動き出したフードロス削減の流れ、飲食店業界にも波及するか

▽この記事の要約▽ロスゼロと横浜そごう店がSDGsイベントでコラボ東京駅で施設従業員向けフードシェアリングサービスが始動フードロス削減が飲食店業界でどう波及するかに注目百貨店でフードロス削減イベント開催横浜そごう店のSD […]

▽この記事の要約▽

ロスゼロと横浜そごう店がSDGsイベントでコラボ

東京駅で施設従業員向けフードシェアリングサービスが始動

フードロス削減が飲食店業界でどう波及するかに注目

百貨店でフードロス削減イベント開催

横浜そごう店のSDGsイベントにて、食品ロス削減通販サイト『ロスゼロ』と横浜そごう店がコラボレーションした。

同企画は、「世界を変えていく、私のチョイス」と題し、両社が連携しサステナブルな暮らしを提案したもの。

イベント内ではバレンタイン用などに作られたスイーツの余剰や、コロナ禍で販売困難な食品、チョコレートの未利用製菓材料を活用したサステナブルなチョコレートが販売された。

ロスゼロのブースでは、イベントの社会的意義やコンセプトを前面に出すことで、フードロスに対するマイナスイメージを抑える取り組みを行った。

具体的には取り扱いブランドのイメージを傷つけることがないよう、食品が「ロスになった理由」を明記した消費者への丁寧な説明や、横浜そごう店で通常販売されている商品と競合しないよう、割引率の表示をしないといった内容だ。

同イベントはそごう横浜店地下2階食品売り場にて行われ、食品ロスに関心の高い首都圏の大学生なども参加した。

エキナカで約4.3トンのフードロス削減に成功

一方、JR東日本スタートアップ株式会社は、東京駅構内の飲食店において施設従業員向けにフードシェアリングサービス「TABETEレスキューデリ」の本格運用を3月23日から開始した。

同サービスはJR東日本スタートアップ株式会社と株式会社鉄道会館、フードシェアリングサービス「TABETE(タベテ)」を運営する株式会社コークッキングが、東京駅エキナカでの3度に渡る実証実験を重ね実現したものだ。

エキナカ店舗は天候による見込み客数の大きな変動などで、フードロスが多く発生してしまう課題があったが、販売しきれなかった食品を従業員に向けて販売する場を設けたことで、計177日で約4.3トンのフードロス削減に成功した。

飲食店業界でどの様に波及するか注目

フードロス削減は、飲食店にとって廃棄の手間や廃棄処理コストの削減に繋がるだけでなく、食品を手にする消費者や従業員にとっても満足を得られるものとして、今後は飲食店業界でも広く取り組まれていくことが期待される。

フードロス削減を単なる余剰食材の処理として、価格を下げて提供するだけでなく、ロスゼロと横浜そごう店のコラボレーションの例の様に、社会的意義やコンセプトをいかにユーザーに伝えることができるかが、事業成功のカギとなるだろう。

店通編集部