【酢の効果・効能と正しい摂り方】大さじ1杯で驚くべき健康効果を発揮!酢納豆

お酢の効果、健康・美容への効能、摂りすぎによるデメリットと一日の摂取量、「納豆」とまぜるだけでさらなる美容と健康効果を発揮する「酢納豆」と酢の種類について紹介します。 酢の性質を理解し、正しく摂取すれば、ダイエット、高血圧予防、骨粗しょう症予防、心筋梗塞や動脈硬化予防といった、健康効果が。加熱した際の栄養変化、ポン酢との違いやお手軽レシピも紹介します。

ジメジメムシムシ梅雨の時期、暑くなると食欲も落ちますよね。そんなとき、私はいつも酸っぱいものが食べたくなります。
酸っぱいものといえば「お酢」
最近では「飲むお酢」といったドリンクも販売され、手軽に取り入れられるようになりました。
酸味が食欲をそそり、疲労回復にも効果もあり、酸による殺菌作用で、保存性も抜群に上がるため、常備調味料として常にストックしています。

お酢で得られる健康と美容の効果・効能、お料理との相性や活用方法、お酢を毎日とることで実感した効果を紹介します。



酢とは?

一般に「酢」と呼ばれているものは、糖質を含む原料をアルコール発酵させた後、酢酸さくさん菌によって酢酸発酵させた液体調味料を指します。3~5%ほどの酢酸濃度を酢とし、酢酸が多ければ多いほど酸っぱいと感じます。
“酒”から“作”るという漢字のとおり、「お酒」の原料になるものなら何でも、「お酢」を作ることができるのです。

お酢は加熱してよい?

お酢を加熱した際の栄養と変化
お酢は加熱によって、栄養成分が変化しないため「最強の調味料」と呼ばれています。
水の沸点は100℃ですが、酢の主成分である酢酸の沸点は118℃のため、煮物などの調理では加熱時間に応じて水蒸気と一緒に徐々に揮発し、酸の風味が弱まり、まろやかになります。これを「酸味のカドがとれた」と表現します。栄養成分は変わらないので、酸味が苦手な方でも加熱すると食べられますね。

隠し味に活用する「お酢」の効果

酸味だけじゃない!うま味を引き出し、減塩効果も
お酢には、素材のうま味を引き出す効果があるので、料理の隠し味に活躍します。
「味が決まらない」「味がぼやけている」というときに、少量のお酢を加えてみてください。味を引き締める効果や、加熱で得られるコク・うまみ・甘みが増す効果があります。また、酸によって肉や魚を柔らかくする効果や、塩味を強く感じさせることによる減塩効果もあります。
 

酢の種類と特徴

お酢は、米や麦などの穀類、りんごやぶどうといった果実などの食材を原料として、穀物酢、米酢、りんご酢、黒酢など、さまざまな種類が製造されています。
それぞれの味や香り、原料や製造方法の違いと特徴、活用方法を紹介します。
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「米酢」と「穀物酢」の違い
米を主原料にした「米酢」(こめず/よねず)は、まろやかなコクと、香りが特徴です。米酢のおだやかな酸味は、和食はもちろん、料理全般に使われ、洋食・中華にも好相性です。
 
穀物酢」は、小麦・大麦・酒粕・コーンなどの穀類をブレンドして作られ、さっぱりさわやかな酸味が特徴。香りは少ないため、他の材料の味を引き立たせたり、加熱する料理に適しています。比較的安価なものが多いのも特徴です。
どちらのお酢も常温で保存できますが、味や風味がおちてしまうので、冷蔵庫での保存がおすすめです。

黒酢

黒酢」は玄米または大麦を原料とし、長期熟成によって濃い褐色になり、独特のコクと風味・香りが増します。美容アミノ酸とも呼ばれる「D-アミノ酸」やミネラルが豊富なため、ダイエット美容効果が注目を集め、黒酢を使用した食品やドリンクが多数販売されています。
和食だけでなく、肉や魚、炒め物や煮物に使われ、紹興酒や八角、オイスターソースなどとも相性が良いため、中国料理でも欠かせません。

ワインビネガー

「赤ワインビネガー」と「白ワインビネガー」の違い
ワインを酢酸発酵させて作られる「ワインビネガー」は、酸味が強いのが特徴です。開栓後、ワインビネガーの香りは徐々に揮発してしまうので、使う量を考慮したサイズを購入し、冷蔵庫での保管をおすすめします。
赤ワインから作る「赤ワインビネガー」は、果実味のあるコクが特徴で、牛肉やマグロなどの赤身魚、脂ののった青魚やサーモンとも好相性です。
 
