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TRUK本厚木建設の背景 -「技術で利益を生む」コンストラクション・マネジメント業務

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2024年2月、神奈川県本厚木駅前にTRNグループが誇る新たなランドマーク、「TRUNK本厚木」が竣工しました。今年の6月にはグランドオープンし、地域のコミュニティの場としてみなさまをお迎えします。

TRUNK本厚木の建設は、企画から計画、設計、発注・契約、そして工事に至るまで、数々の工程に関わる人々が一体となって実現されました。この記事では、その建設の舞台裏に焦点を当て、TRNシティパートナーズ(以下、TCP)のコンストラクション・マネジメント担当者である柳さんに、建設過程やCM業務の魅力についてインタビューを行いました。TRUNK本厚木建設の背景にある、TRNグループの街づくりへの情熱をお届けします。

「TRUNK本厚木」の建設から未来を創造

柳 文基(ヤナギ ブンキ) / TRNシティパートナーズ コンストラクション・マネジメント室 室長

2019年中途入社し、コンストラクション・マネジメント(CM)職として従事。一級建築士や一級施工管理技士の資格と実務経験を活かし、建物新築のマネジメントや中古物件購入後の法的不適合の是正、ショップサポートシステムやサブリースなどの法的チェックなどを行う。

ーー柳さんがコンストラクション・マネジメント室で担当している業務を教えてください。

業務は主に3つあります。まず1つ目は、新築プロジェクトにおいて、設計者や施工者との調整や連携を図り、プロジェクトがスムーズに進行するようサポートすることです。次に2つ目は、中古不動産が法的に不適合な場合、是正するための提案書を作成することです。そして最後に3つ目は、ショップサポートシステムやサブリース契約時に、必要な要件や基準が適切に満たされているかを確認することです。

ーーTRUNK本厚木の建設において印象的だったエピソードはありますか。

私はコロナ禍に一時的に他の部署で業務を行い、2021年6月に再度現在のコンストラクション・マネジメント室に戻ってきました。その時点で、TRUNK本厚木プロジェクトは既に進行していたのですが、CM業務が全くの未着手で、スケジュール的に非常に厳しい状況に直面していました。入札参加者に要綱書を配布する中でも、建築コストの急上昇や予算のコントロールに苦慮するなど、不測の事態が相次ぎ、順調なスタートとは言えない状況でした。

そうした困難に直面し、ひとつひとつの問題に対処するなか、設計者や社外コンサルと協力して、チームとしての結束が着実に強固なものとなっていった過程が心に残っています。チームとしてさまざまな関係者と共にプロジェクトを進めることは、単に建物を建てる作業にとどまらず、私たちやステークホルダーの未来を形作っていく過程なのだと感じました。このプロセスを通じて、将来に向けて持続可能な地域社会を築くための一歩を踏み出していることを強く実感しました。

「技術で利益を生む」コンストラクション・マネジメント

ーーコンストラクション・マネジメント業務の魅力と、業務において大切にしていることを教えてください。

入社した当初、コンストラクション・マネジメント室は新設部署であり、何もかもが未確定な状態でした。不安なことも苦労することもたくさんありましたが、それと同時に、自ら道を切り拓き、全てを築いていくことに面白さも覚えました。
業務を遂行する上で大切にしているのは、「技術で利益を生む」という視点です。技術や知識は単なるツールではなく、人々のために役立つものです。そのため、建物を造るだけでなく、その建物が利用される人々がビジネスを展開しやすい環境を提供できるよう考えることが大切です。迷ったときはいつも「技術で利益を生む」という視点に立ち返り、熟考し、完遂を目指しています。
コンストラクション・マネジメント業務は、整備されたトラックで速さを競う競技ではなく、道なき道を自らルートを決めて進むロッククライミングのような冒険の連続だと感じています。

TCPで磨く独自のキャリア

ーーTCPでコンストラクション・マネジメントとして働くことによって身につくキャリアやスキルについて教えてください。

TCPのコンストラクション・マネジメントでは、知識や技術がビジネスにどのように貢献し、利益を生むかを常に意識しなければいけないため、自ずとビジネスにおける戦略的視点を磨くことができます。この視点を持つことで、利用者の利益が円滑に回り、結果的には我々自身の利益にも繋がります。

また、TCPやTRNグループ内で働くことには、他では得難い独自のポイントがあります。それは、グループ全体、または各部門との連携を通じて、プロジェクトを成功に導くスキルや経験を積むことができることです。これにより、単なるプロジェクトマネージャー以上のスキルやリーダーシップが身につき、キャリアの幅が広がります。TCPのコンストラクション・マネジメントでのキャリアは、技術とビジネスの掛け合わせにより、他にはない独自性を得られるものだと感じています。

ーーコンストラクション・マネジメント担当者として、今後挑戦したいことを教えてください。

今後の挑戦として、「技術で利益を生む」という視点から、私たちのビジョンと事業への貢献を更に高めていくことが目標です。お客様の利益に貢献することが、最終的には私たち自身の利益に繋がるという信念を持ちつつ、これからも新しい道を切り拓く中で、私たちなりのアプローチで真摯に考えていきたいと思っています。

TRUNK本厚木ご紹介

TRUNK本厚木は、これまで全国4,000件以上の店舗を展開してきたTRNグループが手がける地域に根ざした商業施設です。「Community of Real Life」をコンセプトに掲げ、地域の人々が日常生活で求めるサービスやアクティビティの場を提供し、地域の結びつきを深める新たなコミュニティの場を創出します。

一際目をひくシンボリックな外観

他にもTRNグループでは、駅前の店舗不動産に特化し、物件の取得から開発、リーシング、管理までを一貫して行っています。「TRN」「TRUNK」を冠する2つのブランドを中心に、全24棟を所有またはファンド物件として展開しています。