【まず知っておくべき】カルチャーショックにならないよう、外国人との働き方をご紹介

外国人を雇用する方に知ってもらいたい、外国人の在留資格や日本人と違う所を、来日四年目の店通ライター「くぼたん」が紹介します。日本人にとっては当たり前のことですが、外国人にとってはできなかったり知らなかったりする事があります。文化や習慣、マナーの違いを紹介します。

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こんにちは。初めまして、くぼたんです。
黙れば日本人に見えるとよく言われますが、香港人です。
大学三年生の時に、交換留学で日本で勉強しに来ました。そして大学卒業後、すぐに日本で就職でき、ちょうど今年は来日して四年目です。
留学の前に、観光では日本に何回も来たことがありましたが、実際に住んでみると、特に仕事の文化は思ったより難しい事がたくさんありました。

6月に日本・香港のワーキングホリデー(以下ワーホリと略す)の審査が発表されたため、秋学期に向けて、9月からの外国人雇用も増えると思われます。初めて外国人を雇用する方にも、まず今回は驚かないように、日本人と違う所をご紹介します。

特に日本以外のアジア人は、見た目は日本人と変わらないけど、実際一緒に働くと、文化上の差が存在します。もちろん「郷に入れば郷に従え」、日本の職場に入ったならば、ここの習慣に従うのは当たり前のこと。だけど、雇い主は経営者であり、従業員の雇用に責任があります。相手の文化と習慣を理解し、職場でお互いに尊重し合うのは大事だと思っています。


留学生は長く働けない!?「ビザの種類」

まずは在留資格について知っておきましょう。外国人の在留資格には様々な種類があります。今回は一般的なワーホリと、留学の在留資格をご紹介したいと思います。ワーホリの外国人は就労活動できる、労働ビザを持っていますが、留学生の留学ビザは就労が認められません。日本で勉強する目的で在留するため、アルバイトをする場合は、「資格外活動許可」が必要です。また、原則週28時間までしか働くことができないので、時間を超えた場合は不法就労になってしまいます。採用の際には必ず確認しておきましょう。
(留学生の場合は原則週28時間ですが、長期休暇の期間は特例があり、1日8時間、週40時間までの勤務も可能です。詳しくは厚生労働省のホームページでご確認ください。)


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外国人は印鑑を持ってない?なぜなの?

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ご存知ですか?実は印鑑文化を続けているのは日本だけです。最近では日本に来る前に、用意している人が増えてきます。しかし、留学の場合は学校に通じて銀行口座を作ってもらう留学生が多いので、印鑑を持っていない人でも口座を開けるようになっています。

なぜ外国人にとって印鑑は面倒なの?
・日本にない漢字の場合は注文で作るので金額がかなり高い
・日本以外では使える場面があまりない

外国の人は署名で書面を取り交わすことが多いので、持ってない方は可能な限り、サインで対応してあげましょう。


なぜタメ口を使う?「上下関係 V.S. 敬語文化」

日本のビジネスにおいて、職場での「上下」関係は厳しいと外国人によく言われています。職場に対して、そもそも上下関係の意識が浅く、マナー、言葉選びや敬語を上手く使えない場合もあり、それで誤解が生じます。ここは争いが一番起こるところです。
ちなみによくあるのは日本語の会話の時、主語を省略することが多いので、仕事の役割を間違えやすいです。もちろん、外国の方も日本語を勉強したいと思っているので、ちゃんと教えてあげると、分かってくれます。


…おまけ「ライターの学生時代のあるある」

自分は大学時代に居酒屋でアルバイトをした事がありました。日本人にとっては当たり前のことですが、外国人にとってはできなかったり知らなかったりする事があります。以下は昔、自分が経験して、分からなかった日本の特有文化です。

・手で数字を数える
地区によりますが、基本中国語圏だと、片手で数字を数えることが多いです。日本の場合は5以上の数字は両手で数えます。よく間違えるのは、6の表現で、中国語圏だと、ハワイピースで表現する人が多いです。

・指でクロスはお会計
最近は流行ってないかもしれませんが、よくある会計のジェスチャーです。

・「上座」と「下座」の文化
香港出身で上下関係の意識が浅かったので、日本では普通の飲み会でも席が決まっていることは知らなかったです。お客様に失礼のないように、おしぼりを渡す順番や席の案内なども含めて外国のアルバイトさんにはきちんと教えるべきです。


まとめ

「旅行するのは楽しかったけど、実際に日本に住むと大変だ!」という声はよく在日の外国人から聞こえてきます。自分も学生時代のアルバイトで、一歩早く日本の職場を体験しました。その時、誤解が起こったり、職場の人と喧嘩した事は何回もありました。
実際に国によって違う習慣もあり、この記事の内容も九牛の一毛*1に過ぎないと思います。相手の事を理解するために、コミュニケーションは一番大事です。外国人のみならず、従業員との良好な関係を構築するため、いつもお互いに相手の立場に立って考えることを心がけましょう。

*1 多数のうち、きわめて少ない部分のたとえ

くぼたん

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