人柄・スキルを活かす!飲食業が向いている人の特徴と見分け方とは?

飲食店を運営する上で課題の1つとしてあがってくるのが「人材不足」。今回は、飲食店で働くのに向いている人材とはどのような人なのか、どういった経歴の持ち主を採用すると飲食業界で活躍する人材に成長するのかなどをご紹介。その他、採用時の注意点や面接時に見るべきポイントについても解説しています。お店にあった人材を採用し、飲食店の課題である人手不足を解消しましょう!

慢性的な人材不足が問題となっている飲食業界。
「多店舗展開を考えているけれど、お店を任せられる人材がいない」、「採用したはいいがすぐに辞められてしまう」といったお悩みを抱えている飲食店経営者の方も多いのではないでしょうか?
こちらの記事では、そんな飲食店経営者の方向けに飲食店で働くことに向いている、活躍できる、優秀な人材を採用するための方法についてご紹介していきたいと思います。
 

飲食店に向いている人材の特徴とは?

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飲食業は食事や飲料を提供する接客を伴うサービス業です。そんな飲食業に向いている人材には、どのような特徴があるのでしょうか?
ここでは採用担当者なら抑えておきたい、飲食店スタッフに求めるべき6つのポイントについてご紹介していきます。
 
①コミュニケーション能力
コミュニケーション能力はもはや全ての職種において必須のスキルです。サービス業である飲食店では、特に重要視されるポイントでもあります。
コミュニケーション能力とは、人と円滑に意思疎通をする能力のことを指します。飲食業は単に飲食物を提供するだけでなく、飲食を通じた会話の場や雰囲気を提供する仕事です。話していると心地よく、楽しい気分にしてくれるような人は、飲食業の仕事でもきっと活躍できるはずです。
 
●面接時のポイント 
面接での受け答えはコミュニケーション能力を測るうえで良い参考となります。質問の意図をしっかり理解して返事をしているか、わからないことがあれば質問を返してくるかなどを判断の基準にしましょう。
 
②気遣いができる
飲食店を利用するお客様は、普段は味わえないおいしいものや楽しい空間を求めて来店されます。お客様へ良質なサービスを提供するには、従業員のお客様に対する心配りが不可欠です。気が利く従業員には、お客様がファンになってくれることも多く、お店の売上にも貢献してくれる可能性があります。
気遣いは対人サービスだけでなく、メニューの配置や空調の管理などにもおよびます。テイクアウトやデリバリーにはない、実店舗ならではの魅力を活かすため、細やかな気遣いのできる従業員の存在は欠かせません。
 
●面接時のポイント  
気が利いた行動ができる人は、細部までものごとをチェックしています。「こういった状況ならあなたはどうしますか?また、なぜそうするのですか?」といった、ケース面接をすることによって、その人がどういった点に注意し、細かい部分にまで気を向けられる人なのかを判断しましょう。
 
③タフである
お店にもよりますが、飲食業は基本営業時間が長く、覚えるべき業務が多岐にわたっています。そのため身体・精神共にタフであることが求められます。
忙しい時間帯や時期によっては、数時間立ちっぱなしということもありますし、ときには理不尽なことでお客様からお叱りの言葉をいただくこともあります。そういった状況でもその経験をバネに、めげない強い心を持った人は、飲食業界で長い期間働くことができるでしょう。
 
●面接時のポイント   
タフであるかどうかは、見た目だけでは判断できません。その人がこれまでに成し遂げたことや習慣にしていることなどの質問から、健康状態や精神力の強さを推し量るようにしましょう。
 
④食への興味
食べ物やお酒に興味がある人は飲食業に向いていると言えます。自分の好きな分野の職種であることは、楽しく働く動機にもなります。
興味を持ったことに対しては、自ら学ぼうという意欲が生まれます。意欲のある人間は、技術や知識の習得も他の人と比べて早くなりがちです。そういった人材には、率先して仕事を任せることで仕事に対するやりがいが芽生え、より優秀な人材へと成長してくれることでしょう。
 
●面接時のポイント 
面接で志望動機を掘り下げることによって、その人がどのくらい食へ興味を持っているかを判断できます。「この店でどんなことがしたいですか?」といった採用後を仮定した質問も、採用した際に任せる仕事を判断する材料となりますので、聞いておくと良いでしょう。
 
⑤独立志向
独立志向がある人もまた、成長が早く即戦力になりやすい傾向にあります。飲食業は業務が多岐にわたりますが、その分いろいろなことを経験でき、広く経験値を得ることができます。独立志向の強い人材は、自分の将来を見据えいろいろなことに興味を持っているので、どんな業務に対しても前向きに取り組み、スキルを身につけていってくれることでしょう。
また、経営者と同じ目線で業務に取り組むことができる人材は、単純に業務をこなすのではなく、お店全体のこと、例えば提供メニューの品質面、接客などのサービス面やコスト面での改良点について考えながら働いてくれます。煩雑な業務をこなしながら、高いモチベーションで自主的に行動できる人材は貴重です。
 
●面接時のポイント 
独立志向の有無を面接で確認することは、比較的簡単かと思います。ですが、独立志向があるということは、いつか辞めてしまう恐れがあることを忘れてはいけません。優秀な人材であったとしても、いずれは去ってしまう恐れのある人を採用する場合、どのくらいの期間で独立を考えているかをあらかじめ聞いておくと良いでしょう。
 
⑥人にものを教えるのが好き
人になにかを教えることが好きな人も飲食業に向いています。飲食店はチームワークが欠かせません。なにかを教えることがうまい従業員は、他の従業員の定着にもひと役買ってくれるので、積極的に採用していきたいところです。
 
●面接時のポイント  
教えることが好き、もしくは得意な人を見分けるには、面接での雑談が効果的です。例えば好きなものや趣味の話題をあげ、それについて疑問や質問を投げかけてみましょう。どのように説明をしてくれるのかを参考にしてみてください。
 
どんな経歴の人が飲食店に向いているの?採用する際に注意するポイントは?

