グーグル(Google)検索はどんなお店を紹介してくれる?公式情報から読み解くグーグルマップ活用法

グーグルのCMは新しい感覚的検索方法を紹介し、話題を集めていますね。 「肉肉しい料理の店」の月間の検索ボリュームは?「いい感じのカフェ」は? Googleの公式情報から、どのようなアルゴリズムで検索順位が決まっているのか?を読み解き、説明します。|グーグルマップの検索順位はどう決まるの?|グーグル検索はどんなお店を紹介してくれてるの?|グーグルマップの活用法|最後に、最も重要なこと

こんにちは。
半年ぶりの執筆、店通-TENTSU-編集部の『オー!ぎはら』です。

前回は、今年の1月に「ニュースキーワードから考える2018年飲食業界3つの大予想」と称して、業界の予想記事を執筆いたしました。
まだお読みではない、という方はぜひご覧ください。

www.tenpo.biz

この記事の中で、「正確な情報が、より確実に伝わる時代へ」という見出しのもと、グーグル(Google)の検索結果事情について語らせていただきましたが、今回は日々変わりつつある現在の検索事情をあらためてお伝えしたいと思います。

どうぞ、最後までお付き合いください。

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お店探しの検索事情


テレビをよく見るという方はご存じだと思いますが、最近のグーグル(Google)のCMは新しい検索方法を紹介し、話題を集めていますね。

www.youtube.com

例えば、「肉肉しい料理の店」や「軽めのランチ」、「ふわふわスイーツの店」「いい感じのカフェ」といったように、より感覚的に検索することを促しています。

これまで、多くのグルメサイトが「エリア」と「業態」(例えば、「浜松町 焼肉」など)で探す仕組みを定着させてきただけに、この感覚的検索のCMを見た時、「これは新しい検索の時代がやってくるな!」と、直感的に感じたことをよく覚えています。

では、実際の検索方法は感覚的になってきているのでしょうか?
店通-TENTSU-編集部が使用しているコンテンツマーケティングツール“MIERUCA”で検証してみます。

「肉肉しい料理の店」、月間の検索ボリュームはどのくらいあるでしょうか?

答えは、こちら。f:id:tentsu_media:20180817173648p:plain

当然CM効果も含めてですが、「肉肉しい料理の店」という感覚的なワードでの月間検索ボリュームは100,833。つまり、毎月10万人以上がこのような感覚的な検索で肉を食べるためのお店を探している、ということになります。


では、「いい感じのカフェ」はどうでしょう?f:id:tentsu_media:20180817173746p:plain

こちらの月間検索ボリュームは183,333、約20万人近い人が「いい感じのカフェ」のお店を探している、ということになります。

ここまでも多くの人が、このような感覚的なワードで検索しているとは、ちょっと意外でした。

そうなると次に気になるのが、そのような感覚的なワードで検索したときに紹介されるのは、どのようなお店なのか、ということ。

そこで、グーグル(Google)の公式情報から検索結果がどのようなアルゴリズムで検索順位が決まっているのか?を読み解き、説明していきたいと思います。


グーグルマップの検索順位はどう決まるの?

実際に「肉肉しい料理の店」で検索してみます(店通-TENTSU-編集部がオフィスを構える東京都港区浜松町で検索した時)と、『肉バル CARNE BAR KATETE』『肉塊 UNO』『肉塊 UNO 溜池山王店』の3つのお店がグーグルマップ上の検索結果として表示されます。f:id:tentsu_media:20180820112925p:plain

このグーグルマップの検索順位は、どのように決まっているのでしょうか?

グーグル(Google)から公式情報として発表されている内容をもとに説明して行きたいと思います。

まずは、Google公式のマイビジネスヘルプに記載されている説明をご覧ください。


■Googleマイビジネス ヘルプ(公式情報)


ローカル検索結果の掲載順位が決定される仕組み

ローカル検索結果では、主に関連性、距離、知名度といった要素を組み合わせて最適な検索結果が表示されます。たとえば、遠い場所にあるビジネスでも、Google のアルゴリズムに基づいて、近くのビジネスより検索内容に合致していると判断された場合は、上位に表示される場合があります。

1.関連性
関連性とは、検索語句とローカル リスティングが合致する度合いを指します。充実したビジネス情報を掲載すると、ビジネスについてのより的確な情報が提供されるため、リスティングと検索語句との関連性を高めることができます。

2.距離
距離とは、検索語句で指定された場所から検索結果のビジネス所在地までの距離を指します。検索語句で場所が指定されていない場合は、検索しているユーザーの現在地情報に基づいて距離が計算されます。

