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【そのまま使える】飲食店の「開業・開店の挨拶」例文集|近隣へのマナーから案内状の書き方まで紹介

更新日:

飲食店の開業準備において、近隣への挨拶や関係者への案内状の送付は、その後の営業を左右する極めて重要なプロセスです。

本記事では、飲食店を開業する際にそのまま活用できる挨拶の例文を、シーン別にわかりやすく紹介していきます。
また、挨拶回りの際のマナーから案内状を作成する際の注意点まで、開店準備を円滑に進めるための実用的な情報もあわせて解説します。

地域住民や取引先と良好な関係を築き、オープン直後の集客を成功させるためのマニュアルとして、ぜひ本記事の内容を参考にしてください。

目次

飲食店の開店挨拶が重要な3つの理由

飲食店の開店前に行う挨拶は、単なる儀礼的なものではなく、店舗の将来を左右する重要な行動です。

近隣住民や周辺の店舗へ事前に挨拶をしておくことで、応援してくれる協力者の獲得、無用なトラブルの回避につなげていきましょう。

理由1:近隣住民や周辺店舗との良好な関係を築くため

飲食店は地域に根ざして営業していくため、近隣住民や周辺店舗との良好な関係構築が必要不可欠です。
開店前に店主が直接顔を見せて挨拶することで、誠実な人柄が伝わり、お店に対する安心感や信頼感が生まれます。

地域の一員として受け入れられれば、口コミで評判が広まったり、困ったときに助けてもらえたりと、長期的な店舗運営において大きな支えとなります。
逆に、挨拶を怠ると「どんな人が営業しているのか分からない」と警戒され、些細なことがクレームに発展しかねません。

理由2:工事中の騒音や営業開始後の匂いに関するトラブルを防ぐため

飲食店の開業には内外装の工事が伴い、工事期間中は騒音や振動、作業員の出入りなどで近隣に迷惑をかける可能性があります。
また、営業開始後は調理中の匂いや、お客様の声、ゴミ出しの問題などが発生することも考えられます。

事前に挨拶に伺い、どのような店舗で、いつから営業を開始するのかを説明し、粗品を渡して一言添えることで、相手の理解を得やすくなります
こうした丁寧な対応が、将来起こりうるトラブルを未然に防ぐためのクッションとなるのです。

理由3:お店の認知度を高めオープン当初の集客につなげるため

開店前の挨拶は、お店の存在を地域の人々に知ってもらう絶好の機会です。
店名やオープン日、どのような料理を提供するお店なのかを直接伝えることで、興味を持ってもらうきっかけになるでしょう。

例えば、挨拶の際に特典付きのチラシを渡せば、オープン時の来店を強力に後押しできます。

単なる挨拶で終わらせず、最初のプロモーション活動と位置づけることで、オープン時のスムーズな集客を実現させましょう。

【コピペOK】シーン別に使える飲食店の開店挨拶・案内状の例文集

ここでは、様々なシーンでそのまま活用できる開店挨拶や案内状の文例を紹介します。

店頭のポスターやチラシに使えるカジュアルなものから、取引先へ送るフォーマルな案内状、SNSでの告知文まで、用途に合わせてご活用ください。
また、近隣への口頭での挨拶例も用意しているので、挨拶回りの際の参考にしてください。

店頭ポスターやチラシ

店頭ポスターやチラシは、お店の前を通りかかる近隣住民や通勤客に対して、開店をダイレクトに知らせる強力な集客ツールです。
作成の際は、一目で「何のお店が」「いつオープンするのか」が伝わるよう、情報を整理して掲載するのがポイントです。

記述例:

OPENING SOON!
〇月〇日(〇)AM11:00 GRAND OPEN イタリアンバル「〇〇」がオープンします!
産地直送の新鮮な野菜と、シェフこだわりの手打ちパスタが自慢のお店です。
ランチにもディナーにも、お気軽にお立ち寄りください。

【オープン記念】
〇月〇日〜〇月〇日まで、お食事されたお客様にグラスワイン1杯無料サービス!
皆様のご来店を心よりお待ちしております。

店名:イタリアンバル「〇〇」
住所:東京都〇〇区〇〇1-2-3
電話番号:03-1234-5678
営業時間:11:00〜22:00(定休日:月曜日)

取引先へ送るフォーマルな開店案内状(ハガキ)

取引先へ送る開店案内状は、これまでの支援への感謝と今後の抱負を伝える大切な文書です。
ビジネスの慣習に従い、句読点を使用せず一文字分のスペースで区切りを設けるのがマナーとされています。
相手が迷わず来店できるよう、正確な情報を過不足なく整理して伝えることが重要です。

