台南ってどんなところ?グルメと歴史の街を歩く

台湾南部の都市・台南。 最近では、ちょっとレトロな雰囲気で「インスタ映え」が狙えるスポットとしても注目が高まっている場所です。 文字通り台湾の南部にある都市で、 歴史もあり、重要な史跡が数多く建築されました。 今回のお目当ては何と言ってもグルメ! 現地の人がおススメする料理やお店を紹介します。

みなさん、こんにちは。春になって、桜が綺麗な季節になりました。出会いと別れ、新生活と、何かと忙しい時期ですが、そんな時こそリフレッシュしたくなります。
ということで、今回は比較的手軽に・そしてお安く旅行ができる台湾へ行ってまいりました。
 
台湾といえば、台北の夜市や景観の良い九份が有名ですが、今回は台湾南部の都市・台南へと足を運んでみます。
 
台北が観光地として有名になりすぎて、まだあまり知られていない台南。
最近では、ちょっとレトロな雰囲気で「インスタ映え」が狙えるスポットとしても注目が高まっている場所ですが、今回のお目当ては何と言ってもグルメ!
現地の人がおススメする料理やお店を紹介していきたいと思います。
 

台南ってどんなところ?

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台南は、文字通り台湾の南部にある都市です。
歴史をひも解くと、台湾島の中で最も早く開けた場所であり、重要な史跡が数多く建築されました。
 
また、日本が日清戦争に勝利した1895年から、太平洋戦争に負けた1945年までの50年間、台湾は日本の統治下にありました。当時台湾政治の中心地であったのが台南であり、現在でもその時代に建設された建物も数多く残っています。そんなことから、「台湾の京都」とも例えられることが多く、昔ながらの日本も垣間見ることができます。
それでは、早速行ってみましょう。

桃園空港から台南駅へと向かいます

台湾は沖縄の少し先にある島で、台湾の桃園市にある台湾桃園国際空港までは、東京(成田空港)から約4時間のフライトで到着できるため、海外旅行の行き先として非常に人気が高まっています。また、LCC(格安航空会社)を使えば、日によっては往復の航空券代が1~2万円程度で行けるようになりました。この値段だと、少し遠い国内旅行に行くよりも安いかもしれませんね。
 
台湾桃園国際空港に到着後、入国審査に向かう途中に、世界各国の言葉で書かれているウェルカムボードを発見。そのまま進んで入国審査を終え、外に出ます。
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桃園空港を出たら、台湾の新幹線(正確には高速鉄道と言います)に乗るために、バスで駅に向かいます。運賃は30台湾ドル(約108円)と安いです。
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2007年に開業した台湾高速鉄道ですが、日本の技術も投入されているため、オレンジの車両の色を除けば、座席も3列+2列だったりと、日本の新幹線とよく似ています。台南はここから約1時間半の道のりです。
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新幹線の台南駅に到着しました。
なお、今回は桃園から来ましたが、台湾南部にある高雄国際空港まで飛行機で行き、そこから新幹線を使う方法もあります。
ちなみに、新幹線の台南駅の周りには何もありません。。。
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実は、台北駅以外の新幹線駅はすべて郊外に作られており、市街地に向かうためにはバスや鉄道を使う必要があります。新幹線の駅と台湾鉄道の駅は隣接していて、そこから台湾鉄道の台南駅に行くことができます。
駅には日本でも見覚えのあるお店がたくさんあり、駅弁も売っています。
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駅を降りて、バスで市街地に向かいます。なお、このバスは無料の様子。ありがたい。
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台南駅に到着しました。
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やはりこちらは中心地のようで栄えていますね。後ろに見えている建物は、タワーがシンボルの「シャングリ・ラ ファー イースタンプラザホテル 台南」です。
 

台南の歴史を巡る

安平古堡(あんぴんこほう)

まずは、歴史的建造物である安平古堡(あんぴんこほう)へ向かいます。
1624年、オランダ東インド会社による台湾統治が始まり、その際に建設された、台湾で最も古い城堡じょうほうです。
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そんなオランダ統治がされていた台湾ですが、1662年に鄭成功(てい せいこう)という青年がオランダ人を排除し、独自の政権を打ち立てました。そのため、台湾では、孫文・蒋介石(しょう かいせき)と並んで「三人の国神」と崇められています。台南では、ここの他にも、鄭成功の像を多く目にします。なお、鄭成功は長崎県平戸市の生まれで、母は日本人でした。

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※鄭成功像

赤崁樓(せきかんろう)

次は赤崁樓(せきかんろう)へと足を運びます。赤崁樓も、オランダ統治時代の1652年に建造されました。
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自然災害や暴動などによって一時は全壊しましたが、時代背景に合わせて再建されながら、現在の姿を保っています。1983年には国指定の古跡となり、台南を代表する名所になりました。

孔子廟(こうしびょう)

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こちらは孔子廟(こうしびょう)です。儒教の創始者である孔子をまつった霊廟れいびょうで、台湾には各地にありますが、ここ台南にある孔子廟は、1665年に建設された台湾最古のものであり、歴史を感じることができます。
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休憩場所は……台湾で最も入りにくいカフェ?

