厄年の方は要チェック!厄除け・厄払いのやり方とは?ベストな時期、服装などを知ろう

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突然ですが…「最近良いことないなー」「嫌なことが立て続けに起こるなー」、などと感じたことはありませんか?
出だしから暗い話になってしまうのですが、私はここ2ヵ月間で交通事故の被害に3度も合ってしまいました。


これは自分の不注意だけではなく、何か違う原因がある!と一人考えていたのですが、そんななか、頭に浮かんだのは「厄」の一文字。

これは厄の仕業に違いない…厄払いをしよう!などと思い立ったのですが、そういえば厄払いっていつ・どうやってやるの?お金もいくらかかるのだろう?そもそも「厄年とは」なんだろう?という疑問が浮かびました。

これまであまり気にしていなかったのですが、いざ自分の身に不運ばかりが続くと、気になってきてしまうのが人のさがというもの。徹底的に自分の厄を落とすためにも、厄について調べてみることにしました。 

「厄」とは何のこと?まずは厄年の年齢を知ろう。

厄とは一言でいうと、「災難」のことです。自分に降りかかる災難のことを、先人は「厄病神」などの仕業と考え、それを防ごうとお祭りや行事などの対策を施してきました。

そして「厄年」というのは特に災難が多く降りかかるとされている年齢のことです。「厄年」は人生の転換期であり、運気が下がり肉体的にも精神的にも調子を崩しやすいとされています。

厄年は平安時代からあったといわれていますが、どちらかというと日本の文化や風習などの一環として伝えられてきました。「厄年」とする年齢が定着してきたのは江戸時代以降。地域によってその年齢にはバラつきがあるようですが、一般的にいわれている「厄年」は以下の年齢のことをさします。

2019年 厄年早見表

※2021年の厄年一覧はこちら【2021厄年】厄年はいつ?男性と女性で違う厄払いの年齢。厄除け・厄払いのポイント
※2020年の厄年一覧はこちら【2020厄年】厄年にやってはいけない!子供の厄年、数え年の計算

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※地域や宗派によっては、男女ともに61歳の還暦も厄年とする場合もあります。

一番注意の必要な「本厄」の前後の年が「前厄」「後厄」と呼ばれるもので、この捉え方はさまざまですが、一般的には「本厄」の前後だから注意しようというイメージです。

男性42歳、女性33歳が「大厄」と呼ばれており、数回おとずれる本厄の中でも、最も注意が必要な年齢とされています。

ちなみにこの表は2019年版ですが、2018年時点で私は平成5年生まれなので後厄となっていました…。やはりあの事故は後厄の影響だったのでしょうか。

※2021年の厄年についてはこちらの記事で紹介しています。

厄除け・厄払い 神社とお寺、どっちに行くのがいいの?

ここまで厄年について説明してきましたが、その「厄」をよけたり落としたりするために行うのが「厄除け」「厄払い」です。

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神社やお寺で受け付けているのですが、一体どちらに行くのが良いのでしょう。

詳しく分けていくと、以下のように分類されます。

・神社=厄を払う(祓う)「厄払い」
・お寺=厄から逃げる「厄除け」


結局はどちらも「災難を寄せ付けない」ということなのですが、「厄除け」「厄払い」では祈祷きとうの儀式内容に違いがあります。神道にのっとり清める神社の祈祷儀式か、お寺で祈る護摩祈祷ごまきとうか、ご自分にあったものをお選びください。

厄除け・厄払いは立春までに行くのがベスト

厄除け・厄払いに行く時期に関しては、立春(毎年2月4日頃)までに済ませるのが良いとされていますが、地域によって違いもあります。特に神社は地域で信仰されてきたものですので、住んでいる地域の習わしに沿うのも良いと思います。

ちなみに厄年じゃないけど不運続き…という方も厄払いに行っていいのでしょうか?
これはもちろん大丈夫!厄年に関係なく、一年に一回必ず厄払いに行っているという方もいるようです。厄年ではなくてもなんとなく嫌なことが続く、安心して一年を過ごしたいという方は、一度行ってみてもいいのではないでしょうか。
それでは次に、厄除け・厄払いにルールがあるのか?服装はどうするべきなのか?また、厄除け・厄払いの金額についてご説明していきましょう。

厄除け・厄払いにルールはある?服装はどうするべき?

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次に服装やルールについて。具体的には、以下のような服装がベスト。

男性・・・紺や黒などの落ち着いた色のスーツ、またはジャケット
女性・・・スーツもしくは落ち着いた色のワンピース(柄物などは避ける)
 
多くの方はふだん着で行くようですが、なるべく軽装や露出の多い服装は避け、少しフォーマルな服装で行くことをおすすめしておきます。
特に注意したいのは、格式の高い神社ではあまりにもラフな格好だと受け付けてもらえない場合もあるそうです。また、神社やお寺によっては礼服を指定しているところもありますので、不安な場合は事前にチェックをしていきましょう。

厄除け・厄払いの金額

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最後に、気になる金額についても見ていきましょう。
神社・お寺に渡す祈祷料きとうりょうの金額は、同じ神社・お寺でも、祈祷後にいただくお札(ご祈祷符)の大きさや、祈祷の期間によって変わります。
3,000円?、5,000円?、7,000円?といった5,000円前後で設定されているところが多いようです。
祈祷料は“気持ち”や“お礼”なので、金額に関しては自分の財布と相談し、優先順位を決めていってはいかがでしょうか。

ちなみに祈祷料は神社やお寺の社務所や受付にて申し込み時に納めます。基本的にのし袋に入れる必要はないものですが、そのまま渡すのは気がひけるという方は、のし袋に入れて納めるといいかもしれません。

厄年だからってネガティブになる必要はない!厄年は“役”の年でもある

ここまで「厄」についてのマイナスなイメージを説明してきたので、これから厄年を迎える人は嫌な気持ちになったかもしれません。ですが実は「厄」を「役」として捉える風習もあるそうです。

大役を担う・役目を与えられる年=チャンスの年だから成功を祈願してお参りに行こう、という考え方をすれば、ポジティブな気持ちで新年も迎えられますよね。役者さんの中には「役を落としてしまう」という意味合いから、あえて厄払いにいかない人もいるのだとか。

ただ、前に述べた「厄年は人生の転換期」というとおり、肉体的にもいろいろな変化が起きやすい時期です。それゆえに病気にかかりやすい時期なのかもしれません。
普段ご多忙の経営者様の中で大厄に近い方は、これを機に健康診断や人間ドックで気になるところを検査しに行ってみるといいのではないでしょうか。

今年も残すところ数日となりましたが、来年2019年は読者のみなさまにとっても「幸」の多い一年となりますようにお祈りいたします。

厄年にやってはいけないこと

2020年の厄年、厄年の計算、数え方、子供の厄年、「厄年にやってはいけない」とされる結婚・引っ越し・転職・出産の対処方法、についてこちらの記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。

 
厄年とはまた違う厄払い「八方塞がり」について詳しく書いてある記事もあります。

あいみー