秋葉原の不動産事情【ジャンク通りの遷り変り】

秋葉原の不動産事情 出店するなら秋葉原が狙い時!?~ジャンク通りの移り変わり~ 「チチブ電機」のビル管理を任せて頂いたことがきっかけで、秋葉原の歴史・文化・お店・気質・不動産に興味を持つようになりました。   秋葉原が次なる消費トレンドを模索する中、ジャンク通りもその過渡期が近づいている気がします。

f:id:tentsu_media:20160225182551j:plain不動産営業で、秋葉原に毎日通い詰めて2年になります元クマです。誤解の無いよう伝えておくと、決してメイド喫茶に通ったりはしていません。


さて、突然ですが、秋葉原といえば何と答えますか。オタクの聖地・電気街・ホビー・メイド・外国人、人によってさまざまな答えかもしれません。これこそ、秋葉原という街の特徴といって良いと思います。まさにカオス!

秋葉原、トレンドの移り変わり

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古くは江戸時代、下級武士の居住地だったようですが、関東大震災の復興計画で秋葉原繁栄の礎となった、中央通りと昭和通りが整備されました。そこに電子部品の、闇市やバラックが集まり、現在のアキハバラの原型が作られました。

1950年代は、無線パーツ、1960年代は家電、1970年~1980年代はマイコン・オーディオ、1990年代は、パソコン・オタクブーム、2000年以降、萌え・オタクが現在へと続き、秋葉原は、常に新しいトレンドを生み出し続けたことが、人々が秋葉原のイメージを多用に持つ原因といえそうです。

ジャンク通りの変化

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私の場合、アキハバラといえば迷わず「おでん缶」と答えます。「おでん缶」といえば知る人ぞ知る「チチブデンキ」と答える人は、秋葉原の歴史を、よく知る人ではないでしょうか。(2015年5月20日より店舗での営業は終了)
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仕事柄、建物管理の営業で、この「チチブ電機」のビルの管理を任せて頂いたことがきっかけで、秋葉原の歴史・文化・お店・街の人の気質・職業柄、不動産に興味を持つようになりました。

そんな中、中央通りにほど近く、神田明神通りに面する、「チチブデンキビル」から始まる、南北に延びる約200メートルほどの通り「ジャンク通り」が、移り変わろうとしていることに気が付きます。



ジャンク通りの名前の由来は、調べてみてもよくわかりません。無線パーツの時代か、パソコンパーツの時代か、いずれにしてもジャンクの名の通り、取り外したパーツを保証なしで原状販売することであり、そのような店が通りに多数並んだことに由来するのではと思っています。



萌え(メイド)・オタクからどこへ行くのか?

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ジャンク通りは、この10年ジャンク品の店から、萌え・オタク→ホビー・メイド喫茶・AKB・リフレ・・・等トレンドを取り込み相変わらずの賑わいを見せてきました。秋葉原自体が次なる消費トレンドを模索する中、ジャンク通りもその過渡期が近づいている気がします。

前置きが長くなりましたが、気が付けば「ジャンク通り」ではなく、秋葉原の胃袋的存在に変わろうとしているかのようです。


ジャンク通り200メートル足らずの通りにある、飲食店のリスト

・昔からある飲食店 20店余り
・1年くらいの間、出店および出店予定の飲食店

野郎ラーメン、ピロピロ麺屋、十文字、天想伝架、田中そば、春日亭(←全てラーメン店)
石くら(炉辺・定食)、タケル(ステーキ)、伝説のスタ丼、アニマックカフェ

近年定着していたオタクやメイドという文化とはかけ離れた、飲食店街の姿がそこには垣間見えました。

消費トレンドに左右されない、通りの成熟

2年間の秋葉通いでは、まだまだひょっこの私ですが、秋葉原は次々にトレンドを変化させながら繁栄を続け、一大マーケットへと成長しました。今後も移り変わりはあるにせよ、押し寄せる外国人(爆買い等)やオリンピック等、秋葉原の衰退は考えにくいと思います。

不動産屋の目から見ればジャンク通りは、この数年賃料相場は右肩上がりです(飲食店に限る)。場所によっては坪7万円を超えました。一方で、トレンドの変化とともにジャンク品販売・ホビーの衰退、メイド系の陰りが見え、撤退後に飲食店が出店しています。


賑わいを見せる街、通りにもかかわらず、木造の建物や低層のビルの混在。実際は、その場所に住居や事務所があることが不自然で、貸したり多用途に建て替えたりするニーズが発生すると思われます。


ジャンク通りを愛してやまない私は、ジャンク通りが飲食街化することで、トレンドに左右されない地域確立の為、不動産屋の視点で街の繁栄を持続するよう、仕事をして参ります。皆さんも次の出店計画は秋葉原を検討してみてはいかがでしょうか。
 
 

元クマ

 

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