3.知名度
知名度とは、ビジネスがどれだけ広く知られているかを指します。ビジネスによっては、オフラインでの知名度の方が高いことがありますが、検索結果にはこうした情報が加味されます。たとえば、多くの人に知られている著名な美術館、ランドマークとなるホテル、有名なブランド名を持つお店などは、ローカル検索結果で上位に表示されやすくなります。

ビジネスについてのウェブ上の情報(リンク、記事、店舗一覧など)も知名度に影響します。Google でのクチコミ数とスコアも、ローカル検索結果の掲載順位に影響します。クチコミ数が多く評価の高いビジネスは、掲載順位が高くなります。ウェブ検索結果での掲載順位も考慮に入れられるため、SEO の手法もローカル検索結果の最適化に適用できます。

Google では、掲載順位を上げるためのリクエストや金銭の受け取りには一切応じておりません。検索アルゴリズムの詳細は、すべてのユーザーにとって可能な限り公平なランキング システムを構築するために機密情報となっています。
Googleマイビジネスヘルプ




んーっ、イマイチわかりづらいと思いますので、重要なポイントを絞ってわかりやすく説明して行きます。

1.関連性

ここで重要なのは、“検索語句とローカル リスティングが合致する度合い”
これは、検索されたキーワードとお店が登録しているアピール(紹介)文やメニューの写真、投稿内容がいかに関連しているか?ということです。
つまり、「肉肉しい料理」を探している人にとって、肉料理をより詳しく説明し、肉肉しい料理の写真画像や、それらに対する投稿が多ければ多いほど関連性が高いと判断され、求められているお店として順位が上がりやすくなっている、というワケです。

2.距離

“検索語句で指定された場所から検索結果のビジネス所在地までの距離を指します。”とあるように、検索している人の場所とお店の場所の距離を表しており、求められるお店として順位が上がりやすくなっていることを示しています。
ただし、検索キーワードに合わせて地名をセカンドキーワードとして指定している場合は指定したエリアの検索順位が表示されます。

3.知名度

この知名度が一番わかりづらいかもしれませんので、少し詳しく説明したいと思います。ここで重要なのは、①“オフラインでの知名度の方が高いことがありますが、検索結果にはこうした情報が加味される。”という点と、②“ウェブ上の情報(リンク、記事、店舗一覧など)も知名度に影響し、Google でのクチコミ数とスコアも、ローカル検索結果の掲載順位に影響する。”という2点です。

まず、①についてですが、ここでは『オフラインの知名度』とあるように、ウェブ上ではなくリアルな現実世界での知名度の高さが上位に表示されることを示しています。グーグル(Google)は、いったいどのようにウェブ以外の世界の知名度を計測しているのでしょうか。
おそらく世の中の人々が知っているお店のことを、ウェブ上でどれだけ登録されているのか?や、話をされているのか?を計測しているのではないかと推測します。つまり、GoogleスケジュールやGoogleフォトに登録されている数や、Gmail、ブログやSNSなどで語られている数を計測して順位表示に反映しているのではないかと予想します(これは、あくまで個人的な予想です)。

その答えはグーグル(Google)のみが知るところです。

続いて、②についてはウェブ上の情報(リンク、記事、店舗一覧など)も知名度とあるように、そのお店の情報がウェブ上でどれだけ普及しているか?を意味しており、グルメサイトやブログ、SNSなどに口コミを含めてどのくらいの情報が掲載されているかで順位表示に反映さえていることを意味しています。


まとめ、グーグル(Google)検索はどんなお店を紹介してくれてるの?

公式情報をまとめると、以下のようなお店が紹介されていることになります。

グーグル(Google)検索はどんなお店を紹介しているのか?

検索者(お店を探している人)が求めている検索需要に対して、どのようなお店なのか?
を前提としています。

【ユーザビリティ】
より関連性が高く、条件が合っているお店

【距離感とタイミング】
より行きやすい場所にあるお店
よりタイムリーに行けるお店
 
【世の中の知名度】
現実世界で知名度の高いお店
ウェブ上で情報が普及しているお店


つまり、お店を探している人にとって最も適したお店を紹介してくれていることになります。

グーグルマップの活用法

さて、どのようなお店を紹介してくれるのか?がわかったところで、次はグーグルマップの活用法をご紹介いたします。

先日、博報堂DYメディアパートナーズのメディア環境研究所が発表している通り、スマートフォン/タブレットの所有率が79.4%にまで増え、驚異的な普及率となってきています。そのようなご時世の中、手元のスマートフォンをいかに使いこなせるか?がお店探しのポイントになってくることは間違いありません。

