飲食店も狙われている!ネット広告に騙された話

『牛角』の名前やロゴを無断使用した広告が出回っていた問題。 スマホが普及しインターネットは身近になりましたが、悪質な広告は年々増加傾向にあります。 インターネット広告がツイッターから拡散されて広まったり、まとめサイト風広告も増えてきたり。 悪質な広告を見分ける一例を紹介します。

皆さんはツイッター、インスタグラム等のSNSを利用しますか?もしその中に、下の画像のような情報が回ってきたら、登録してみようと思いませんか。
  
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POINTJP キラキラウォーカーの牛角食べ放題20,000円分スクラッチについてより
 
これは牛角とは全く関係ない会社が打った広告で、ツイッター上で焼肉チェーン「牛角」など、他社の名前やロゴなどを無断で使用し、偽のキャンペーン情報が出回っていた問題です。現在は発信元となった広告会社が、『牛角』の公式キャンペーンと誤解を招くような広告を掲載したとして、自社HPで謝罪しました。
 
この問題により、飲食店が考えられることはないでしょうか。今回はこのようなトラブルに巻き込まれた際に、飲食店側が行う対応についてお話していきます。

インターネット広告

こういった広告はインターネットでよくある形の広告でしたが、今回はツイッターから拡散して大きくなっていったようです。近年では「まとめサイト風広告」も増えてきました。
 
スマホが普及しインターネットは身近になりましたが、悪質な広告は年々増加傾向にあり、危険は慣れ親しんだアプリにも潜んでいます。私の騙された経験談を元に、悪質な広告を見分ける一例を紹介したいと思います。

昔、騙された話


10数年前、当時学生だった自分は「とにかくモテたい!」と思っていました。幸いにも我が家には父が使用しているパソコンがありましたので、Googleの検索エンジンを使用して「モテる 方法」「ナンパ 必勝法」と検索をしました。
 
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見つけたサイトにはこのような記載がありました。
 
①そんなうまい話があるのかよ!?
②こんなに簡単にうまく行ったぞ!
③成功者◯人突破!(都合の良い読者の声)
④ノウハウの購入はこちらへ・・・
 
という流れで、欲に駆られた自分はすっかり信用してしまい、1万円でこのテキストを購入してしまいました。

果たして中身は・・・?


その中身は、おしゃれな飲食店やスポット情報、コースの案内などいわゆる観光ガイド的な内容。一応、雰囲気作りのコツなども掲載されていましたが「1万円を握りしめて土下座しろ」などと信憑性ゼロ。とても1万円の価値はなく、一通り内容を確認して怒りとともにゴミ箱に投げ込みました。
 

いつの時代でも狙われるものは変わらない

基本的には金銭を得るために広告が打たれます。大きく分けて先方の利益は以下の通り。
 
①サービスの購入・利用料
②アドセンス収益
③有料サービスの登録やアプリのインストールによる広告宣伝の報酬
 
これらが広告主の欲しいものです。
①は単純にものやサービスを買うパターン。自分が購入したモテる必勝法もこれです。
②はサイト上に広告枠を設置することでグーグル等から得ることができる報酬です。
③は他社のサービスを紹介することで、サービス元から得る報酬です。
 
今回問題となっていた「牛角食べ放題」の偽広告は①と③のハイブリッド。20000円が貰えるというエサで他社のサービスに契約を促すサイトへ登録させ、「スポンサー登録」させることで他社の有料サービスへ次々と加入させるのが目的でした。ちなみに抽選との表記がありましたが、実際に貰えている人は確認できませんでした。
 
いつの時代も狙われるものは変わりませんので、彼らの収益を上げる方法は覚えておきましょう。
 

お店がトラブルに巻き込まれた際の対処について

 
新しい方法は形を変えて出てきますので、情報収集が重要です。正しく対処することにより、被害の拡大を抑えることができるでしょう。実際にこのような被害に遭われた際は、以下のことに注意し、対処を行いましょう。
 

1.事実確認を行う

 
まずは、自社(店舗)からの発信でないかを調べます。
自社(店舗)からの発信でない場合は、自社(店舗)の広報媒体や、報道関係者向けのプレスリリースなど、公的文書で「それらのリリースは自社(店舗)と関係がない」ことを示しましょう。
 

2.情報の出所を探る

 
先の牛角の被害では、これらのリリースがツイッターを介し、多くの消費者に伝えられたことが原因として被害が拡大しました。これらの行為は文書に嘘の情報を載せ、利益を得ようとする行為ですので、違法行為として扱われる可能性が有ります。情報元が判明した場合は、虚偽の情報提供を行った会社に対して削除依頼を行いましょう。
 

さいごに


飲食店のユーザーは、食事を楽しみにいらっしゃるお客様です。そのお客様が虚偽の情報で戸惑い、被害に遭わないよう、迅速な一次対応を心がけましょう。
 
インターネットが普及したこの時代には、この様な対応も飲食店に求められる重要な役割です。また、このような事態を踏まえ、消費者の方々も情報の取得に関して気をつけるべき時代だと言えるでしょう。

カラメヤサイニンニク



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