店舗火災が多発中!【消防設備点検の指摘事項】~テナントあるある~

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こんにちは。施設部の紅一点、ハム子です。
2017年最初のトラブル対応24時シリーズは、“火災編”。冬から春にかけては空気が乾燥し、暖房器具を使う機会も多くなることから特に火災が発生しやすくなります。そこで今回は、この時期チェックが欠かせない!「消防設備点検チェック項目あるある」をご紹介します。
  

消防設備点検で特に指摘されやすい項目とは?

 チェック項目一覧

①消火器具
②自動火災報知設備
③避難器具
    
まずは、消防設備点検についておさらいします。報告制度についてはこちらをご覧下さい。
www.tenpo.biz 
消防設備点検とは…正確には消防用設備等点検報告制度と言います。この制度は、防火対象物の関係者(所有者・管理者・占有者等)が、消防法に基づいて設置されている消防設備を定期的に点検し、その結果を消防署長に報告することが義務のことです。義務、すなわち必ず行わなければいけないのです。
※管理者、占有者の義務は契約内容等によります。

  

①消火器具


f:id:tentsu_media:20170106120422j:plainこのように、消火器が物で隠れているといざという時にすぐ使用できません!すぐに使える状態にしておきましょう!
 
  
【隠しちゃダメ】
お店のインテリアに合わないから…と、見栄えを気にしても隠さないで!棚やテーブルに隠れていたりして、消火器の場所がわからず表示板が見えない状態だと、いざという時にすぐ使用できません。

【壊れた?古いかも?】
表示板が割れてしまった・色あせ等で、文字の識別ができない場合も指摘事項にあがります。また、消火器が腐食している状態では、使用上の安全性が確保できていません。
 
【使用済み消火器の放置】
小火で使用した消火器に関しても、そのまま放置していてもNGです。
回収をしてもらうか、新規交換を大家や管理会社へ依頼し対応してもらいましょう。もし依頼方法がわからない場合、法令点検時(年2回実施)に点検業者さんへ聞きましょう。

【強化液消火器具】
少し前の消火器に使用されている薬剤で、※PFOS を有する強化液消火器具があります。
この対象消火器は交換対象とされており、PFOSを有する消火器具に関しては新規交換をおこなっています。点検票上にも、交換がされていない消火器に関しては指摘されますので注意しましょう。
 

※PFOS(ペルフルオロオクタンスルフォン酸)…国際条約及び国内法により規制対象として指定され、製造、使用等の制限を受けることになりました。各社とも、PFOS含有の消火器は2010年4月1日から製造、販売を行なっていません。
引用:安全・安心が、全て。一般社団法人 日本消火器工業会


②自動火災報知設備

 
f:id:tentsu_media:20170106120449j:plain古くなったものは作動しない場合があります。法令点検時にきちんと点検してもらいましょう!
 
【発報しない場合がある?】
感知器は、受信機 ⇔ 感知器間を配線でつなげています。その間の敗戦が断線すると、感知器自体に問題はなくとも、いざという時に火災を感知しません。
 
断線の主な原因としては、ネズミにかじられる、ほこり・よごれによる電圧降下、腐食などが挙げられます。


【器具不良】
内装工事等で感知器だけ色が違い、お店のテーマに合わせて感知器まで塗装してしまうと器具不良として指摘されます。感知器の中身はとてもデリケートです。物をぶつけてしまい、外形が凹んでしまったとしても不良として報告があげられます。

【未警戒?】
業態変更に伴い、間仕切りの変更を行った場合、前テナントの業態に合わせた感知器の設置工事がされています。間仕切り変更工事の際に、感知器の警戒ができていないスペースが確認されると、指摘事項であげられます。業態にあった用途変更・工事の実施をしましょう。



③避難器具

 
f:id:tentsu_media:20170106120514j:plain表示板がはがれてしまい、使用方法が途中までしか読めません!誰がみても一目でわかる状態に!
   
【操作ができない】
はしご開口部の確保が出来ていない、棚や食品等で隠れている、マットを敷いている等。操作を行う上で邪魔な物があってはいけません

【降りられない】
はしごの降下空間が確保されているか(降りる際に邪魔となるものがないか)、自動販売機が下に置いてある、造作物の庇(ひさし)の上が非難器具の取り付け部分という場合も指摘事項です。

万が一に備えて

以上のよくある指摘事項、あなたのお店は当てはまりませんか?
火災は自分の店とは無関係だとお考えのあなた、いつ何時火災は発生するかわかりません。消防用の設備がいざという時にすぐ作動でき、その機能を発揮できるよう、設置場所や設置後の管理、再度見直してみませんか。

ハム子

 


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