【動物保護を考える】網戸を登ってきた猫と、一緒に生活することになりました。

保護猫とは?ある日、突然、我が家の網戸をよじ登ってきた野良猫を保護しました。猫を飼育して分かったことや、気を付けたいこと、飼い主のいない猫や犬の殺処分を減らすための活動、保護猫カフェ、電気料金で動物福祉団体へ寄付できる「どうぶつでんき」、迷い猫・犬をなくすためのマイクロチップの義務など、いろいろなことを知りました。動物病院の選び方、猫の去勢手術・避妊手術の価格、避妊手術のメリット・デメリットも紹介します。

年が明けて昨年を振り返ると、いろいろなことが頭に浮かびます。
私生活での大きな変化は、家族が増えたことです。
家族といっても猫ですが、自分にとっては大きなことです。
もともと実家に住んでいるころから犬を飼うことはあっても、猫に対しては否定的でした。
 
店通は「店舗」と「食」に関するメディアではありますが、今回は40歳を過ぎた自分の価値観を大きく変えた「猫」について調べました。

猫との出会い

当初、猫にいだいていたイメージは・・・
  • なつかなそう
  • 勝手でしつけを受け入れなそう
  • 家の壁をひっかきそう

などなど。猫のことを知りもしないで、敬遠していたのです。
 
自分のように昭和生まれのオジサンからすると、家猫の象徴は「サザエさん」の「タマ」です。
基本は軒先に居て、気が向くと自由に散歩に行き、自身のテリトリーをパトロールをする。おなかが空いたら家に帰るか、親切なご近所さんにご飯をもらうといった、とにかく自由気ままに行動するイメージです。なんなら自由の象徴です。

今回猫を飼うきっかけになったのは、家の周りに親猫とはぐれたと思われる子猫が住み着いたことでした。ある日、我が家の雨戸と網戸の間を、子猫がよじ登ってきたのです。

猫を保護して飼い始めると、自分の気分で行動し、甘えたいときに甘え、嫌になったらいなくなるという猫の性質が分かってきました。すると、そんな勝手なところが、むしろうそっぽくなくて、とてもかわいく感じるようになりました。

保護猫とは?

保護猫とは、猫を守る目的で、野良猫や野猫を捕獲したり、飼い主が飼育できなくなって引き渡され、保護された猫を呼びます。
犬や猫を保健所が保護した後、殺処分をしない市区町村が増えているようですが、それでもまだまだ多くの殺処分が行われているのが現実です。

出典:「環境省知っていますか?動物愛護管理法」(環境省)
 

地域猫とは?

この記事を書くにあたり、いろいろと調べていると「地域猫」と呼ばれる猫の存在を知りました。

地域猫(ちいきねこ)とは、特定の飼い主がいないものの、地域住民の認知と合意の上で共同管理されている猫を指す。地域猫活動とは「地域の問題として飼い主のいない猫を住民やボランティアなどが共同管理することで、最終的にそのような猫をなくすことを目標とした活動」であり、管理実態によっては飼い主のいる猫、または飼い主のいない猫として判断される。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

不妊手術の印に耳先をカットされた猫
不妊手術の印に耳先をカットされた猫
  
不妊手術を施した猫の目印に、耳をさくらの形にカットした猫のことで、「さくら猫」とも呼ばれているそうです。
 
野良猫の繁殖を防ぐために捕獲して不妊手術を行い、飼い主の募集を行うことで、飼い主のいない猫をなくすための「過渡的対策」といわれています。

猫や犬の殺処分を減らすための活動について

私のように、身近な野良猫を保護することは良いことだと自画自賛しますが、保護猫・保護犬と飼いたい人をマッチングする里親サイトの運営や、各地で開かれる譲渡会の開催など、動物の保護活動に真剣に取り組んでいる方達の活動に、多くの動物たちが助けられているのだと思います。
 
環境省でも「人と動物が幸せに暮らす社会の実現プロジェクト」として、殺処分をなくすための取り組みを行っているようです。各地の自治体の活動や取り組み、迷子などで収容された動物の検索、各地の譲渡会の紹介とリンクページが掲載されています。
環境省 _ 人と動物が幸せに暮らす社会の実現プロジェクト
 
保護活動というとボランティアのイメージがありましたが、近年は事業として立ち上げている団体も増えているようです。

保護猫カフェとは?

保護猫カフェとは、保護した猫を店内で飼育している飲食店のことで、猫と一緒に過ごすことができます。ペットを飼うことができない人が癒やされるために訪れたり、里親になることを目的に訪れたりするそうです。
保護して間もないころの猫
動物の保護活動というのは、大変な労力と費用が掛かることだと思いますが、保護猫カフェならば、お客さんとして猫たちに癒やされることで、保護猫の助けになるので、素晴らしいことだと思います。
 
保護猫カフェの検索サイトも存在しますし、Googleマップなら最寄りの「保護猫カフェ」を検索できるので、行ってみたいと思います。

猫の飼育で気を付けたいこと

猫が寒がりなのは知っていましたが、温度管理をしっかりしてあげないと風邪をひいてしまいます。触ってみて体温がいつもより高いとか、だるそうにして動かない、くしゃみをしているなどの場合は、すぐに動物病院に連れて行くべきだと思います。
ちなみに、家のちび猫(2.5キロくらい)が風邪をひいたときは、薬代込でも3千~4千円程度で済みました。

