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店舗流通ネットのオープンイノベーション事例 ラーメンサブスク 「GLUTTER」の開発に迫る

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店舗流通ネットは店舗を軸とした総合支援事業を行い、事業の多角化をするために、2021年2月よりオープンイノベーションの募集を開始。これまでに7社との協業を進めてまいりました。

■オープンイノベーション実績について詳しくはこちら

2022年1月にはWED株式会社とラーメン業界初となる全国のラーメン店で利用できるサブスクサービス「GLUTTER(グラッター)」を開発。
GLUTTER誕生の裏側にはどのような想いと苦労があったのか、また、オープンイノベーションによる事業展開のメリットについて開発担当者にお話を聞きました。

オープンイノベーション募集による2社の出会い

落合様 / WED株式会社 Account Direction Lead

これまでレシート買取アプリONEを活用したプロジェクトに多数携わった経験を基に、今回のGLUTTERのプロジェクトの立ち上げから現在に至るまで中心となり尽力された

甲斐 / 店舗流通ネット株式会社 CS(カスタマーサクセス)チーム 専任課長

データマイニングによるデータの活用の促進やオープンイノベーション案件のローンチを行う

WED株式会社
レシート買取アプリ「ONE」事業、OCR技術を用いた売上管理ツール「Zero」などを展開。 「消費の未来を追求する。」をミッションに掲げ、「身近な人の生活を少し豊かに。」をビジョンに掲げる。

――店舗流通ネットとWED社はどのようなきっかけから協業の話が進んだのでしょうか
甲斐

当社がオープンイノベーションを行う企業を募集していた際に、WED社からレシート買取アプリ「ONE」事業、OCR技術を用いた売上管理ツール「Zero」を用いた協業のお話を持ち掛けていただいたことがきっかけでした。お互いの事業について話をしていくなかで、「ONE」を活用して、当社の主軸事業の対象である飲食店の集客に繋がるようなサービスが作れないかという話になりました。

落合様

「ONE」は、お買物をしたレシートを撮影していただくと、そのレシートが1~10円で買い取られるというアプリで、累計ダウンロード数300万を超える当社の主力商品です。

消費者にとってレシートは不要なものかもしれませんが、レシートに記載されている店舗名・購入時間・購入金額といったお買い物情報は、企業にとっては貴重なマーケティングデータとなります。
その”あるようでないデータ”を活用し、消費者の生活を少し豊かにするための施策が追及できたらと思い、お話をさせていただきました。

■レシート買取アプリ「ONE」ダウンロードはこちら

――協業への決定打となったポイントはどのようなところでしょうか
マーケティングデータの活用方法について熱心に語る落合様
落合様

当社がスタートアップということもあり、スピード感は重要視していました。その中で戸所社長が協業に向けとてもクイックに動いてくださったことは印象的でしたね。

店舗流通ネットさんは今まで培った数多くの飲食店とのパイプがあるので、協業することで飲食業界にも新たな付加価値が提供できるチャンスがあると、とても魅力的に感じました。

甲斐

飲食業界には、ONEのようなアプリは今までなかなかありませんでした。飲食店に行ったお客様が簡易的に受けられる、例えるならポイントカードくらい簡単に使えるサービスはないかという発案から、ONEを活用した「GLUTTER」のサービス展開に至りました。

ラーメンサブスク「GLUTTER」の誕生

WED社が提供するONEやZeroのクオリティには圧倒されたと語る甲斐
――ラーメンサブスクGLUTTERを通してどのようなニーズに応えようと思ったのでしょうか
落合様

GLUTTERのベースとなったONEはもともと、お買い物という日々の消費活動を楽しく、わくわくしてもらいたいという想いから生まれたアプリです。GLUTTERではキャッシュバックという新たなシステムを取り入れ、よりお得な消費活動を推進するとともに、ラーメン店へ行くきっかけを作ることで、結果としてコロナ禍で客足が遠のいている飲食業界を盛り上げる要素になれば良いと思いました。

甲斐

そうですね。コロナ禍の今だからこそ、GLUTTERを活用して客足を飲食店へ向けたいと思っていました。
また、GLUTTERでは登録者の名前や住所など個人情報に関することは用いることなく、ラーメン屋がある地域やメニューの特性など、リアルなデータを取得できるのもポイントです。当社は飲食店の出店支援を行っているので、GLUTTERを通じて知り得たラーメン屋に関するマーケティングデータを活用し、今後ラーメン屋を出店したい方の背中を後押しすることで、これまで以上にラーメン業界を活性化できるのではないかと考えました。

――リリースに向けサービス開発を進めていく中で、注力したポイントはありますか
落合様

サブスクリプションサービスでは、事前決済を行う決算システムとアプリを連携する仕組みが必要でした。これらはONEには備わっていない機能だったので、当社で使用したことのあるスキームを応用して柔軟に対応しました。
また、決済システムはお金が関わる部分になりお客様も敏感になるところなので、ミスのないよう細心の注意を払いながらひとつずつ作業を進めていきました。

甲斐

決済システムの導入に関しては当社のエンジニアも参入させていただきました。この仕組みを導入したことで顧客管理だけでなく支払い管理も当社で可能になり、一元管理が実現されました。

■GLUTTERの使い方に関する記事はこちら

オープンイノベーションで事業を展開することのメリット

ラーメン屋の定義については結構悩みましたねと語りながら微笑む甲斐(左)と落合様(右)
――協業での「GLUTTER」開発を経て、どのようなところにメリットを感じましたか
落合様

飲食業界との接点を作れたことはとてもメリットに感じています。今後ラーメン以外の業態にも、より一層消費活動を楽しくするためのアプローチができると感じ、可能性を広げられたことはとても大きな収穫になりました。

甲斐

これまで企業向けのサービスのみを取り扱ってきた当社としては、個人向けのサービスに初めて携われたことで新たなビジネスチャンスが開けたと感じています。また、WED社の消費活動に楽しさ、わくわくを感じて欲しいという想いと店舗流通ネットのコーポレートスローガン「明日の街、もっと楽しく。」には社会をより良くしたいという共通した想いがあり、素晴らしいサービスを作るプロフェッショナルの方々と同じゴールに向かって仕事ができたことはとても嬉しく思いますね。

――最後に、これからの展望について教えてください
甲斐

今後はラーメン以外の業態に対してもGLUTTERのようなサブスクリプションサービスの展開にチャレンジしたいと考えています。
今回の協業で飲食業界のサービスのありかたについて新たな視点を持つことができました。多様化していくサービスへアンテナを常に高く持ち、活動領域を広げていきたいです。

落合様

GLUTTERを活用して固定客を獲得できるようなサービスを今後一緒に創り出していけたら嬉しいと思っています。

当社のコアミッションとして「消費の未来を追求する」ということを掲げています。ONEでは毎日100万枚のレシート情報が集まっており、蓄積されたデータは単なるマーケティングデータに留まらず、消費の未来を左右する要素になり得ます。私たちは今後も消費活動への楽しさ・わくわくの提供を行い、入手したデータは社会貢献に繋がるような取り組みへ繋げていきたいと考えています。

ラーメンサブスク「GLUTTER」を共に創り上げた店舗流通ネットとWED社には、社会をより良くしたいという共通した想いがありました。今後も店舗流通ネットでは、明日の街を楽しくできるよう、オープンイノベーション活動に注力してまいりますので、当社と協業をご希望の方は下記よりお気軽にお問い合わせください。