万能薬にんにくの効果効能!健康、美容、がん予防。気になるにおいの対処法は?

にんにくは万能薬!栄養満点なにんにくは、免疫力アップ、がん予防などの健康効果や美肌効果、ダイエット効果などの美容効果も期待できるとても優秀は食べ物です。効能豊富なにんにくですが、やはり気になるのはにんにくを食べた後の口臭。そう、にんにくのにおいです。そこで、にんにくを食べた後のにおいを消す方法やにおいを抑える調理法をご紹介。その他、にんにくの保存方法ににんにくを使った健康レシピなど徹底解説。

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黒にんにくの登場も相まり、最近再び注目が集まっているにんにく。
にんにくは「からだが元気になる食べ物」と広く認識されていますが、にんにくの成分、栄養素がどのような健康効果を生み出しているのかご存じですか?
にんにくチューブなど、料理をする際の隠し味としても活躍してくれるにんにくですが、調理方法によって期待できる効果が変わります。

今回は、にんにくの効果効能、気になるにおいの抑え方や調理のコツまで、徹底解説します!
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にんにくとは?にんにくについて詳しくなろう!

にんにくとは?どんな植物?

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にんにく(漢字:大蒜、蒜、葫、忍辱 / 英語:garlic)
分類:ユリ科ネギ属
原産地:中央アジア

 
にんにくは、ねぎや玉ねぎの仲間に分類されます。
普段私たちが食している部分は、地中で育つ「りん茎(けい)」と呼ばれる部分。りん茎は、通常6~12個の「りん片(ぺん)」からなり、品種によって「白」「淡桃色」「赤褐色」「赤紫色」などの色があります。

中国料理に欠かせないのが、りん茎より上の「葉にんにく」。にんにくの若い葉を収穫したもので、日本では高知や沖縄など一部の地域で売られています。

「にんにくの芽」または「茎にんにく」と呼ばれる、生育後半の葉の中から伸びてきた花茎(かけい)を若いうちに収穫したものは、葉にんにくより手に入れやすく、にんにくと比べると匂いが少ないといった特徴があります。

にんにくは「五葷」の仲間

臭気の強い5種類の野菜のことを総称して「五葷(ごくん)」と呼ぶのですが、ニンニクはこの「五葷」の仲間の1種類にあたります。
五葷に数えられる野菜は全て強精作用があり、にんにくの他、にら、のびる、らっきょう、ねぎのことを言います。古くからにんにくには、精力増強作用があると知られており、精力がつきすぎてしまい修行の妨げになるからと、山門の前などに「葷酒山門に入るを許さず」と標示を立てられてしまうほどでした。お酒と並べて禁止しないといけないほど、我慢しがたいものだったのですね。

豊臣秀吉のエネルギーはニンニクだった!?

戦国時代から安土桃山時代を生き抜いた天下人、豊臣秀吉(とよとみひでよし)は実はにんにくの使い手としても有名でした。
どんな使い方をしていたかというと、にんにくを紐でつなぎ首飾りにのようにして携帯し、戦の最中にエネルギー補給として首から下げたにんにくを生のままかじり体力を回復していたのです。豪快な食べ方は、さすが農民から天下人になっただけありますね。

秀吉以外にも古代の英雄日本武尊(やまとたけるのみこと)が東北地方の賊軍を平定し、帰国の途中足柄山で食事をしていた際、白い鹿に化けた山の悪霊が近寄ってきたので食べかけのにんにくを投げつけ退治したという話も残っています。
世界では、古代エジプトでピラミッド建設の労働者がスタミナ源として食べていたという話が有名です。

疲労回復をしてくれるだけではなく、戦場などに出没しやすい悪霊からも身を守ってくれる、魔除けの力があると信じられていたニンニクは、昔から戦いのプロである武将たちには欠かせない食材だったということが分かります。

にんにくの効果効能。にんにくの栄養について詳しくなろう!

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昔から健康食材として重宝されていたニンニクですが、にんにくの栄養素にはどういったものがあるのでしょうか?また、それらの栄養素は、私たちの健康にどのような効果をもたらしてくれるのか、詳しくみていきましょう。

にんにくの栄養素

にんにくには、筋肉の疲れをとる「スコルジニン」「アリシン」が豊富に含まれています。
スコルジニンは、代謝を高めて全身の血行をよくし、筋肉の疲れをとってくれるのですが、実は無臭。あの、にんにく特有のにおいの元になっているのはアリシンです。
アリシンは、体内でビタミンB1の効果を高め、慢性的な疲労を回復させる働きがあります。また、胃腸の粘膜を刺激して消化機能を健全にしてくれるだけでなく、食中毒などを予防する強力な殺菌作用も期待できます。胃腸の働きを活発にしてくれる効果もあるので、滋養強壮には欠かせない野菜なのです。
その他にも、ビタミンB1・ビタミンB2をはじめとした各種ビタミン、リン、カリウム、亜鉛、銅などのミネラルも豊富です。