白ワインから作られる「白ワインビネガー」は、フルーティな香りとさっぱりした味わいで、生野菜や白身魚などと相性が良くサラダやカルパッチョに欠かせません。

バルサミコ酢

「ワインビネガー」と「バルサミコ酢 」の違い
ぶどうが原料であるワインビネガーがワインを発酵させて製造するのに対し、「バルサミコ酢」はぶどうの濃縮果汁を木製のたるで3~7年熟成させて製造します。マリネやサラダのドレッシングに使用するだけでなく、加熱すると酸味が飛び、深みと甘みが増すので、肉や魚のソース、さらにデザートにも好相性です。
 
バルサミコ酢の価格はさまざまですが、低価格のものにはジュースや赤ワインビネガーが混ざっている場合が多く、香りも弱いものが多いので、煮込み料理や炒め物に、フレッシュなマリネやサラダには、香りと風味も豊かな高価格のものを、というように使い分けても良いでしょう。主に洋食に使われますが、しょうゆとの相性も抜群です。

お手軽&アレンジ自在! 基本のドレッシングレシピ

お酢とオリーブオイルを混ぜるだけで手軽に作れるドレッシング。胡椒こしょうやマスタード、ハーブやスパイスを加えたり、お酢の種類を変えることで、さまざまなバリエーションが楽しめます。
また、オリーブオイルに含まれるオレイン酸とお酢の相乗効果で美肌効果も期待できます。エクストラバージンオリーブオイルを使用するとより良質なドレッシングが出来上がります。

基本のドレッシング

●材料
 酢       15ml
 オリーブオイル  5ml

●作り方
 まぜるだけ
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基本のドレッシングは、生野菜サラダにはもちろん、カルパッチョやマリネに活用できます。
ハーブソルトを加えてイタリア風、しょうゆを加えて和風、さらにオリーブオイルをごま油に代えると中華風。メインのお料理に合わせて、アレンジして楽しめます。

酢のすばらしい健康効果・効能と、怖いデメリット

酢は日本最古の調味料と言われているほどその起源は古く、古来より体に良いものと伝えられていたそうです。次々に実証されている健康効果と効能を紹介します。

  1. 毎日摂取して内臓脂肪を減らし、生活習慣病も予防「ダイエット効果」

  2. 血圧の上昇に関与するホルモンを抑制 「高血圧予防」

  3. 心筋梗塞や動脈硬化を予防「血中脂質を減少」

  4. 酢の力で骨粗しょう症予防 「カルシウムの吸収をサポート」

  5. 消化酵素を活性化し、善玉菌を増やす 「腸内環境・便秘改善」

  6. 酢酸の食欲増進効果とクエン酸の乳酸分解パワーで 「疲労解消」



【注意!お酢のデメリット】摂取量とお酢の飲み過ぎによる副作用

体に良いからといって大量摂取は逆効果です。
お酢は「酸性」なので、そのまま摂取すると、食道や胃壁が荒れてしまったり歯が溶けてしまうというデメリットがあります。

● 空腹時に摂取しない!
● 飲む場合は希釈する!
● 摂取後の口内をそのままにしない!
 
といった点を注意しましょう。
1日に15ml(大さじ1杯程度)を取るのが適量といわれています。「少量を継続すること」が効果・効能を享受するポイントです。

さらなる美容と健康効果を発揮!最強の食材「酢納豆」

さて、ここまでお酢のすばらしい健康効果について紹介してまいりましたが、さらなる相加効果・相乗効果を生む最強の食材酢納豆」を紹介します。
日本を代表する健康食品であり、その効果・効能に世界中が注目する「納豆」と「お酢」を合わせることで、最強の食材となる「酢納豆」。まずは、基本となる作り方をご紹介します。

酢納豆の作り方

●材料(1人分)
納豆(ひきわりでも可)  1パック
酢           10ml
付属のタレ  お好みで

●作り方
普段納豆を食べるときの作り方に酢を入れて混ぜる
※タレなしでも、納豆の味が引き立ち、おいしくいただけます。
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酢納豆の酢の種類

酢納豆の酢の種類は個人的にはまろやかな米酢、フルーティーなりんご酢、コクのある黒酢がおすすめです。
酢納豆のお味は?
想像どおり「すっぱい納豆」味です。しかし、納豆特有の香りとネバネバが弱まり、混ぜるほどに泡立ち、ふわふわの食感になるため、納豆の香りやネバネバ感が不得意な方にとっては、食べやすくなるともいえます。
サラダのドレッシング、麺類の薬味、パスタや和え物など、さまざまな食材とアレンジすることで「酢納豆」を毎日摂取することができます。

