて直接排気を行うようなシンプルな構造に適しています。
飲食店においては、小規模な厨房や、複雑なダクト配管を必要としない店舗で採用されるのが一般的です。
小型で軽量なモデルが多く設置が容易である点や、他の送風機に比べて導入コストを抑えやすい点がメリットです。
ただし、油汚れがプロペラに付着すると排気能力が極端に低下しやすいため、こまめな清掃が欠かせません。
3. 斜流式送風機
斜流式送風機は、遠心式と軸流式の両方の長所を兼ね備えたバランスの良い送風機です。
空気を斜め方向に送り出す仕組みにより、直線的なダクト配管が可能で、設置スペースを節約できるのが大きな特徴です。
シロッコファンよりも小型でありながら、プロペラファンよりも高い静圧を維持できるため、天井裏などの限られた空間にも効率よく収まります。
4. 横流式送風機
横流式送風機は、ラインフローファンやクロスフローファンとも呼ばれ、細長い筒状の羽根車を回転させて空気を送り出す装置です。
最大の特徴は、横に細長い吸込口と吹出口を持っているため、幅広く均一な風を送り出せる点にあります。
飲食店においては、厨房の入り口などで外気の侵入を防ぐエアカーテンや、カウンター席の足元などの局所的な空調設備として活用されます。
他の送風機に比べて静圧は低いため、長いダクトを通した排気には向きませんが、省スペースで設置できる薄型の形状が魅力です。
特定の範囲へ均一に送風したい場面や、設置場所の高さに制限がある場合に重宝されるでしょう。
【新規・居抜き別】飲食店ダクト工事の費用相場
飲食店のダクト工事にかかる費用は、店舗が新規のスケルトン物件か、あるいは厨房設備が残された居抜き物件かによって大きく変動します。
スケルトン物件では一から全てを設置するため高額になる一方、居抜き物件では既存の設備を活かすことで費用を抑えられる可能性があります。
ただし、居抜きでもダクトの状態や業態によっては追加・交換工事が必要になるため、事前の確認が重要になります。
【新規】ダクトを設置する場合の費用
スケルトン物件など、何もない状態から新たにダクトを設置する場合、設置費用は50万円~200万円以上が相場とされています。
この金額は、店舗の業態、厨房の規模、ダクトの長さや太さ、そして建物の階数によって大きく変動します。
特に、焼肉や中華、焼き鳥などの重飲食では、より強力な排気能力が求められるため、太いダクトや高性能なファンが必要となり、費用は高くなる傾向があります。
【居抜き物件】ダクトを延長・交換する場合の費用
居抜き物件で既存のダクトを活用できる場合、工事費用は大幅に抑えられます。
簡単な清掃や部分的な補修で済む場合は数万円程度で済むこともありますが、ダクトの排気能力が新しく始める業態に合わない場合は、延長や一部交換が必要になります。
その際の費用は20万円~50万円程度が目安とされています。
ただし、ダクトの劣化が激しい場合や構造上の問題がある場合は、全交換となり新規設置と同等の費用がかかるケースもあります。
建物の階数が高くなるほど工事費が上がる理由
厨房排気ダクトの設置費用は、排気管をどこまで引き上げるかという距離に大きく左右されます。
1階の壁面から直接排気する場合に比べ、2階以上の階層や屋上までダクトを伸ばす場合は、材料費や作業工賃が大幅に加算されるためです。
一般的に、ダクトを垂直に引き上げる際には、目安として20万〜30万円程度追加されるケースが多いとされています。
高層階への設置は、安全確保のための足場設置や高所作業車が必要になるケースもあり、階数が上がるほど総工費が高くなる傾向にあります。
ダクト工事の費用を賢く抑える2つのポイント

高額になりがちな飲食店のダクト工事ですが、いくつかのポイントを押さえることで費用を賢く抑えることが可能です。
特に、物件選びの段階と業者選定のプロセスが重要になります。
これから紹介する2つのポイントを実践することで、初期投資を削減し、スムーズな開業計画を進めることにつながるでしょう。