記述例:

拝啓
〇〇の候 貴社におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます
平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます
さて かねてより開店の準備を進めておりました「〇〇」を左記の通り開店する運びとなりました

これもひとえに皆様方の温かいご支援の賜物と深く感謝しております
今後は皆様のご期待に沿えますよう 誠心誠意努力する所存でございますので
何卒ご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます

まずは略儀ながら書中をもちまして開店のご挨拶を申し上げます
敬具

令和〇年〇月吉日
記 店名 〇〇
開店日 令和〇年〇月〇日
住所 東京都〇〇区〇〇1-2-3
電話番号 03-1234-5678
営業時間 17:00〜23:00
店主 〇〇 〇〇

プレオープンの案内状

プレオープンは、グランドオープン前に限られた関係者を招き、オペレーションの確認や感謝を伝える大切な場です。
案内状を送付する際は、日頃の支援に対する謝意とともに、試食会やレセプションの趣旨を明確に記載しましょう。

また、この機会を通じて、開店後のリピーターや協力者となってもらえるよう、丁寧で温かみのある文面を心がけてください。
案内状には、お店へのアクセスが分かる地図を同封することも忘れてはなりません。

記述例:

拝啓
皆様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のお引き立てを賜り誠にありがとうございます。
さて来る〇月〇日に「〇〇」をオープンする運びとなりました。

これもひとえに皆様の温かいご支援の賜物と心より感謝申し上げます。
つきましては、オープンに先立ちまして日頃お世話になっております皆様に感謝の意を表したく、
ささやかなプレオープンレセプションを下記のとおり開催させていただきます。
ご多忙中とは存じますがぜひご来店くださいますようお願い申し上げます。
敬具


日時〇月〇日(〇)午後6時〜午後9時
場所「〇〇」店内(東京都〇〇区〇〇1-2-3)
会費お一人様 3,000円

SNSでのカジュアルな開店告知

SNSでの発信は、お店の雰囲気を直感的に伝え、ファンを増やすための強力なツールです。
投稿の際は、親しみやすい言葉遣いで、お店のこだわりや開店への想いを素直に表現しましょう。

記述例:

はじめまして!
〇〇(地名)に新しくオープンするカフェ「〇〇」です。
長年の夢だった自分のお店を、〇月〇日(〇)にオープンすることになりました!

一杯一杯ハンドドリップで淹れるスペシャルティコーヒーと、自家製のチーズケーキが自慢のお店です。
木の温もりあふれる落ち着いた空間で、ゆっくりとした時間をお過ごしください。
オープンに向けて、お店のこだわりやメニューをどんどん紹介していきますので、ぜひフォローしてくださいね!

近隣住民・店舗に対する口頭での挨拶

近隣住民や周辺店舗への口頭での挨拶は、地域社会の一員として受け入れられるための第一歩です。
訪問時には、店主自らが足を運び、店名やオープン日、提供する料理のジャンルを簡潔に伝えましょう
特に、工事中の騒音に対するお詫びや、今後の営業における騒音・匂いへの配慮を直接言葉にすることで、誠実な姿勢が伝わり、将来的なトラブルのリスクを軽減できるでしょう。

記述例:

はじめまして。
お忙しいところ失礼いたします。
このたび、お隣で飲食店を開店させていただくことになりました、〇〇の店長の〇〇と申します。
〇月〇日にオープン予定で、〇〇のお店です。

工事期間中は何かとご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。
これから営業が始まりますが、騒音や匂いなど、何かお気づきの点がありましたら、いつでもお声がけください。
心ばかりの品ですが、よろしければお使いください。
これからどうぞよろしくお願いいたします。

開店の挨拶状・案内状作成における3つの注意点

開店の挨拶状や案内状は、お店の第一印象を決める重要なツールです。
心を込めて作成しても、些細なミスによって信頼を損ないかねません。

ここでは、挨拶状作成時に特に気をつけたい3つの注意点について解説します。

注意点1:誤字脱字がないか送付前に複数人で確認する

挨拶状に誤字脱字があると、雑なお店であるという印象を与えかねません。
特に店名、人名、住所などの固有名詞の間違いは大変失礼にあたります。

自分一人で確認するだけでなく、必ず家族やスタッフなど第三者にもチェックしてもらいましょう

注意点2:「、」「。」を使わないのがビジネス文書の慣習

フォーマルなビジネス文書や招待状では「区切りをつけない」「終わりをつけない」という縁起を担ぐ意味合いから句読点(「、」や「。」)を使用しないのが伝統的な慣習です。
この慣習は絶対的なルールではありませんが、特に格式を重んじる相手や年配の方へ送る場合は従っておくのが無難です。

