海外進出するなら、変化期のベトナムで飲食店を開こう!

ベトナムに日本の飲食店が出店するメリットはあるのか? ベトナムは親日国だが、日本のサービス・小売業はまだ少ない。 男女ともに美に対する意識が高い為、野菜や魚など健康的な日本食が受け入れられ、油分やカロリーの少ない「すし」の人気は群を抜いています。海外進出の参考にして下さい!

「ベトナム」と聞くと、皆さんどのような印象をお持ちでしょうか。
 
アジアビジネスの絶好の拠点であるベトナムは、日本の飲食店が出店するメリットがたくさんあります。今回はベトナムの特色や日本企業進出について触れていきたいと思います。海外進出をお考えの方は是非参考にしてみてください。
 

ベトナムってどんな国?

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ベトナムは、インドシナ半島東部に位置する社会主義国家、2023年には人口1億人に到達見込みの経済成長真っ只中の国です。
 
国土は南北に細長く、南・北で気候が大きく異なります。北は温帯性の気候で、日本でいう四季のようなものがあり、南は熱帯性の気候で雨季と乾季があります。政治の中心は首都で北部に位置するハノイ、経済発展の中心はベトナム最大の都市、南部ホーチミンで、リゾート地のダナンも大人気です。
 
また、その気候の違いは 「性格」 への影響もあるようで、北のハノイでは日本人に似た勤勉で真面目な性格、南はオープンな性格の人が多いといわれています。

ベトナムの治安は、ホーチミン市内だけ取ってみても、エリアによって多少の違いはありつつも、銃や薬といったトラブルの危険性よりかは、すりやひったくりの被害が多いようです。訪問の際には事前確認を怠らないようにしましょう。
  
母国語は、ベトナム語ですが、英語と日本語については生活レベルの会話ができる人もいます。余談ですが、観光名所で知られるベンタイン市場で声を掛けられ断ると「なんでやねん。」と言われますので、一度足を運んで確かめてみてください!
 

飲食事情

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ベトナムは親日国であり、日本文化を受け入れる体制は既に整っています。しかし、ベトナム日本商工会の会員一覧をみると、金融、ゼネコン、メーカーの工場が多く、サービス・小売業の会員は数はまだまだ少ない状況です。
 
日本のナショナルチェーンでいえば、大戸屋(和定食)、吉野家(牛丼)、丸亀製麺(うどん)等が、ホーチミン中心部に進出しています。 また、業態は、すし、ラーメン、やきとり、居酒屋などが多く、中でも 「すし」 の人気は群を抜いています。
 
18~27歳の男性は2年間の徴兵義務があったり、女性は美に対する意識が高いことなどから、野菜や魚など健康的な日本食が受け入れられています。現地の方に聞いても、韓国料理は油っぽくあまり人気が出ていないようです。
 
また男女ともに「太りたくない」という意識が高い為、油分やカロリーの少ない「すし」が人気の要因であることも理由の一つと考えられます。
 
アルバイト給料は、月35,000円程度と日本のフルタイム勤務するフリーターと比較して、約6分の1の給料で従業員を雇用することができます。
 
不動産賃料について、ホーチミン市内の中心部の賃料坪単価は、東京都とほぼ同水準です。少し郊外にいくと、坪単価3,000円程の水準に急激に下がるエリアもあります。ベトナム人の多くはバイク移動のため、日本に比べると郊外でも足を運んでもらいやすい特徴があります。
 
食材については、野菜や鶏肉などがスーパーをみても安く感じました。一方で、日本酒などは日本の倍近い価格で取引されており、関税によって日本より安く仕入れられるものと高くなるものに分かれるようです。

出店するメリット

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今までの内容をまとめてると、ベトナム進出がおススメである大きな理由は下記の3点です。
 
①人件費が日本の約6分の1程度で、賃料もエリアによっては半額に抑えられる
②健康的な日本食の人気が高く、日本と同価格で販売できる
③人口はまもなく1億人に達し日本のマーケットとほぼ同等である
 
人気がでそうな日本食は、健康、野菜、辛み、酸味、煮物、ダシの効いた味。このあたりが人気のキーワードになると感じています。また、東南アジア第一位のビール消費大国であり、ビールにあった日本食(?)が人気を呼ぶのではないでしょうか。
 
給料の何か月分もする携帯電話を購入するなど、SNSへの意識も高く、話題には敏感な人が多い国です。日本での「当たり前」が当たり前ではなく、人気の店舗が1店舗出来れば一気に拡散され、大きな話題となる可能性を秘めていることが、ベトナム進出の大きな魅力なのかもしれません。
 

進出への壁


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ベトナムではつい最近まで、100%外資でのライセンスの取得を認めておらず、日本は例外で日越投資協定にて特別措置を認められていましたが、実際のところ難しい状況が続いていました。しかし2015年1月より、ホテル併設のレストラン以外でも、外資系名義の出店を認めるようになり、次々と外資企業が参入してくるようになりました。
 
つまり、ベトナム法人がフランチャイズに加盟して海外の飲食業を展開していた時代から、外資の独立資本が堂々とベトナム国内に出店できる時代へと変わってきたと言えるでしょう。とはいえ国民性、エリア特色を考えると、信頼できる現地パートナーと合弁会社を設立して進出していくことが懸命な選択かもしれません。
 
親日国でいてくれている事もプラスな要因であり、日本文化が受け入れられ易い環境だといえるでしょう。
 

変化期に進出のチャンスを


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現在日本企業による地下鉄が開発されており、オートバイ主義だった時代から電車主義へ変わる大きな時代の変革期に突入しています。また、総人口数は日本とほぼ同等な水準に近づいており、人口ピラミッドは日本と真逆で若者が中心である。これからのベトナムの成長には大きな期待を抱いて良いでしょう。
 
資本力による大手ナショナルチェーンの進出だけではなく、ベトナム風土にあった日本ならではの食文化が、グローカルに「ベトナム」 へ浸透していく日も近いかもしれません。




なかにしさん



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