酢納豆のすばらしい効果・効能

ここからは納豆とお酢による、相加効果・相乗効果、美容と健康に大いなる効果を発揮する「酢納豆」の効能について説明します。

血糖値改善・糖尿病予防

酢には、食後の血糖値の上昇を抑える効果があり、納豆の大豆サポニンは、血糖値を下げる効果と血管を若返らせる効果が、大豆レシチンには、血管内の不要なコレステロールを除去し、血管を保護する効果があることがわかっていて、これらは、糖尿病だけでなく、合併症の予防にも有効です。

高血圧・動脈硬化予防

血圧を下げる効果がある酢酸、血管の老化を防ぐ大豆サポニン、血栓を溶かすナットウキナーゼ、血管内の余分なコレステロールを回収するレシチンが含まれるので、高血圧・動脈硬化予防には大変強い味方です。
高血圧や動脈硬化は脳梗塞や心筋梗塞の心配だけでなく、各臓器の働きも低下させます。酢納豆のパワーで、健康な血管を作りましょう。
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免疫力UP

納豆菌は菌そのものが免疫カを高める効果を持っており、大豆イソフラボンには免疫力アップや抗菌作用、がん細胞の抑制効果があるので、納豆は総合的に免疫力を高めるカがあります。また、酢に含まれる酢酸とクエン酸には高い疲労解消効果があり、疲れない体を作ることができるのです。

美肌・アンチエイジング

若々しい肌や体を作るには、代謝を上げること、不要なものを体内に溜めないこと、健康な細胞生成を促すことが重要です。
酢納豆は、それらを促す五大栄養素がバランスよく含まれています。また、活性酸素など、体を老けさせる原因となる物質を抑える抗酸化作用のある大豆イソフラボンやサポニン、細胞や脳の老化防止やストレス緩和効果のあるレシチンを豊富に含むので、体全体を若々しく保ちます。f:id:tentsu_media:20190709152328j:plain

腸内環境改善・ダイエット

ほぼすべての栄養は、腸で吸収され、老廃物の排出をするので、腸内環境が悪い状態で栄養成分を摂取しても、効果効能を得ることはできません。
酢納豆の豊富な食物繊維は、代謝を促すビタミンやミネラル、大豆サポニン、大豆ペプチドなどの栄養成分が多く、腸内環境を改善します。その結果、便秘改善、脂質や糖質の代謝があがり、ダイエット効果につながります。また、大豆サポニンによる肥満予防の効果も有効です。

骨粗しょう症予防

女性は、閉経を迎えるとホルモンバランスが乱れ、カルシウムの吸収率が下がり、骨粗しょう症になりやすいため、日頃から骨量を増やす必要があります。また、無理なダイエットは、骨量が減りやすく、骨粗しょう症のリスクを高めるため、注意が必要です。
酢納豆は、酢の働きによって納豆のカルシウムを効率よく吸収できるうえに、骨粗しょう症の治療薬にも用いられているビタミンK2も含んでいるため、骨の形成・維持に有効です。

「ポン酢」は「お酢」とは違う!?「お酢」の豆知識

ここまで酢の健康効果について紹介してきた上で、気になったことがひとつ。お料理にも卓上調味料としても大活躍する「ポン酢」は、「酢」が付くからお酢なのでしょうか?
Wikipediaで調べてみました。

ポン酢(ぽん酢、ポンず)とは、柑橘類の果汁を用いた和食の調味料である。狭義のポン酢(ポンス)は、レモン・ライム・ダイダイ・ユズ・スダチ・カボスなど柑橘類の果汁に酢酸を加えて味をととのえ、保存性を高めたものである。酢酸を加えない柑橘類の果汁を特に生ポン酢と呼ぶこともある。また、ポンスに醤油を混ぜた「ポン酢醤油」も一般的に「ポン酢」と略して呼ばれる。ミツカンで発売している商品では、「ぽん酢調味料」というのが正式名称となっている。
ポン酢 ーウィキペディア(Wikipedia)ー

ポン酢には酢酸が入っているものもありますが、果汁による酸味が主であり、「お酢」ではないということがわかりました。

お酢で実感したこと

いろいろな効果・効能のあるお酢ですが、1日に15mlほどが適量と知り、苦手な方でも継続して摂取しやすいのではないかと感じました。
 
実体験として今のところの感想は、食欲不振と疲労回復に効果があり、最近疲れにくくなった気がします。1年以上続けている友人は先日の健康診断で、血圧と肝臓の数値が下がっていたそうです。大さじ1杯で夏バテしない、健康的な体づくりをしましょう。もちろん夏が過ぎても継続することが大事です。
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もりのくま

■参考文献
 医療監修 石原新菜・レシピ考案 若宮寿子『奇跡の酢納豆』 宝島社
 ワタナベマキ『わたしの好きな お酢・レモンの料理』家の光協会
 飛田和緒『 すっぱい料理』産業編集センター
 
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