句読点の代わりに一文字分のスペース(空白)を用いることで文章が読みやすくなります。

注意点3:店舗情報(住所・電話番号・営業時間)を正確に記載する

挨拶状や案内状の重要な役割の一つは、店舗の基本情報を正確に伝えることです。
住所、電話番号、営業時間、定休日、地図(アクセス方法)などの情報に誤りがあると、お客様が来店できなかったり、問い合わせができなかったりする事態を招きます。
特に住所は、地図アプリでの検索にも使われるため、番地やビル名まで正確に記載しましょう。

送付前には、記載した情報を元に実際に地図アプリで検索してみるなど、念入りな確認をおすすめします。

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【開店前の準備】近隣への挨拶回りで押さえるべき基本マナー

開店準備の中でも、近隣への挨拶回りは特に気を使うべきデリケートな工程です。
良い第一印象を与え、今後の良好な関係を築くためには、基本的なマナーを押さえておく必要があります。

ここでは、挨拶回りをスムーズに進めるための具体的な手順とマナーを解説します。
挨拶状を渡す際にも役立つポイントとなるでしょう。

1. 挨拶回りをすべき相手一覧│近隣住民からビルオーナーまで

挨拶回りは、できるだけ広い範囲に行うのが理想です。
最低限、店舗の両隣、向かい、真裏の家や店舗には必ず伺いましょう。
同じ建物内に他のテナントが入っている場合は、すべてのテナントに挨拶するのもマナーです。

加えて、地域の自治会長や町内会長、商店街の組合長にも挨拶しておくと、地域との連携がスムーズになります。
ビルのオーナーや管理会社への挨拶も忘れてはいけません。

直接訪問できない場合は、電話やメールで一報を入れるなどの対応を検討しましょう。

2. 事前挨拶のタイミングは開店の1週間〜3日前がベスト

挨拶に伺うタイミングは、早すぎても忘れられてしまい、直前すぎても準備で忙しくなるため、開店の1週間前~3日前頃が最適です。
また、工事が始まる前にも一度、「これから工事でご迷惑をおかけします」という旨の挨拶をしておくと、より丁寧な印象を与えられるでしょう。

訪問する時間帯は、相手の迷惑にならないよう、飲食店ならランチやディナーの繁忙時間帯を避け、一般家庭なら平日の日中を選ぶなどの配慮が必要です。

3. 手土産の相場と喜ばれる品物の選び方

挨拶回りには手土産を持参するのが一般的ですが、相手に負担を感じさせず、かつ好印象を与えるものを選ぶことが大切です。
手土産の相場は500円~1,000円程度が適切で、これ以上の高価な品はかえって相手に気を遣わせてしまいます。

品物の選び方としては、相手の好みが分からなくても困らない、日常生活で役立つ消耗品や日持ちのする食品が推奨されます。
具体的には、

✓個包装されたクッキーやマドレーヌ
✓上質なタオル
✓台所用洗剤
✓サランラップ
✓指定のゴミ袋


などが喜ばれます。
特にタオルは定番ですが、店名が入ったものよりも、シンプルで質の良い無地のものを選ぶ方が、受け取った側が普段使いしやすいため好まれます。
食べ物を渡す際は、アレルギーや宗教上の理由を考慮し、なるべく原材料がシンプルで、常温で保存できるものを選ぶと安心です。

また、手土産には必ず「のし」をかけましょう
水引は紅白の蝶結びを選び、表書きの上段には「御挨拶」や「開店御挨拶」、下段には店名を記載するのが一般的です。

4. 訪問時に口頭で伝えるべき4つの必須項目

訪問時は、相手の時間を長く取らせないよう、伝えるべき内容を簡潔にまとめておきましょう。
必ず伝えるべき項目は以下の4つです。

①店名と自分の名前(自己紹介)
②開店日と営業時間、定休日
③どのような料理を提供するお店か(業態の説明)
④工事や営業で迷惑をかける可能性へのお詫びとお願い


これらの内容を手短に、誠意を込めて伝えることが大切です。
また、すぐに連絡が取れるように、自分の名刺を渡しておくことも忘れずに行いましょう。

挨拶をきっかけに来店してもらうための3つのコツ

開店前の挨拶は、近隣との関係構築だけでなく、効果的な販促活動の機会でもあります。
単に儀礼的に済ませるのではなく、少しの工夫を加えることで、挨拶した相手に来店を促し、オープン時の顧客になってもらうことが可能です。