ポイント1:業態に合った居抜き物件を探して初期費用を削減する
ダクト工事の費用を抑える最も効果的な方法は、自身の開業する業態に適した排気設備がすでに備わっている居抜き物件を選ぶことです。
例えば、カフェやバーなどの軽飲食を開業する場合、以前も軽食店だった物件なら既存のダクトを流用できる可能性が高いです。
逆に、軽飲食店の跡地で焼肉店を始めようとすると、排気能力が全く足りず大規模な追加工事が必要になり、結果的に費用が高くつくため注意が必要です。
ポイント2:複数の専門業者から相見積もりを取って費用を比較する
ダクト工事を依頼する際は、必ず複数の専門業者から相見積もりを取りましょう。
1社だけの見積もりでは、提示された金額が適正価格なのか判断できません。
複数の業者に見積もりを依頼することで、工事内容や費用の内訳を比較検討でき、おおよその相場観を掴めます。
また、業者によって得意な工事や提案内容も異なるため、自身の店舗に最も合った信頼できる業者を見極めることが肝心です。
優良な居抜き物件を提供!TRNグループの「ショップサポートシステム」という選択肢

ダクト工事の費用を抑えるうえで重要なのは、業態に合った排気設備が備わっている居抜き物件を選べるかどうかです。
ただ実際には、条件に合う物件を自力で見つけるのは簡単ではありません。
そのような場合の選択肢として、TRNグループの「ショップサポートシステム」があります。
当社では、未解約物件を含む秘匿性の高い物件情報を多数保有しており、業態に合った優良な居抜き物件を探しやすい環境を整えています。
また、保証金や改装資金などの初期費用負担を抑えながら、出店をスピーディーに進めやすい点も特長です。
ダクト工事の有無や状態によって開業コストは大きく変わるため、物件選びの段階でこうした選択肢を知っておくと安心です。
ショップサポートシステムの仕組みや物件提案の特徴については、無料の資料で詳しくご確認いただけます。
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【導入事例】物件取得の壁を乗り越えた下北沢『鳥田むら』様の出店事例
下北沢で人気の焼鳥店「鳥田むら」様は、当社のショップサポートシステムを活用して出店を実現されました。
店主の権瓶様によれば、焼鳥店のような重飲食は、煙や臭い、炭火用ダクトの設置制約などから物件取得のハードルが非常に高いのが現実とのこと。
しかし、当社は首都圏を中心に駅近一等地の物件情報を豊富に保有しており、他の不動産会社よりも多くの選択肢を提案することができました。
権瓶様からは、店舗流通ネットを介することで大家様からの信頼を得られ、スムーズに契約できたと評価をいただいています。
今後は10店舗展開を目標に掲げられており、初期投資を抑えつつスピード感のある多店舗展開を二人三脚で支援しています。
実際の出店ストーリーについては、以下の記事でご覧いただけます。
居抜き物件で後悔しない!契約前に確認すべきダクトの4つのチェックリスト

居抜き物件は初期費用を抑えられる大きなメリットがありますが、ダクト設備の確認を怠ると後で高額な追加工事が必要になるなど、思わぬ落とし穴にはまることがあります。
特に、排気能力が弱い、油汚れがひどいといった問題は営業に直接影響します。
契約を結ぶ前に、これから紹介する4つのポイントを専門業者と一緒に必ず確認しましょう。
1. 希望する業態の排気量にダクトの容量が足りているか
居抜き物件を選ぶ際、最も重要なのが既存ダクトの排気容量です。
カフェやバーなどの軽飲食と、焼肉や焼き鳥などの重飲食では、必要な排気量が全く異なります。
ダクトのサイズが小さい、あるいはファンのパワーが弱い場合、調理中の煙や熱気を十分に排出できず、厨房環境が悪化してしまいます。
自身の業態に必要な排気量を満たしているか、契約前に専門家によるチェックが不可欠と言えます。
2. ダクト本体に油汚れやサビ、破損がないか
ダクト内部の状態確認も重要です。