マイクロチップとは?迷い猫をなくそう

猫を飼育するにあたって、マイクロチップを入れ、避妊・去勢手術を行うことが一般的になっているそうです。
マイクロチップとは、直径約2mm・長さ約8~12mmのカプセルで包まれた小さな電子標識器具で、犬や猫などの個体識別をするためのものです。大きな音などでパニックを起こして脱走してしまったり、震災などで迷子になってしまったときでも、身元が証明でき、獣医師に専用のチップ注入器で埋め込んでもらい、飼い主のデータを日本獣医師会(AIPO事務局)へ登録するそうです。
マイクロチップを埋め込まれる犬と読み取りされる猫
マイクロチップの埋め込みと読み取り 出典:新・普及啓発用パネル マイクロチップを装着しましょう(環境省)
チップの埋め込み費用は数千円~1万円程度と動物病院によって異なり、さらにAIPO事務局へのデータベースへの登録料1,000円が必要です。これらの費用の助成金をもらえる自治体や、保険料が割引になるペット保険もあるので、調べてみるとよさそうです。
海外では法令によりマイクロチップが義務化されている国も多く、ペットと海外へ行く際には、チップを装着していないと出国できない・入国できないケースもあるそうです。

猫の去勢手術・避妊手術の価格と注意点

メス猫の避妊手術は2万円~3万5千円、オス猫の去勢手術は1万5千円~2万5千円、メスの場合は開腹するため手術後に一泊入院、オスの場合は30分程度の手術で日帰りも可能なケースが多いようです。

■猫の去勢手術・避妊手術のメリット

去勢・避妊手術のメリットは、広義には捨て猫を増やさないということもあるようですが、多くはホルモンの分泌を抑制することで乳管腫瘍を予防できる、子宮や卵巣の病気を防ぐ、交尾できないのに発情してしまうストレスを抑えるなどのメリットがあります。

■猫の去勢手術・避妊手術のデメリット

去勢手術・避妊手術のデメリットとしてあげられるのは、手術のリスクと太りやすくなるということです。
太りやすくなる理由は、生殖機能がなくなったことによる消費カロリーの低下と、発情に対するエネルギーの低下によるため、フードの量を減らしたり、避妊・去勢手術をした猫用の低カロリーフードに代えてあげる必要があります。
手術のリスクについては、麻酔と手術に耐えられる健康状態かどうか、術前にきちんと検査をしてもらいましょう。小さな体に麻酔をかけることに対し、飼い主として、どうしても抵抗感があるので、手術は信頼のできる獣医師にお願いしたいものです。

動物病院は前もって調べておく

いたずらをする猫
動物病院は前もって調べておくことが重要です。
以前、飼っていた犬が老犬になり、すこぶる調子が悪そうにしていたため、家から最も近い動物病院に連れて行きました。
獣医師の診断をうけ、注射を打って、「安静にしておけば2日から3日で治ると思います」と言われ、高額な医療費を支払ったのに、2日目の朝には死んでしまいました。病院に問い合わせましたが原因不明だと言われるばかりだったのを覚えています。
 
今となれば、ちゃんとした獣医師に診てもらわなかったのが最大の失敗でしたが、すべては飼い主の私が、しっかり調べなかったからだと思っています。当時は複雑な心境でしたし、後悔してもなんにもない虚無感しかありませんでした。

電気料金で、動物福祉団体へ寄付できる「どうぶつでんき」

近年の猛暑、冬の寒さ、朝晩の冷えこみは、ペットにとって過ごしやすい環境とはいえません。猫や犬、哺乳類だけでなく、熱帯魚や昆虫、ハ虫類を飼育するには、温度管理は重要で、一日中電気を使う必要があります。
そんな、一日中電気を使用し、毎月の電気料金が120kwh以上になる方におすすめの「どうぶつでんき」という新電力があることを知りました。
電気代がお得になり、毎月の電気料金から100円を、動物福祉団体に寄付ができるそうで、現在の電気料金明細書の画像を送信するだけで、見積もりができるようです。








野良猫を保護して分かったこと

外での遊びや散歩を知ってしまった猫は、室内にいることを退屈に感じてしまうといいますが、我が家の元野良猫は、ゲージやキャットタワーといった室内の遊び場を工夫して作ってあげたところ、十分楽しんでいる様子です。猫を飼い始めて分かったことを次のようにまとめます。

猫を飼い始めて分かったこと

完全室内飼育が主流で、猫は外に出なくても幸せに暮らせる
・猫は風邪をひきやすい
・動物病院は前もってリサーチする必要がある
・高額な医療費がかかる場合があるので、ペット保険に加入しておくと安心
・評判の良い動物病院は、料金の説明もきちんとしてくれる
・猫は記憶力がないと言い伝えられているが、わからないふりをしているだけだと思う
・オス猫の去勢手術は2万円前後で切るだけ、抜糸無し、日帰りも可能
・今の時代は犬猫を保護しても殺処分をまったく出さない自治体もある
動物の保護活動の支援にはいろいろな方法がある
 
猫はとても賢く、我が家のちび猫は、どうすれば自分の欲しい物、必要なものが手に入るか理解し、リビングのレバー式のドアを開けることを覚えました。元野良猫が、室内で自由に暮らしている姿をみていると、殺処分をなくす取り組みに心から共感をします。
今回はかないませんでしたが、次回はぜひとも動物の保護活動をされている方への取材など、より詳しいことをご紹介できればと思います。

1023

f:id:tentsu_media:20200108110523j:plain