飲食店のセルフオーダーシステムとは?メリットやデメリット、どういったサービスがある?

店舗のセルフオーダーシステムとは、タブレット端末やスマートフォンなどを利用した注文受付システムのこと。メリットは、人件費やオーダーミスの削減・お客様のストレス減・データ収集、デメリットは対人サービスが減ること、年配のお客様に馴染みがないことが挙げられます。さらに、セルフオーダーシステムを4つご紹介します。


数年前から人手不足に悩まされている飲食業界では、労働生産性の向上や業務のIT化が求められています。この課題を解決する一端を担っているのが、セルフオーダーシステムの導入です。セルフオーダーシステムを導入する飲食店はここ数年で増え続けており、今後も需要はさらに高まっていくと考えられます。
 
そこで今回は、飲食店の業務効率化を助けるセルフオーダーシステムについてご紹介していきたいと思います。
 
■飲食店の仕入れ業務のIT化、メリット・デメリットについて書かれた記事はこちら。
【飲食店の売上と利益確保】Withコロナ時代の飲食店経営に必要な、仕入れ・メニューの原価管理法  

セルフオーダーシステムとは?


セルフオーダーシステムとは、タブレット端末などの電子機器を活用した注文受け付けシステムです。身近なもので例を挙げると、大手牛丼チェーンで採用されているタッチパネルの券売機や、回転寿司チェーン店のタブレット端末などがあります。最近では、お客様のスマートフォンから注文ができるセルフオーダーシステムも登場しています。

セルフオーダーシステムは注文を受ける役割のほか、スタッフの呼び出しや注文履歴の確認、多言語対応、会計などの機能も兼ね備えています。このように多種多様な機能を持っていることから、セルフオーダーシステムを導入する飲食店はここ数年で増え続けています。

セルフオーダーシステムを導入するメリットとデメリット

セルフオーダーシステムを導入する店舗は増加傾向にあります。「便利なのはわかるけれど、具体的には何が良いの?」という方のために、ここではセルフオーダーシステムを導入するメリットとデメリットについて解説していきたいと思います。

メリット

●人件費の削減
最初に挙げられるのが人件費の削減です。セルフオーダーシステムを活用することによって、お客様の席まで注文を取りに行く時間を省くことができます。その空いた時間はドリンク作りや配膳など他の業務に費やすことができるのです。

特に席数の多い店舗ほどこのメリットは大きくなり、繁忙期にも大きな効果を発揮します。セルフオーダーシステムを取り入れたことにより、ピークタイムの従業員数を減らすことができたという導入事例もあります。

●オーダーミスの削減
セルフオーダーシステムを通して注文を受け付けることで、オーダーミスを防ぐことができます。対人で注文を受け付ける場合、聞き間違いや記憶違いによる「頼んだ」「頼んでいない」というトラブルが発生することも考えられます。セルフオーダーシステムではデータで注文が送られてくるので、そのようなトラブルは発生しにくくなるのです。

●お客様のストレス減
セルフオーダーシステムは来店していただいたお客様側にもメリットがあります。お店が混雑している時間帯は、お客様のところへ注文を取りに行くまでに時間がかかることや、お客様の呼び声に気づくことができない場合もあります。また、忙しそうにしているスタッフを見て、注文を躊躇ちゅうちょしてしまうお客様もいるでしょう。

しかし、セルフオーダーシステムを導入していれば、お客様は端末からいつでも快適に注文することができます。また、近年では外国語に対応したセルフオーダーシステムも増えており、観光客向けのメニューとしてのメリットもあります。

●データ収集
セルフオーダーシステムの大きな魅力のひとつが、データ収集機能です。お客様の注文や会計などをデータとしてすべて記録することができます。どの商品がどれだけ注文されたかを明確な数字で確認することができるので、お店の商品開発やメニューの見直しなどに大いに役立ちます。
主観や思い込みなどに左右されず、お客様のニーズを数値として確認できるところがセルフオーダーシステムの大きな強みのひとつです。

デメリット

●対人サービスの機会が減る
セルフオーダーシステムを導入すると、従業員とお客様がコミュニケーションを取る回数は減ることになります。お客様との接触回数が減ることよって、お店のサービスの質が悪いと判断するお客様も中にはいらっしゃるでしょう。

このデメリットについては、セルフオーダーシステムによって生まれた時間の余裕を、良質なサービスの提供にあてることが改善案として挙げられます。接触回数は少なくても1度のおもてなしのレベルが高ければ、お客様はきっとサービスに満足してくれるはずです。

●年配のお客様には馴染みがない
機械を使ったセルフオーダーシステムは、年配のお客様には嫌がられる傾向があります。スマートフォンに馴染みのないご高齢世代の方は、タッチパネルなどの操作に難しさを感じてしまいます。

そういったお客様のためにも、場合によっては「対人で注文を取る」「高齢者向けの操作マニュアルを作成する」などの対策が考える必要があります。

どんなセルフオーダーシステムがある?セルフオーダーシステムの紹介

どんなセルフオーダーシステムがある?