長年清掃されていないダクトには油汚れが分厚く堆積しており、これが火災の直接的な原因となります。
また、本体にサビや亀裂などの破損があると、そこから油や臭いが漏れ出す可能性も考えられます。
フードやそのカバー部分も含め、清掃で対応できるレベルなのか、あるいは交換が必要な状態なのかを事前に見極める必要があります。
3. 排気口が隣の家の窓やベランダに向いていないか
ダクトの排気口の位置と向きは、近隣トラブルに直結する重要なポイントです。
排気口が隣接する建物の窓やベランダ、給気口などに直接向いていると、排気の臭いや煙が原因でクレームに発展するケースが少なくありません。
物件の内見時には、必ず外に出て排気口がどこに設置され、どちらの方向を向いているかを確認し、周辺環境への影響を考慮することが大切です。
4. 火災を防ぐ防火ダンパーは正常に作動するか
防火ダンパーは、ダクト内で火災が発生した際に、炎が他のフロアやエリアへ広がるのを防ぐための重要な安全装置です。
この装置が正常に作動するかどうかは、消防検査の対象にもなります。
経年劣化や油汚れで固着して動かなくなっている場合もあり、万が一の際に機能しなければ大惨事につながりかねません。
専門業者に依頼し、正常に作動するかを必ず確認してもらいましょう。
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ダクトが原因の近隣トラブルを未然に防ぐための3つの注意点

飲食店のダクトは、排気される臭いやファンの稼働音などが原因で、近隣住民とのトラブルに発展しやすい設備の一つです。
一度関係が悪化すると、店舗運営に深刻な影響を及ぼす可能性もあります。
法律の遵守はもちろん、臭いや騒音への具体的な対策を講じることで、これらのトラブルを未然に防ぎ、地域に受け入れられる店づくりを心掛けましょう。
注意点1:消防法や自治体の条例など関連法規を遵守する
ダクトの設置やメンテナンスには、消防法や建築基準法、さらには各自治体が定める火災予防条例や悪臭防止法といった様々な法律が関わってきます。
これらの法規を遵守しないまま営業すると、行政指導や罰則の対象となるだけでなく、火災などの重大な事故につながる恐れもあります。
必ず工事を依頼する専門業者に確認し、関連法規を遵守した設計・施工を行う必要があります。
注意点2:排気による臭いのクレームを防ぐ脱臭装置の設置
特に焼肉、ラーメン、カレーなど、調理時に強い臭いが発生する業態では、排気対策が必要不可欠です。
通常のダクト設備だけでは臭いを取り除くことは難しく、近隣からのクレームの主な原因となります。
こうしたトラブルを防ぐためには、排気ダクトの途中に脱臭装置を設置するのが効果的です。
導入には追加の費用がかかりますが、長期的な視点で見れば、安定した店舗運営のための重要な投資と言えるでしょう。
注意点3:ファンの稼働音による騒音トラブルへの対策
ダクトの排気ファンが発するモーターの稼働音や振動も、騒音として近隣トラブルの原因になります。
特に、住宅が密集している地域や夜間に営業する店舗では注意が必要です。
対策としては、静音性能の高いファンを選んだり、ファンやダクトに防音材・防振ゴムを取り付けたりする方法があります。
設計段階から専門業者と相談し、立地環境に合わせた騒音対策を講じることが求められます。
ダクト火災のリスクを回避!定期的な清掃とメンテナンスの重要性
飲食店の火災原因の上位を占めるのが、厨房の排気ダクトが関わる火災です。
調理中の火がダクト内に溜まった油汚れに引火することで発生し、一度燃え広がると消火が困難で大きな被害につながります。
このダクト火災のリスクを回避するためには、専門業者による定期的な清掃とメンテナンスが不可欠であり、店舗の安全管理において重要な項目の一つとなります。
飲食店のダクト清掃を怠った場合の危険性

ダクトの清掃を怠ると、内部に調理で発生した油やホコリが少しずつ蓄積していきます。
