ラーメン屋を開業したい!費用・準備・方法は?失敗しないポイントを紹介!

ラーメン屋を開業したいなら、立地・ターゲット・価格・利益・費用と考えなくてはいけないことがたくさんあります。ラーメン店を開業するにあたって、費用、準備・方法、失敗しないためのポイントは絶対に抑えておきたいところです。費用と言っても、物件や設備にかかる費用、運用資金としての費用とさまざまです。事業計画の作成は必須ですし、立地やターゲットによって、ラーメンの価格や利益も変わってきます。考えなくてはいけないことがたくさんある中で、失敗しないポイントをご紹介します!

ラーメン屋の開業で考えておきたい立地、ターゲット、価格、利益
そして、忘れてはいけないのが費用です。なかでも、利益を考える中で経費の多くを占めるのが、材料費と言われています。
今回は、独立でもフランチャイズでも、ラーメン屋の経営を軌道に乗せるために必要なポイントをご紹介します。

ラーメン屋は新規参入しやすくても経営が難しい?

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ラーメン屋は、飲食店の中でも比較的参入がしやすいジャンルと言われていますが、廃業率も高い傾向にあります。
NTT の iタウンページ、2020年3月時点での情報だと、全国のラーメン屋数はおよそ26,500軒となっており、2017年と比較して6,000軒ほど減ったというデータが出ています。
単純に考えて3年間で6,000軒以上が廃業または撤退したということです。
また、新規参入したラーメン屋の半数近くが1年以内に閉店するとも言われています。
 
ラーメン屋は、店内の席をカウンター席のみにするなど小規模店舗で開業できるため、工夫次第で店舗改装費用や家賃を抑えることができます。また、メニューを固定することで仕入れが複雑になりにくい点、目的来店を狙いやすい点から、飲食店の中では新規参入しやすい業態という印象を持たれているようです。
しかし、現在の廃業数を見ると『新規参入はしやすいが廃業率も高い』状態と言えます。
 
これからこの記事でご紹介する項目は、ラーメン屋を開業するにあたって、最低でも学んでおきたい「費用」「準備・方法」「失敗しないポイント」の3つになります。
 

ラーメン屋を開業する時にはどこに費用がかかる?

費用と言っても、開業資金もあればラーメン屋を継続していくための人件費や家賃といった固定費、料理にかかる材料費など細かく分類することができます。
それでは実際に、何に費用が発生するのかを見ていきましょう。
 

物件にかかる費用

土地や店舗を準備する場合、物件の取得費用がかかります。
家賃、仲介手数料、礼金、保証金は、ほとんどの場合に必要で、家賃は毎月の出費のため固定費として考えます。
仲介手数料は、物件を紹介してくれた不動産屋に支払うもので、礼金は大家さんに支払うものです。仲介手数料と礼金の金額設定に決まりはないため、各項目の金額は変動します。
保証金は、敷金と同じような意味合いで、家賃の滞納時や物件を退去するときの原状回復費として充てられるお金でもあります。通常は、家賃6ヵ月〜10ヵ月分がかかります。物件の契約時「敷引き」という特約がついていたら、原状回復後に残金があっても一定額は返還されません。
 

設備にかかる費用

居抜き物件でない限り、設備費が必要になります。
いちからラーメン屋を作る場合、壁、照明、水回りなど全てに費用が発生します。
厨房設備としてはキッチン、茹で麺機、冷蔵庫、寸胴などが必要で、自家製麺を売りにする店舗の場合には、製麺設備も必要でしょう。あとは各調理器具も揃える必要があります。
その他、下水道に食油が流れないようにするグリストラップという設備が必要な地域もあるので、確認しておきましょう。
居抜き物件で開業する場合、設備費は最小限に抑えることができますが、その代わりに造作譲渡手数料が発生することがほとんどです。
 

数ヵ月分の運用資金

ラーメン屋に限らず、店舗の開業には数ヵ月分の運用資金があると良いでしょう。
運用資金の目安は、食材、水道、光熱費を半年分、店舗の従業員に支払う人件費を半年分、そしてオーナーの生活費が半年分あると望ましいと言われています。
開業後の利益で固定費をまかなおうとすると、店舗が軌道に乗るまでの資金繰りが大変になってしまいます。必ず発生する固定費を各項目で数ヵ月〜半年分ずつ用意しておくことで、各種支払いの心配が少なくなり、経営に集中することができます。
 

例えば、東京都内でラーメン屋を開業する場合・・・。

では、もう少し具体的にイメージできるよう、ラーメン屋の開業例を紹介します。 
 
東京都内に10坪程度のお店を開業する場合、物件取得費、内装、外装、厨房設備費、広告宣伝費などあわせて1,000万円ほど必要と考えます。
この例での物件取得費は前述の通り、保証金として家賃の6ヵ月分、礼金や仲介手数料は家賃の1ヵ月分と仮定しています。
費用を抑えたい場合には居抜き物件を探すほか、10坪以下で空中階の物件にするなど、工夫をすれば500万円以下に抑えることも可能です。
ただし、保証金や礼金、仲介手数料に関しては、地域性や物件によるため、この限りではありません。必ず開業エリア内の相場を確認しておきましょう。
 