また、アメリカの国立がん研究所は、長年の疫学調査の結果、1990年にがんの予防効果が高い食べ物をピラミッド型にして発表(デザイナーフーズと呼ばれる)したのですが、その際に、にんにくを最上段に配置しました。
最近の研究では、刻んだにんにくを低温の油で加熱することで発生するアホエンが、にんにくの成分の中でも特にがん予防効果があると分かっています。


■にんにくの主な食品成分(可食部100g当たり)
対象 エネルギー 水分 たんぱく質 脂質 炭水化物
にんにく 生(りん茎) 136kcal 63.9g 6.4g 0.9g 27.5g
にんにく 油炒め(りん茎) 199kcal 53.7g 8.2g 5.9g 30.6g
にんにく おろし 171kcal 52.1g 4.7g 0.5g 37.0g
※文部科学省 食品成分データベース / 出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)

にんにくパワーが健康・美容にもたらす10の恵み

①免疫力をアップして風邪やインフルエンザを予防する
体温が1℃上がると免疫力は6割アップするといわれています。にんにくを食べることで体温が上昇し、免疫力の増強が期待できます。免疫細胞も活発になり、抗ウイルス作用などの働きにより病気に対する抵抗力がつきます。

②筋肉強化に精力回復、強壮効果でスタミナアップ
アリシンの強壮効果をはじめ、にんにくにたっぷり含まれているアルギニンというアミノ酸は、筋肉を強化し体力をつけるのに役立ちます。アルギニンは、性ホルモンの増加を促す成分としても注目されています。

③糖質を燃やし疲労と脂肪の蓄積を防ぎ、ダイエット効果も
ビタミンB1が不足すると糖質の不完全燃焼が起こり、体内に疲労が蓄積されやすくなります。アリシンには、ビタミンB1の働きを強化する働きがあり、余分なエネルギーを燃やす褐色脂肪細胞を活発にしてくれます。つまり、疲労回復だけでなく、太りにくい体にしてくれるのです。

④抗酸化作用の働きで血行促進、血色の良い美肌に
にんにくに豊富に含まれているアリシンには抗酸化作用の他、血管を拡張し血液の流れを良くする働きがあるため、血行促進効果が期待できます。にんにくに含まれるビタミンEも同様の働きをし、健康的な肌を作ります。血行の改善は、整腸作用にも効果的です。

⑤新陳代謝が活性化することでアンチエイジング効果も
スコルジニンという成分は、新陳代謝やホルモンなどを活性化させ、お肌の美しさを持続させるといわれています。皮膚の老化を防ぐ成分と、細胞の若さを保つといわれるビタミンEやビタミンCを同時にあわせ持つにんにくは、アンチエイジングにうってつけな食材です。

⑥アリシンが発生させるアホエンは、がん予防に効果的
「にんにくのにおい成分であるアリシンを低温で加熱することで発生するアホエンは、がん予防に効果がある」というアメリカ国立がん研究所の研究結果があり、がん予防の可能性が高い食品上位に選ばれています。

⑦動脈硬化や血栓を防いで丈夫な心臓をつくる
脂肪の多い料理を食べ続けているとたまってしまうのがコレステロール。コレステロールは、動脈硬化や血栓の原因になりますが、にんにくに含まれるアリシンやビタミンEはこれらを予防する働きがあり、丈夫な心臓をつくる強い味方になってくれます。

⑧血行の良化で冷え性の体質改善
血の巡りがよくなり新陳代謝がよくなると、手足の冷えが緩和されます。古くから「温菜」「温薬」として親しまれてきたにんにくには、冷え性改善の効果も期待できます。女性に多い末端冷え性の悩みも改善してくれます。

⑨保温効果とアミノ酸効果で安眠・睡眠の質改善
アリシンとビタミンB1が合体することで生成されるアリチアミンには、脳・中枢神経の異常興奮を沈静化する働きがあります。にんにくに含まれるアミノ酸によるくつろぎ作用、にんにくの保温効果によるリラックス作用は、心地よい眠りへの導入を手助けしてくれます。

⑩からだの総合力を高めることで自然治癒力がアップ
良質な睡眠に疲労がたまりにくい体、血行を良くして免疫力がアップしたからだは、自然治癒力も高まります。にんにくには、わたしたちのからだの基礎体力を底上げしてくれる要素がたくさん詰まっています。 

気になるにんにくのにおい。どうしたらよい!?