セルフオーダーシステムにはさまざまな種類があります。ここではセルフオーダーシステムを4つご紹介していきます。どのサービスが自分のお店に適しているかをぜひ比較してみてください。

●Putmenu(プットメニュー)


初期費用:要問い合わせ
月額費用:要問い合わせ

こんな店舗におすすめ!
・観光で訪れるお客様が多い
・お客様のスマホで決済を完了し、レジ会計をなくしたい

Putmenuは、来店前から商品の注文ができる画期的なセルフオーダーシステムです。お客様はPutmenuのアプリから商品を注文し、店内の席に着席した時点で注文が完了となります。

お客様としてはPutmenuをダウンロードしてすぐアプリを使用できるところがメリットです。アプリ上で会計が行われているので、スピーディーに決済をすることができます。また、12言語対応のインバウンド対策機能も魅力的。観光客が多い店舗には最適なサービスです。

URL:https://putmenu.com/


●Okage(オカゲ)

初期費用:86,130円~
月額料金:11,000円~
(店内モバイルオーダーの場合)

こんな店舗におすすめ!
・タブレット導入のコストを削減したい
・セルフレジなど注文機能以外の機器も揃えたい

Okageは、お客様のスマートフォンから注文をいただくオーダー端末不要のセルフオーダーシステムです。お客様に自身のスマートフォンを使ってご注文いただくので、注文ディスプレイの導入コストを下げることができます。

それ以外にもOkageでは、デジタルサイネージ機能を搭載した店内ディスプレイも取り扱っており、お客様の視覚に訴えかける効果的な販促を行うことができます。また、券売機や自動釣銭機、後払い清算機の機能を持ったOkageのセルフレジは、ランチやディナー、テイクアウトなどお店の状況や業態に合わせた様々な使い方ができる点が魅力的です。

URL:https://okagekk.com/


●楽オーダー

初期費用:518,900円~(テーブルオーダープランの場合)
月額料金:9,800円~

こんな店舗におすすめ!
・すでに持っている電子機器を使いたい
・食べ飲み放題の時間管理も同時に行いたい
・ハッピーアワーなど時間帯別メニューにも対応したい

楽オーダーは、安価で使い勝手のよいサービスが売りのセルフオーダーシステムです。最大の特徴はその導入費用の安さ。自分で購入したものや、すでに持っている電子機器を活用することができるので、導入コストを大きく下げることも可能なのです。

楽オーダーにはセルフオーダーシステムの基本である、データのクラウド管理、多言語対応、サイネージ広告、注文と会計の自動化など便利な機能が詰め込まれています。手軽にセルフオーダーシステムを始めたい方におすすめです。

URL:https://www.rakuorder.net/


●O:der(オーダー)

初期費用:要問い合わせ
導入費用:要問い合わせ

こんな店舗におすすめ!
・お客様のスマホで決済を完了し、レジ会計をなくしたい
・食べ飲み放題の時間管理も同時に行いたい

O:derは、注文から決済までの業務全てをデジタル化してくれるサービスです。売上確認やメッセージの配信、メニューの修正など、全ての業務をオンラインで行うことができます。O:derの注文システムは、お客様のスマートフォンを利用したもので、店内での注文はもちろん、お店の外からも注文を受けることができます。また、食べ飲み放題の注文があれば、お客様のスマートフォン上に残り時間を表示させることができるのもポイントです。

また、O:derのアプリ上からお客様へお知らせやクーポンを発信することもできるので、来店のリピートを促すことが可能です。決済は各種クレジットカード、電子マネー、QRコード決済に対応。オンライン化を進めたい店舗に特におすすめのサービスです。

URL:https://business.oderapp.jp/

まとめ

セルフオーダーシステムは飲食店の業務を大いに効率化させる可能性を秘めたツールです。単純にお客様のもとへオーダーを取りに行く手間が省けるだけでなく、データの蓄積による経営改善も大きなメリットとなります。飲食店経営の新たな形のひとつであるセルフオーダーシステム、導入の検討だけでもしてみてはいかがでしょうか?
 

この記事を読んだ方へおすすめ

◆券売機で人件費5分の1!?セルフオーダーのひとつ、券売機を利用した場合と、人を雇用した場合を比較しました。

◆飲食店の売上と利益確保を考えた、仕入れ・メニューの原価管理法とは?withコロナ時代の今だからこそ飲食店の仕入れ業務のIT化がもたらすメリットは?

◆店舗の防犯、オペレーションの改善に活躍!クラウドカメラのメリット・デメリットとは

店通編集部