飲食店出店者必見~店舗物件の正しい探し方~

飲食店開業時に悩むのが店舗物件選び。 なぜ、店舗物件を探すのは困難なのか。 気に入った物件を取得するために事前準備は欠かせません。 押さえておくべき基本事項と準備事項も含め、物件内見時の注意すべき点や居抜き店舗での確認事項、物件取得までの流れを簡単に説明します。

飲食店開業時に悩むのが店舗物件選び。ネットを見ても、不動産業者に行ってもピンとくる物件がない。


では、良い物件とはどのようなものでしょうか。賃料が相場より安い、人通りが多い、看板がとれる、間口が広い、路面店が良いなど。そのような好条件の物件は、あなただけではなく何千人と探しています


飲食店が物件を争奪している中、どのように探すべきなのか。開業者が頭を悩ませる物件の探し方ついて、飲食店舗物件の開発をしているアサリが紹介します。

押さえておくべき基本事項

なぜ、店舗物件を探すのは困難なのか、その前提とも言える事項を最初に紹介します。


良い物件はネットに掲載せずともすぐ決まる
あなたが求めている物件は、「飲食店出店希望者の全員が探している物件」ということを忘れないでください。良い物件はネットで入居者を募らずともすぐ決まるのです。ただし、急ぎで入居者を探す際はネットに情報を掲載することもあります。

良い物件は店舗専門の業者がほぼ押さえている
店舗を専門にしている業者がいち早く情報を仕入れ、物件を押さえます。その後、直接飲食店オーナーや店舗開発の担当者にご紹介します。


上記を踏まえた上で、スピード感が重要ということはおわかりになりましたでしょうか。気に入った物件を取得するために、事前準備は欠かせません。準備事項も含め、物件取得までの流れを簡単に説明します。


物件取得までの流れを確認しましょう

f:id:tentsu_media:20161108114924j:plain

1.事業計画書作成

必要になった際にすぐ提出できるよう、業態などを定めた概要を作成しておきましょう。

2.エリア・賃料・坪数・引渡し状態を決める。

ex)●●駅、●●通り、●坪~●坪、賃料●円、スケルトンのみなど。
希望のエリア・許容坪数・最大賃料、許容引渡状態を決める。
エリアや賃料など、物件を探す前に考えることについてはこちらの記事をご覧ください。

3.物件の出現

希望条件に当てはまる物件の紹介を受けた、または物件がネットで公開されたら、業態制限・コストを確認しましょう。

即現地調査・即内見。これはもう即日です。予定が合わないので1週間後なんて言うと、人気物件はもう決まってしまいます。2,3日以内には内見手配をしましょう。内装業者に内装を依頼する場合は、合わせて内装業者も含めた内見の日程を組むとスムーズです。

4.物件内見

設備確認にて、最も注意すべきがガスの容量。契約してからガスの容量が足りない・・・。なんてことにならないように事前調査はしっかりしましょう。


15坪飲食店に必要な容量目安
6号→カフェ、バー等
10号→居酒屋、和食、洋食等
16号→ラーメン、中華等

希望の出店業態がどの程度の容量が必要か確認できたところで、ガスの容量の確認方法です。まずはメーターを確認します。メーターが目に見える範囲であれば、写真の箇所の数字を確認。NBの横の数字が号数です。


f:id:tentsu_media:20161027172735j:plain


それでも確認できない場合は、不動産業者かガス会社に確認します。


容量不足の場合
■増設や新設ができるのかを確認し、増設・新設した際の費用負担や容量を確認します。実はこの確認、返答までに1週間以上かかることがあります。
■プロパンガスを設置できるか不動産業者に確認。具体的には、設置する場所があるか、大家が設置を許可するかの2点を確認してもらう。


居抜き店舗での確認事項
・グリストラップ有無
・防水有無
・厨房機器、エアコン、排気等動作確認

店舗専門業者は設備などを事前に調査していることがほとんどなので、この手間が省けます。また、内見の際内装業者等、店舗のプロを連れて行くことで確認してもらうことも一つの手法です。



5.融資・資金準備&物件申込

f:id:tentsu_media:20161027153339j:plain
物件に利益見込があり設備等問題なければ融資、物件同時申し込み。融資が必要な場合、即申請が必要です。銀行融資か公的融資かで審査期間に開きがありますが、審査結果が出るまで10日~1ヶ月程度かかります
※審査期間には個人差があります。余裕を持った申請を心がけましょう。

物件申込~審査結果が出るまでは、物件によりますが、1週間~3週間程が目安。物件申込の際は、申込時必要書類、契約時必要書類確認後、即準備。


必要書類の一例を下記に記載しますので、ご参考までに。


■法人→謄本、決算書、印鑑証明書、代表者印鑑証明書、代表者身分証、事業計画書等
■個人→収入証明書、印鑑証明書、身分証、住民票、事業計画書等

連帯保証人も上記同様の書類が必要となる場合があります。また、公的書類は基本3ヵ月以内取得のものが必要です。

6.物件取得

これらの審査が通り、無事物件契約が完了します。
契約に関しては、注意する点が多くありますので、過去の記事も参考までに。
www.tenpo.biz


最後に

物件取得の流れ、確認事項は大体把握できましたね。この物件でしか出さない!と特定の物件があるのであれば地場の不動産業者に行ってどこが管理しているのか等、聞くことも有りかと思います。しかし、その物件がいつ空くかなんて分かりません。

では、エリアにいくつか候補がある出店者はどうすればよいのか。好条件の物件情報を大量に仕入れている店舗業者に聞くことが最も効率的です。店舗専門業者の担当者と仲良くなり、いち早く物件を紹介してもらうことが、飲食店舗物件探しへの近道なのです。
 

こんな記事も読まれています


 

アサリ




f:id:tentsu_media:20161027153339j:plain