飲食店に向いている人材の経歴とは?

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次に飲食業に向いている職歴について解説していきます。中途採用の場合、職歴は飲食店勤務の適性判断の材料となりますので、ぜひ役立てていきたいところです。
 
●販売職
販売職の人材は、飲食店スタッフに求められるスキルの多くを持っています。対人コミュニケーションや商品を売る能力、お店全体を見渡す気配りなど、販売職で培われるスキルは飲食店のスタッフとしても非常に有用なものばかりです。
そのため、販売職経験者は積極的に採用していきたい人材の候補と言えるでしょう。販売業の中でも、アパレルショップや雑貨店などの実店舗でお客様への提案や相談を頻繁に受けていた職種出身の方は、飲食店スタッフに向いています。現場でお客様とより近い距離で接していた経験は、飲食店での接客サービスでも大いに役立ちます。
 
●営業職
営業職を経験した人材は、取引先や顧客など多くの人と接する中で、社会的なコミュニケーションスキルと販売スキルを身に着けていると考えられます。また、営業マンには個人目標が与えられることがほとんどなので、数字に対する強い意識を持っていることも特徴です。

特に飲食業に向いているとされているのは、一般客に対する商品の販売を行うBtoC(企業(business)が一般消費者(Consumer)を対象に行うビジネス形態のこと)業態の営業職です。飲食業も同じBtoC向けの業態であるため、前職での販売経験を活かすことができます。
反対に、企業向けの販売を行うBtoB業態の営業を経験した人材は、法人企業との取引経験が豊富なため、飲食店の仕入れ業者などとの商談で特に力を発揮してくれるでしょう。
 
●調理師
飲食店に欠かせない料理のスキルを持った調理師は、心強い即戦力です。調理師の仕事は料理の再現性や衛生管理が徹底されているので、品質が高く安全な料理をつくる調理スタッフとして活躍してくれるはずです。調理師の職場は同業である飲食店や宿泊施設のほか、福祉施設、学校給食などいろいろあります。
飲食店は、注文を受けてからスピーディーな料理の提供が求められます。飲食店で働いたことのない人を採用する場合は、調理のスピード感を意識してもらうようにましょう。
 
●教職員・講師
教職員や塾講師などの職歴を持つ人材は、人にものを教えることや現場をまとめる能力に長けています。身内であるスタッフに対する的確なアドバイスや、モチベーションを向上させることが得意な人が多いので、飲食店を裏からまとめるリーダーとしての能力を発揮してくれるはずです。教職員や塾講師経験者を店長や幹部候補として採用するのも良いかもしれません。
 

飲食店に向いている人材を採用するには?

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ここまでは飲食店スタッフとして採用したい人材について解説してきました。では、その人材はどうすれば採用することができるのでしょうか?
その方法について3つのポイントをご紹介していきます。
 
●給与以外のメリットを提示する
あなたのお店で働くメリットを提示しましょう。給与は一度決めたら上げることはあっても、下げることは難しいです。そのため高い給与を求人のメリットにするのは避けたいところ。
求職者に合わせた給与以外のメリットを訴求してみましょう。メリットの提示はあなたのお店が必要とする人材のニーズに合わせて変えると効果的です。
例えば、「テストの多い学生向けには融通の利くシフト」「一人暮らし向けにはまかない無料」「がっつり働きたいフリーター向けにはシフトインの回数によって時給を上げる」などが考えられます。これらのメリットについては、仕事概要やPR欄などに「まかない無料」「シフト週2~OK!」「時給アップ制度あり」などと記載し、広くアピールするのが効果的です。
 
●必要な人材像を明確にする
飲食店の人材に求められるスキルは、仕事内容によって変わってきます。例えば、接客を必要としない清掃スタッフであれば、接客に適した言葉遣いに慣れていない人材でもしっかりと業務をこなしていれば問題はありません。また、店長候補を探しているのであれば、どんなに仕事ができたとしても、周りとの協調性がないと判断されるのであれば採用するべきではないでしょう。
このように採用した人材にどんな仕事を任せるのか、そのために重視すべきスキルはなんなのかを明確にし、採用活動に臨みましょう。そうすることによって、本当にあなたが求めている人材を採用できる確率が上がります。
 
●デメリットもしっかりと明かす
採用活動の際にデメリットをしっかり明かしておかないと、後々問題に発展してしまうことがあります。例えば、残業が頻繁にあることや、仕事着は自前で用意してもらう必要がるといったことなどです。事前にデメリットを伝えていなかったことで、採用した人材にすぐに辞められてしまったという例も少なくありません。
採用したのにすぐに辞められてしまっては、それまでにかけた手間と時間と費用がすべて無駄になってしまいます。また、デメリットの記載をしておくことで、その条件に合わない方が応募をしてくる可能性が低くなるので、不要な面接を省くこともできます。ミスマッチな採用を避けるためにも、デメリットと考えられる条件も正直に伝えるようにしましょう。
 

まとめ

飲食店には、日常では味わえない品質のサービスが求められます。レベルの高いサービスを提供するためにさまざまな手段を要しますが、やはり優秀な人材は欠かせません。自分のお店に足りない人材はどういった人材なのかを明確にし、適した人材を採用できるよう心がけましょう。
お店があっても、働く人がいなければお店は成り立ちません。自分のお店で働いてくれる従業員に対する感謝の気持も忘れないようにしましょう。
 

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店通編集部