ここでは、挨拶をきっかけに来店へとつなげるための具体的な3つのコツを紹介します。

コツ1:特典やクーポンを配布する

挨拶の際に手渡すショップカードやチラシに、近隣の方限定の特典やクーポンを付けるのは非常に効果的です。
例えば「ご挨拶の品」として、「ドリンク1杯サービス」や「会計から10%割引」といった特典を記載しておけば、来店する動機につながります。

特別感のあるオファーは、相手に「歓迎されている」という印象を与え、お店への関心を高めてくれるでしょう。
使用期限を設けることで、オープン初期の来店を促すことも可能です。

コツ2:お店のコンセプトやこだわりを伝える

挨拶時に、お店のコンセプトやこだわりを簡潔に伝えることで、他店との差別化を図り、相手の記憶に残りやすくなります。
「地元の農家さんから仕入れた新鮮な野菜を使っています」や「本場イタリアで修行したシェフが作るパスタが自慢です」など、具体的なストーリーを添えて話すと、お店の魅力がより深く伝わるでしょう。

情熱やこだわりを語ることは、お店への興味や共感を呼び起こし、応援したいという気持ちを育むことにもつながります。

コツ3:SNSで開店までの期待感を高める

挨拶時に店舗のSNSアカウントを伝え、フォローを促すのも有効な手段です。

SNSでは、店舗の内装工事の進捗状況、メニュー開発の裏話、スタッフの紹介など、開店に至るまでの過程を発信することができます。
こうした舞台裏を見せることで、フォロワーは開店を一緒に楽しむ気持ちになり、お店への期待感が高まります。

オープン日のカウントダウン投稿や、SNSフォロワー限定のキャンペーンを告知するなど、継続的な情報発信で関係性を深め、来店へとつなげましょう。

\SNSをもっと活用したい/

飲食店の開店挨拶に関するよくある質問

ここでは、飲食店の開店挨拶に関して、多くの人が抱きがちな疑問点について解説します。
挨拶回りで相手が不在だった場合の対応方法や、挨拶状の形式、競合店への挨拶の必要性など、具体的なケースを想定したQ&A形式で紹介します。

Q1. 挨拶回りで不在だったり、断られたりした場合はどうすれば良いですか?

A. 不在の場合は日を改めて2〜3回訪問し、それでも会えなければ挨拶状と手土産をドアノブにかけるか、ポストに投函します。

挨拶を断られた際は深追いせず、丁寧にお辞儀をして「失礼いたしました」と伝え、引き下がることが大切です。
無理強いは逆効果になるため、相手の意思を尊重する姿勢を見せましょう。

Q2. 挨拶状や案内状は、手書きと印刷のどちらが適切ですか?

A. 基本的には読みやすさを重視し、本文は印刷で問題ありません。
ただし、特に感謝を伝えたい相手や、お店の温かみを表現したい場合は、宛名やメッセージを一言手書きで添えると、より丁寧な印象を与えられます。

お店のコンセプトや送る相手との関係性を考慮し、印刷と手書きを使い分けるのが良いでしょう。

Q3. 近隣の競合店にも挨拶に行くべきでしょうか?

A. 行くべきです。
敵対するのではなく、同じ地域で商売をする仲間として挨拶することで、良好な関係を築くことができます。
地域の情報を交換したり、イベントで協力したりと、将来的に助け合える関係につながる可能性があります。

特別な事情がない限り、マナーとして挨拶に伺い、誠実な姿勢を示すことが重要です。

まとめ

飲食店の開店を成功させるためには、事前の準備と周囲への丁寧な配慮が欠かせません。
近隣住民や周辺店舗との良好な関係を築くことは、将来的なトラブルを回避し、地域に愛されるお店づくりの土台となります。

また、挨拶状やSNSを活用した適切な情報発信は、集客を最大化するための強力な販促活動としても機能します。
マナーを守った誠実な挨拶に加え、特典の用意やコンセプトの伝達といった工夫を凝らすことで、オープン直後から多くのお客様に足を運んでもらえるはずです。

本記事で紹介した例文や注意点を参考に、万全の態勢で大切な開店の日を迎えてください。
皆様の新しい挑戦が、輝かしい成功を収めることを心より願っています。

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著者:店舗流通ネット株式会社
編集チーム

「明日の街、もっと楽しく」をスローガンに、創業から25年、飲食店支援のスペシャリストとして4,000件を超える課題解決をサポートしてきました。
この長年の経験と知見を、悩めるオーナー様や未来の開業者様へ届けるべく、編集チームが執筆・解説します。