【企業特集】ビアンカグループ代表に聞く、美容業界での躍進と社員への思いとは

店通インタビュー企画『企業特集』。今回は、ビアンカグループ代表の稲垣恵美氏に、美容サロンを28店舗、飲食店1店舗を展開する経営ノウハウ、独立開業から店舗展開、そして美容業界特有の問題、働き続けられる環境づくりと評価制度、人材育成と女性の働き方について、うかがってまいりました。

店通のインタビュー企画、「店」の奥にある企業と人の想いにフォーカスする『企業特集』。
今回は、ビアンカグループ代表の稲垣恵美氏に、美容業界の中で拡大し続けるための経営ノウハウ、美容業界の人材育成と女性の働き方について、うかがってまいりました。

ビアンカグループ

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ビアンカグループ
代表取締役 稲垣 恵美 氏(Megumi Inagaki)
 
東京を中心とする関東圏、そして沖縄に、ネイル・まつ毛サロン「Bianca(ビアンカ)」「B-STELLA(ビーステラ)」、ヘッドスパ専門店「AA JEWEL(エーツージュエル)」、美容骨盤に特化した「AA SEITAI(エーツーセイタイ)」といった、美容サロンを28店舗、飲食店1店舗を展開する。
 

独立開業『マンションの一室からのスタート』

「20代とはまったく違う仕事がしたかった」と、30歳で美容業界に飛び込んだ稲垣氏。もともと美容関係に興味があり、特にメイクをするのが好きだったとのこと。
店名の「Biancaビアンカ」(意味:イタリア語で『白』を表す女性単数形の形容詞)には、”白のキャンパスをイメージして、メイクのようにさまざまな色を塗ってきれいになれるように”との思いが込められている。

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ビアンカ神楽坂店
 
2003年に東京・麻布十番のマンションの一室に、稲垣氏はたった一人でにプライベートサロン「Bianca」を開業し、2009年に多店舗展開の第一歩となる、テナントサロン「Bianca」を神楽坂に開業。
そして現在の美容店舗数は28店舗(2019年2月時点)。さらに3月には藤沢、6月には沖縄のオープンを控えている。
 

店舗展開『2店舗目はすごく勇気がいる』

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ビアンカ恵比寿店
 
ビアンカグループでは、ネイルやまつげといった美容サロンを展開する中、神楽坂で飲食店を1店舗経営している。
飲食業界への展開は考えているものの「飲食の目に見えない原価や仕組みが難しく、そこがわかれば2店舗目行きたい。2店舗目はすごく勇気がいる。ノウハウを自分が納得のいくものに仕上げたら、2店舗目3店舗目へ行きます。」とのこと。
 
実際に2011年3月に2店舗目の「Bianca高円寺店」をオープンし、さらに同年には恵比寿・渋谷・新宿・中野へ4店舗オープンさせた。今後は国内のみならず、海外での美容店の展開を構想しているというビアンカグループ。その神髄ともいえる『接客』について伺いました。
 

接客精神『お客さんを、すごくきれいにしてあげたい』

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稲垣氏の接客は「商売」という意識ではなく、「すごくきれいにしてあげたい」という思い。技術の提供はもちろんだが、自分が使ってみた商品情報や、おすすめの美容情報をピンポイントで教えてあげることで、お客さんの信頼を得てきたという。
 
ちなみに、初めて行く美容店選びのポイントをたずねると、「口コミよりも指名すること。スタッフの意識を高め、いい接客、いい施術をしてもらえるよう、最初から指名していくこと。」と教えてくれた。プライベートの時間でも、スタッフの気持ちを高め、接客の質を高めさせるという経営者目線に感服した。

働き続けられる環境とは 『社員たちの次の一歩へ』

ビアンカグループの魅力は店舗数だけではない。稲垣氏の社員への考え方も大きな魅力である。求人採用、スタッフ育成と評価制度についてもうかがいました。
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評価制度『さまざまな技術者を平等に評価するために』

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ビーステラ港山下店
ビアンカグループの主力業態である「美容サロン」には、爪に施術を行うネイリストと、まつげに施術を行うアイリスト、2種類の技術者が在籍している。
売上に対するパーセンテージで歩合を設定することが多い美容業界だが、ビアンカグループでは他とは異なる評価制度を導入しているという。
それぞれの技術職を平等に評価するために、指名料をそのままスタッフの歩合給として反映し、さらに社内試験に合格したスタッフは指名料を自身で設定できるというものだ。
また、力を入れている商品販売に対する物販歩合や、大切にしている「お客様の声」に対する口コミ歩合など、あらゆる評価を反映していくシステムを取っているという。
 

人材育成『ビアンカグループには、不安や悩みの出口があります』

美容業界の求人・人材育成は、重要な課題である。稲垣氏はスタッフ採用の際に、ビアンカグループは長く働ける企業だということを伝えているという。「面接のときに必ず『出口がありますよ』と、話しています。施術ができないと仕事を続けられない技術職、ネイリストやアイリストの、『いつまで目が見えるだろう』『いつまで施術できるだろう』という悩みや不安の『出口』がある企業だということをお話しています。」
 
ビアンカグループはサロンだけではなく、スクール、自社の化粧品販売、フランチャイズといった事業を広げ、ネイリスト・アイリストの出口、次の一歩として営業職、育成講師、マネージャー、会社の幹部という道、いろいろな業種を経験できる環境を作っているという。
 
「営業になることもできる、講師として育成もマネージャーもできる、会社幹部にもなれる、それがビアンカです。ネイリスト、アイリストで終わりではなく、いい意味で逃げ道を作ってあげる。悩みの出口を作ってあげることが会社の役割だと考えています。」
  

まとめ

経営者としての聡明そうめいさと、女性としての包容力を合わせ持つ稲垣社長。
成功の秘訣をうかがうと、「仕事を好きになることだと思います。好きなことを仕事にするのはなかなか難しいですが、いろんな観点から仕事を好きになること『スタッフが好き』『お客様が好き』『美容が好き』はできると思います。」と、言葉を返していただきました。
 
自身の独立開業の経験から、スタッフの独立を応援できる環境にしたいという稲垣氏。
今後は店舗流通ネットとしても、ビアンカグループの展開や独立するスタッフのお手伝いができればと思いました。
 

会社概要

ビアンカグループ
代表取締役 稲垣 恵美
東京都千代田区飯田橋4-7-11 カクタス飯田橋ビル903
事業内容 美容サロン経営/美容スクールの経営/美容商品の販売/美容コンサルティング

店通編集部

 

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