少し疲れたので、休憩したいと思います。
今回訪れたのは、「台湾で最も入りにくい」と言われているカフェ、「窄門咖啡館(ジャイメンカーフェーガン)」です。
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さっそく看板を発見。
何がそんなに入りにくいのか、というと、その通路の狭さです!看板にも、ナロー(狭い)と描かれています。

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確かに狭い。。。通り抜けるのも一苦労な通路を抜けて、奥へ向かいます。
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通路を抜けると入口が見えてきますが、まるで隠れ家のようですね。
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中はレトロな雰囲気で、女性の方にはとてもウケがよさそうです。

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今回はウインナーコーヒーをいただきましたが、食器までオシャレ。こういう珈琲があるのもレトロな喫茶店ならではですね。
 
■店舗情報:窄門咖啡館(ジャイメンカーフェーガン)
www.taipeinavi.com


日本を感じさせる建物へ

旧台南測候所

一休みの後は、旧台南測候所に向かいます。
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こちらの旧台南測候所は、日本統治時代の1898年に建設されました。日本統治時代が始まってから、インフラ整備に重点が置かれ、その一つとして台湾の数ヵ所に気象観測のための設備が建築されました。その1ヵ所がこの旧台南測候所です。
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なお、現在は隣に建築された建物が気象センターとなっています。旧台南測候所は2003年に国指定の古跡となりました。

旧日本勧業銀行

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続いてはこちら。
なんとこの建物は、旧日本勧業銀行(現在のみずほ銀行)台南支店として1937年に建築されたものです。そして、現在は土地銀行台南分行として、現役の銀行として業務を継続しています。
周辺の景観も、なんとなく日本の街並に似ている気がしますね。
 

ハヤシ百貨店

土地銀行の向かい側にある百貨店が、こちらのハヤシ百貨店。
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1932年に、山口県出身の実業家であった林方一氏によって設立されました。
当時では、台南で初めてエレベーターが設置された建物であったなど、話題を集めたそうです。
林百貨ですが、太平洋戦争により米軍の空爆の影響を受けて廃業してしまうという事態に。その後、建物を修復し、2014年にリニューアルオープン。現在に至ります。
 
今の日本ではなかなか目にできない、歴史のある建物。歴史や建築物を大切にしている台南の人たちの気持ちが伝わってきます。

旅の最後は、やっぱりグルメ!

旅行のシメに、台南ならではの料理をいただきたいと思います。
台南の伝統料理を味わえる老舗、「錦霞樓」というお店にお邪魔しました。
もともとは屋台としてスタートしたお店が、地元の人たちに広く愛されるようになり、現在は3代目のオーナーがお店を経営されているそうです。
 

■前菜の盛り合わせ
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まずは、前菜の盛り合わせを注文します。
前菜からして、豚足のしょうゆ煮・揚げエビ団子・腸詰めソーセージ・蒸しカニ団子・炭火焼天然カラスミ・自家製ピクルス…とこのボリューム。
特製のソースやマスタードにつけていただきますが、全体的にソースはかなり甘め。例えるなら、日本のみたらし団子のような甘さです。実は、台南料理は台北料理と違って“甘い”のが特徴なんです。
 
■生炒鱔魚(タウナギ炒め)
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タウナギと、ネギなどの野菜、意麺(イーミェン)という、油で揚げて乾燥させた麺を一緒に炒めたこの料理。
日本ではあまり聞きなれないこのタウナギの料理ですが、台南ではポピュラーな食べ物なのだとか。名前と形からして、ウナギの仲間なのかと思いきや、調べてみると全く別の淡水魚でした。生だとなかなかグロテスクな見た目なのですが、実際に食べてみると、結構身がしっかりとしていて食べごたえがあります。使われているソースも台南料理らしく甘さを感じます。
 
■鹽水活蝦(海老の水炊き)
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こちらは海老。とても色鮮やかで新鮮です。台南は漁港も近く、新鮮な海産物が豊富に採れることから、シーフード料理も有名です。ゆでられた海老を、ショウガ・砂糖・酢で味付けされたソースにつけていただきます。
 
■砂鍋鴨(土鍋ダック)
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アヒルのスープ。肉がやわらかくておいしいです。白菜、トマト、豆腐、きくらげも入っており、スープは優しい味わい。健康にも良さそうです。
 
■紅蟳米糕(蟹おこわ)
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こちらのお店の主力商品、かにのおこわです。蟹肉もたっぷり入っており、蟹肉と蟹の出汁を吸ったもち米との相性がとても良いです。このおこわを目当てに来るお客さんもいるとのことですので、おいしいのは言わずもがなですね。

■阿霞甜點湯(アンニン豆腐)
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最後はスイーツの杏仁豆腐です。さすがスイーツ王国の台湾。ちょうど良い甘さで、たくさんの料理を食べたにもかかわらず、別腹でどんどん進みます。体重計にはもう乗りたくありません。
 
■店舗情報:錦霞樓(ジンシアロウ)
http://jinxia.ezsale.tw/JINXIA.asp


まとめ

今回紹介させていただいたのは一部のスポットですが、他の名跡も台湾の歴史を感じることができます。そして、同様に日本統治時代の面影を残すものも多いです。
時間がゆっくりと流れる台南で、歴史に触れながら、ぜひリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。
なお、食べ物も安くておいしいです。食べ過ぎには十分注意してください。

つちしん


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