そこで、これまで以上に便利になってきたグーグルマップの活用法を3つご紹介します。
なお、グーグルマップ上から『経路(ルート)案内を活用する』や『電話をすぐにかけられる』、『場所をSNSなどを通じて共有できる』といったこれまでもあった活用法は割愛いたしますので、ご了承ください。
(参考)これまでもあった機能はこちらf:id:tentsu_media:20180820172803p:plain


①詳細(ハイライト)情報からお店の特徴を見極めよう

まずは、以下の写真画像をご覧ください。
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この写真画像は、筆者がよく行く浜松町のとある中華料理店をランチタイムに検索した画面なのですが、お店ページの『概要』にある『ハイライト』には、そのお店の特徴が表示されています。この写真画像のお店の場合、食べ放題メニューがあり、比較的カジュアルで、グループに向いている店舗であることがビジュアル的にわかるようになっています。
また、『詳細』には①バリアフリー②サービス③食事④雰囲気⑤客層など、実際の訪問客にアンケート調査した結果をもとに特徴が紹介されています。

この機能を使えば、食べに行く目的や条件にマッチしているのかを事前に見極めることができます。


②訪問プランを使いこなそう

続いて、こちらの写真画像をご覧ください。
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こちらも、よく食べに行く中華料理店とカレーのFC店を検索した画面なのですが、『訪問数の多い時間帯』には、検索したその時間帯がどのような混雑状況になっているのか?をリアルタイムで知ることができます。また、『訪問プラン』には、普段のデータをもとにその時間帯の最大待ち時間がどのくらいなのか?そのお店の平均滞在時間がどのくらいなのか?が表示されています。

この機能を使えば、今そのお店に行くべきタイミングなのか?や、そのお店に行くタイムリーな時間はいつなのか?などの訪問プランを立てることができ、非常に便利です。


③評価に参加して楽しもう

3つめは、こちらの画像をご覧ください。
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最後は、評価に関する楽しみ方です。グルメサイトの評価といえば、食べログを思い浮かべる方がほとんどだと思います(筆者も普段から愛用しています)が、グーグル(Google)のお店ページのクチコミにも評価レビューがあります。この画像も普段からよく訪れるイタリア料理店の紹介ページなのですが、筆者自身が思う評価は勝手ながら5段階で4くらいと考えており、評価レビューの4.0とちょうど合致しています。レビュー数も18件で申し分なく、レビューとして違和感のない評価だと思っています。今後は、このグーグル(Google)の評価レビューも参考にしてみてはいかがでしょうか。
なお、ウェブ上のレビューとして食べログの評価も掲載されていますので、自分の評価がグーグル(Google)と食べログ、どちらに近いのかを比べて楽しむこともできます。

また、グーグルマップのコンテンツに投稿するとポイントがたまり、レベルアップやバッジ獲得を楽しめるほか、特典ももらえますので、投稿も含めて楽しを広げてみてはいかがでしょうか。


今回は、お店を探す側としての目線でグーグルマップの活用法をお伝えして参りましたが、次回はお店側からの目線で、お店の検索順位を上げるための対策法(MEO対策といいます)をお伝えしたいと思います。


最後に、最も重要なこと

最後に、グーグル(Google)公式情報の中で、最も重要なことをお伝えしたいと思います。

それは、“Google では、掲載順位を上げるためのリクエストや金銭の受け取りには一切応じておりません。検索アルゴリズムの詳細は、すべてのユーザーにとって可能な限り公平なランキング システムを構築するために機密情報となっています。”という内容で説明が締めくくられていることです。

なぜ、グーグル(Google)の公式情報はこのような文章で締めているのでしょうか?

多くは語りませんが、世の中にある情報を『より正確に』『より適切に』そして『より誠実に』紹介しようとしている姿勢なのではないかと感じます。その姿勢こそが、冒頭にご紹介したグーグル(Google)が多額の予算を投じてまでもテレビCMで表現したかったことなのではないかと、思えてなりません。

筆者自身、前回の記事で「正確な情報が、より確実に伝わる時代へ」という内容をお伝えしていますが、半年以上が経過して、さらにそれが進んでいることを実感しています。

スマートフォンがこれだけ普及しているこの情報社会の中で、『どのような情報が本当に正しいのか?』『どのような情報をメディアとしてお伝えしていくべきなのか?』これからも日々模索し、お伝えして行きたいと思います。


店通編集部

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