どーも。ポンコツシステム屋さんです。
前回、前々回とも漫画メシ記事を掲載してもったところ、結構な反響があったらしく再々登板。今回もよろしくです。
過去『ミスター味っ子』からネタを拝借させてもらった、漫画メシ記事もぜひ読んでみてください。
今回のネタですが、さすがに『ミスター味っ子』3連発はないだろうと編集部と相談の結果、過去Twitterにリクエストがあった、『中華一番!』からのチョイスです。
『中華一番!』ですが、自分からは(少々)下の世代にあたり、漫画は初見でしたので、今回は電子書籍版にて購入してみました。
オッサン的には『包丁人味平』もアリでしたが、難破や脱水症状、火薬類取締法他の危険性により、全て却下されました。(この内容に興味のある方は、『包丁人味平』もぜひ読んでみてください!)
『中華一番!』はどんな話?
『中華一番!』は、小川悦司による日本の漫画作品。1995年~1999年講談社『週刊少年マガジン』で連載していました。主人公、劉昴星(通称マオ)が中国料理界の最高位の特級厨師になるために、料理修業へ旅立ち、途中でさまざまな料理人と出会い成長していくお話です。
そして、今年は続編がスタートし、再アニメ化される予定です。ちょうどのタイミングで、今回は掲載誌を『マガジンSPECIAL』に移した、『真・中華一番!』第1話の「烏骨鶏ご飯」の再現を行います。
「烏骨鶏ご飯」を再現しましょう
料理を作る観点で読んでみると、『ミスター味っ子』以上にレシピが曖昧なため、かなりの想像力が必要です。ただしこの漫画は中華圏でだいぶ人気があるようです。少しググったら再現ネタやあれやこれやが多数出てきます。ラッキー。
今回はこれらも参考にさせてもらいつつ、レシピを組み立ててみました。
烏骨鶏ご飯
(2人前)
-
【本体】
- 烏骨鶏 1羽
- 米 1~2合
- 料理酒 約1本
- 湯 適量 【薬味】
- 長ネギ 1本
- 松の実 適当量
- クコの実 適当量
- 八角 適当量
- ローリエ 2~3枚
漫画のセリフには、烏骨鶏、米、酒、薬味が材料として挙げられていましたが、他はすべて想像です。
ググった先のレシピはさすが本場だけあって、漢方が盛りだくさん入っていましたが、当方にそういった知識も経験もあるわけではないので、中規模以上スーパーの中華食材コーナーにありそうなもので、味の想像がついたものをチョイスしてみました。
烏骨鶏もなかなか入手しづらい食材です。今回は香川県にある松本ファームさんから通販にて取り寄せました。初めての食材です。皮も骨も真っ黒で(身は多少白い)、宮崎の炭火焼きをほうふつとさせます。
調理開始です。手間ですが手順は結構簡単です。


入手した烏骨鶏はクリスマスの丸鶏と違い、中抜きはされていても、頭、足が付いたままなのでこれらを切り落とし成形します。南無阿弥陀仏。足指はちゃんと5本あるんですね、珍しい※。
(※一般の鶏は4本の足指を持つのですが、烏骨鶏は5本あります)
しっかり水洗いした後、腹の中に米を入れていきます。
その後、つまようじや串でお腹をふさぎます。が、思った以上に皮に弾力があり、つまようじを数本ダメにしてしまいました。刺す際は、鉄串などであたりを付けてからが良いかもしれません。
漫画通り土鍋に鶏を敷き、お酒、お湯を半分ずつになるように入れた後、薬味を適当に配置します。
蓋をして煮込み時間は3時間としました。沸騰してきたら弱火にて煮込んでいきます。焦げ付かないよう、随時お湯とお酒は追加します。
さて、結果は・・・?
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
蓋を開けると・・・!!
包丁で鶏の真ん中に切れ目を入れると、ご飯があふれ出ました。
いざ、試食

ご飯に烏骨鶏の色がほんのりうつっています。味は鶏ほど脂っこくなく、結構淡泊な味わいでした。うまみの成分は強いですが、鶏のうまみとも違った味わいです。ただ、単なる炊き込みご飯なので、残念ながらこれ以上の展開はありません。
作ってみてあらためて思ったのは、干し貝柱や干しシイタケをスープに入れて、ご飯を炊き上げるのもアリです。干し貝柱と干しシイタケをスープで戻してできただしは、スープのうまみを増加させるし、より鶏肉のおいしさを引き立てるのではないかと思います。
おまけ
残った烏骨鶏は、そのまま塩を掛けてもおいしいですが、丸鶏を食べ尽くすにはオッサンの胃袋では間に合わず、結局煮込み直してチキンカレーにしました。


残ったスープはそのままでもおいしいですが、今回は塩で味を調え、ラーメンスープにしてみました。実は本体よりこっちの方がおいしいかも。
こちらからは以上です。
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