貸借対照表とは?見方・読み方・役割をわかりやすく基礎から徹底解説!

貸借対照表とは?見方・読み方・役割・意味の基礎知識。貸借対照表とは、別名バランスシートとも呼ばれますが、損益計算書との違いはなんでしょう?経営の健全さを見ることができる貸借対照表を資産・負債・純資産の項目ごとに分け、貸借対照表の読み取り方をわかりやすく解説しています。貸借対照表の見方を学び、会社の資産がどのように保有・運用されているのか読み取れるようになりましょう!

店舗運営 店通編集部 経営ノウハウ 資金繰り 飲食店お役立ち記事
貸借対照表の役割は、経営の健全さを見ることです。貸借対照表の各項目にはそれぞれ意味があり、読み方を知ることで経営改善につながります。貸借対照表は決算書の1つで、会社の1年間の資産と負債、純資産から、経営のバランスを表す書類です。

本記事では、貸借対照表の用語や役割について解説していきます。一緒に貸借対照表の見方・読み方・役割を学んでいきましょう!

貸借対照表の役割とは?損益計算書との違い

f:id:tentsu_media:20201208134632j:plain
損益計算書が1年間の業績を表す決算書である一方 、貸借対照表は資金の調達方法や運用方法などから、その会社の財政状態や経営の姿勢、倒産リスクまでも読み取ることができる決算書と言えます。決算書において、業績のわかる損益計算書だけを重視してしまう会社もありますが、利益が出ている会社であっても、貸借対照表の負債が多ければ、返済義務のあるお金で会社の経営をしている状態ということになります。
貸借対照表を読み取ることは、会社の状態を正しく把握するためにとても重要になるのです。

貸借対照表は、左側に資産の保存・運用方法、右側に資産の調達方法が記載されています。左右それぞれの合計値が最終的に釣り合うため、別名「バランスシート」とも呼ばれます。 

会社の1年間の業績がどうであったかがわかりやすい損益計算書が重視されがちですが、実は貸借対照表の方が重要であると言っても過言ではありません。
1年間の利益とそのための費用を示す損益計算書に対して、貸借対照表は
◆会社の資産をどのように保有・運用しているのか
◆その資産は返す必要のない純資産なのか
◆返さなければいけない負債なのか
の3要素を明らかにしてくれます。

純資産の割合が大きいほど健全な運営がされていると読み取ることができ、反対に業績が良くてもその割合が小さければ借金の多い会社と考えられます。貸借対照表の見方を知ることで、会社が健全な経営をできているかを見極められるようになるのです。

貸借対照表の項目【資産の部】

f:id:tentsu_media:20201208175545j:plain
貸借対照表の左側に記載されているのが「資産の部」です。
この項目では、集めた資産が現金や預金、商品などとして保有されているのか、建物や備品を購入するために使われたのかなどを明らかにしています。

資産の部は、現金化されやすい順に「流動資産」「固定資産」と分けて記載されます。
流動資産は1年以内に換金できるもので、現金や商品、売掛金など、会社で保有している資産のことです。流動資産の現金や預貯金は、多いほど経営が健全だと判断されやすい資産でもあります。固定資産は1年以上使用する換金の難しいもので、土地や建物、備品など、いわゆる使うための資産です。他にも、著作権や水道施設利用権などの「無形固定資産」や、長期保有の投資有価証券などの「投資その他の資産」も固定資産に含まれます。

また、同じ土地という資産であっても、不動産が保持している土地は商品と判断されるため流動資産に該当します。同じ資産も業種によって、流動資産と固定資産が変化するのです。
資産の使い方には会社の経営方針なども表れます。貸借対照表の資産の部を理解することで、会社の資金の保有・運用方法の見直しも、スムーズに行うことができます。
この章をまとめると・・・
◆流動資産・・・現金や売掛金などの1年以内に換金可能なもの
◆固定資産・・・土地や建物などの1年以上使用する換金の難しいもの
Point! 流動資産が多いほうが経営が安全だと判断されやすい
 
貸借対照表の右側に記載される「負債の部」「純資産の部」とは?