この油汚れは非常に燃えやすく、コンロの火がダクト内に吸い込まれた際に引火し、火災を引き起こす直接的な原因となります。
また、汚れが溜まると排気効率が低下して厨房内に煙や熱がこもるほか、害虫の発生源になったり、悪臭の原因になったりと、多くの衛生上の問題を引き起こす恐れがあります。
専門業者に清掃を依頼する場合の頻度と費用
飲食店のダクト清掃は、業態や使用頻度によって異なりますが、一般的には年に1回程度の実施が推奨されています。
特に油を多く使う中華料理店や焼肉店などは、より頻繁な掃除が必要です。
費用はダクトの長さや汚れの度合いによって変動し、5万円~15万円程度が相場となっています。
ダクト内部は構造が複雑で危険も伴うため、自力での清掃は避け、必ず専門の業者に依頼するようにしましょう。
ダクトや排気設備は、故障してから対応すると、営業への影響や高額な修繕費につながることがあります。
TRNメンテナンスパックなら、定期的な設備メンテナンスを通じて、トラブルの予防と管理負担の軽減を図れます。
まずは無料見積り・現地調査で、現在の設備状況を確認してみてはいかがでしょうか。

飲食店のダクト工事に関するよくある質問
ここでは、飲食店のダクト工事やメンテナンスに関して、開業希望者からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。
Q. 飲食店のダクト工事の見積もりは、階数が上がるとどれくらい高くなりますか?
A. 2階以上の店舗の場合、1フロア高くなるごとに20万円~30万円程度が追加費用として加算されることが一般的です。
これは、屋上までダクトを延長するための材料費と、高所作業に伴う人件費や安全対策費が増えるためです。
ただし、これはあくまで目安であり、建物の構造や工事の難易度によって金額は大きく変動します。
Q. 飲食店のダクト清掃は法律で義務付けられていますか?
A. ダクト清掃が法律で直接的に義務付けられているわけではありません。
しかし、多くの自治体の火災予防条例では、厨房設備の安全管理の一環として定期的な点検や清掃が求められており、消防の査察で指導を受けることがあります。
火災予防という安全管理上の責任を果たすため、事実上、定期的な清掃は必須と言えます。
Q. 居抜き物件にある既存のダクトはそのまま使えますか?注意点も教えてください。
A. 以前の店舗と業態が近く、ダクトの状態が良ければそのまま使用できる場合があります。
ただし、排気能力が不足していないか、内部に油汚れやサビがないか、グリスフィルターは正常かなどを専門家による事前確認が不可欠です。
これらの確認を怠ると、開業後に性能不足や火災リスクが発覚し、追加工事が必要になる恐れがあります。
まとめ
飲食店のダクトは、店内環境を快適に保つだけでなく、火災や近隣トラブルを防ぐうえでも欠かせない設備です。
そのため、開業時にはダクトの役割や種類、工事費の相場を理解したうえで、自店の業態に合った物件を慎重に見極めることが大切です。
特に居抜き物件では、既存のダクト設備を活かせるかどうかで初期費用が大きく変わります。
だからこそ、物件取得の段階で「排気設備が業態に合っているか」「追加工事がどこまで必要か」をしっかり確認しておくことが、無理のない開業計画につながります。
TRNグループの「ショップサポートシステム」は、保証金や改装資金といった初期費用の負担を抑えながら、秘匿性の高い物件情報の提供を通じて、業態に合った優良な居抜き物件探しを後押しするサービスです。
「実際にどのような物件で出店できたのか」
「物件取得の壁をどう乗り越えたのか」
を具体的に知りたい方は、まずは下北沢『鳥田むら』様の導入事例記事をご覧ください。
実際のストーリーを通じて読むことで、自店の開業イメージもより具体的になるはずです。
そのうえで、
「自分の業態でも合う物件があるのか知りたい」
「ダクトや排気設備の条件も含めて相談したい」
「初期費用を抑えながら、出店の進め方を整理したい」
という方は、ぜひTRNグループまでご相談ください。

