料理に欠かすことのできない「油」。近年は健康志向の高まりから、健康に良い油や避けたほうが良い油について、さまざまな言及があります。
私ぴのこも、年々健康意識が向上し、普段よく使う油をできる限り体に良いものに変えたいと思うように・・・。
そこで今回ご紹介するのは、「亜麻仁油(アマニゆ/アマニあぶら)」。簡単に摂取できて、健康に良い効果があることがわかっています。

目次
亜麻仁油とは?どんな味?

まずは、亜麻仁油も含めて、日常で使う油がどのように分類されているのかを見ていきましょう。
★油の分類・種類分け

脂質は、ダイエットの敵というイメージがあり悪者扱いされやすいですが、体にとってなくてはならない3大栄養素のうちの一つです。この中でも、オメガ6系とオメガ3系の脂肪酸は必須脂肪酸とよばれ、体内では合成できないので食事で摂る必要があります。
オメガ6系脂肪酸・・・血中のコレステロール値を下げる。炎症を促進作用により、外敵から体を守る作用がある。
オメガ3系脂肪酸・・・血圧低下機能をもつ。炎症を抑制する作用がある。
オメガ3系脂肪酸・・・血圧低下機能をもつ。炎症を抑制する作用がある。
上記の脂肪酸は、体内で正反対の役割を担うため、どちらがいい油、悪い油というのではなく、両方の油をバランス良く摂取する必要があります。オメガ6は、パンやお菓子、お惣菜などの加工食品によく使われる油なので、現代人は意識せずとも過剰に摂取している傾向にあります。
そのため、オメガ6とオメガ3を、2(~4):1の割合で摂れるとベスト。現代の日本において、この割合は10(~20):1ほどになってしまっていると言われています。オメガ6の摂取量を減らし、足りないオメガ3の摂取量を補うことで健康を促進できるのです。
アマニ油の効果・効能

それでは、アマニ油の健康効果を見ていきましょう。亜麻仁油の主な健康成分は、α-リノレン酸。そのため、同じオメガ3系の油であり、α-リノレン酸を含むえごま油でも同様の効果が得られます。
・アレルギー症状の緩和
・脳の活性化や認知症予防
・動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞、血栓の予防
・ダイエット効果
・美肌効果
・脳の活性化や認知症予防
・動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞、血栓の予防
・ダイエット効果
・美肌効果
オメガ3は、しなやかな細胞膜をつくる働きがあり、血管拡張作用もあるため、上記のような効果が得られます。また、α-リノレン酸は、体内に取り込まれると一部がDHA・EPAに変わります。そのため、DHA・EPAの血中中性脂肪の減少作用により、ダイエット効果も期待できます。
同じオメガ3系の油でいうと、サバやサンマ、サケなどの脂身の多い魚にはDHA・EPAが豊富に含まれているので、積極的に摂取することをおすすめします。
魚を食べない日に、亜麻仁油やえごま油で補うイメージで摂取するのがよいでしょう。
摂取の注意点