ラーメン屋を開業するのに必要な準備とは?失敗しないためのポイント

ラーメン屋を開業するのに必要な準備・方法

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ラーメン屋を開業するにはどのような準備が必要なのか、また、どんな方法があるのかについてご紹介します。
まず、どの業態にも共通して言えるのが、事業計画は必須であるということです。
事業計画の中でも、最低限考えておきたいのは、「立地」「ターゲット」「ラーメンの価格」「利益」の4つです。
 

立地、ターゲット

どのような年齢層・性別・家族構成で、どのようなシーンでの来店を想定するのかによって立地やターゲットは変わってきます。
順番としてはまず、どんなラーメンをどんな人に提供したいかを考え、そのラーメンがマッチする立地を探す、という順番で進めるとスムーズに計画を立てられるでしょう。
 

ラーメンの価格、利益

立地とターゲットが決まったら、そのターゲットに対して、どのくらいの価格帯のラーメンを提供するのかを決めます。
それにより、一杯のラーメンから見込む利益を考え、日、週、月で見込みの売り上げを考えます。
 
例えば、メニューの価格や利益を考えた時、メインのラーメンよりも充実したサイドメニューから、利益を上げる方法も考えられるでしょう。
その場合のメリットとしては、サイドメニューでの利益を見込む分、ラーメンの価格を下げられることにあります。低価格なラーメンとして他店舗との差別化を図ることで、見込み顧客にインパクトを与えるアピールが可能です。
 

開業方法を考える ~独立 or フランチャイズ~

開業方法についても考えなくてはいけません。開業方法には大きく分けて「独立」と「フランチャイズ」の2つがあります。
 
◆独立
味へのこだわり、価格、その他のサービスを自分の好きなように決めることができる反面、お店の味やサービスをお客様に伝える術も考えなくてはいけません。
「独立」は、いかにして見込み顧客を集客し、美味しいラーメン屋だと認知されるかが勝負になります。
 
◆フランチャイズ
開業までのフローが確立しており、店舗名だけでもラーメン屋として広く認知されていることが多いため、独立開業ではすぐに手に入れられない信用や支援を最初から得ることができます。ある程度の集客見込みが予想できる状態で開業したいと考えるのであれば、フランチャイズでの開業を視野に入れてみても良いでしょう。
ただし、注意したいのがロイヤリティ。ロイヤリティの設定はまちまちですが、売り上げの数%または一律いくらと設定され、毎月支払う必要があることがほとんどです。
 
フランチャイズは、ブランド力やノウハウを得る代わりに、独立開業よりも利益率が低くなる可能性や自由度の制限があります。自身のこだわりを通したい人にとっては、フランチャイズより独立開業のほうがのびのびと店舗運営することができるでしょう。

フランチャイズの意味や仕組みについて詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

  

ラーメン屋を開業するのに失敗しないためのポイント

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独立でもフランチャイズでも店舗を継続させる大事なポイントの一つには「集客」があります。
どれだけ開業したラーメン屋に思い入れがあっても、どれだけ立地がよく店舗名が知られているとしても、お客様が来なければ利益は生まれません。
 
具体的な集客方法としては、チラシ・看板・ホームページ・SNSといったところから、地域のフリーペーパーや食関係の雑誌への掲載、飲食店やラーメン屋を集めたポータルサイトへの登録、Googleマイビジネスの活用などがあります。
都内のように人口の多い地域や観光地への出店の場合、競合店舗数が多くなる傾向にあるため、Web集客を活用し、できる限り自店舗を人目に触れさせるのがおすすめです。
SNSであればInstagramやTwitterの投稿で「地域名+ラーメン」というキーワードで検索された際に見つけてもらえるよう工夫しましょう。投稿やプロフィール、ハッシュタグを工夫すると、見込み顧客の関心を集めるのに効果的です。
 
それにプラスし、Uber EATSのような宅配ができるメニューの考案、テイクアウト用にパッケージングしたお持ち帰りセットなど、立地や状況に合わせた集客活動ができるかどうかが重要になってきます。フットワークを軽くし、常に店舗を進化させることを意識しておきましょう。
 

まとめ

飲食店業界の中でもラーメン屋の開業は人気があり、開業のために必要な情報はあふれています。
どの業種での開業にも言えることですが、利益構造を考えて事業を継続できる計画が立てられなければ、成功は難しいでしょう。また、そのための十分な資金を調達しておくことも必要です。
簡単にできる、安く開業できるという情報だけで開業を決めるのではなく、しっかり基本を固めて継続できるビジネスモデルを構築しましょう。
廃業してしまうラーメン屋の中には、開業の準備不足や、時代とのミスマッチが原因で経営不振に陥った店舗もあるでしょう。
開業の準備は自身でコントロールできる部分です。慎重に計画し、リスクを減らしてチャンスを掴む確率を上げましょう。
 

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店通編集部