【赤羽・イタリアンダイニングバー】旨いつまみ&こだわりのカクテルに酔う『Cocoqueur』

東京赤羽。せんべろや一番街の印象が強いここ赤羽で2018年5月、隠れた穴場「赤羽中央街商店街」に、イタリアンダイニングバー『Cocoqueur(ココキュール)』がオープンした。店内はさながらオーセンティックバー。マスターおすすめのカクテルとこだわりのお料理、そして独立開業に至るまでの経緯と今後の展望について伺いました。

ここは東京赤羽。

JR駅東口、区立赤羽小学校裏を進んだ先。
視界が開けた交差点角にたたずむ一軒が本日の舞台。

イタリアン×バー Cocoqueurココキュール

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取材に訪れたこの日、まえの仕事が伸び、あらかじめ伝えていた時刻を15分ほど過ぎていた。
小走りで店へと向かう。
ドアの窓から店内をのぞくとマスターがカウンター中で開店の準備をしていた。

「いらっしゃいませ」
「すみません、まえの仕事が伸びてしまって。マスター、本年もよろしくお願いします」
「こちらこそよろしくお願いします」f:id:tentsu_media:20190617135835j:plain
店を訪れたのは、正月気分が抜けきらない1月上旬。
外の凍える寒さとは裏腹、店内はもちろんマスターの人柄で一気に身も心も温まる。

「急な取材を引受けていただいて有難うございます」
「いいえ、ドリンク何飲まれますか?」
「せっかくなのでマスターおすすめのカクテルをください」
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2018年5月にオープンしたCocoqueur。
店に集うお客さまに「心からくつろいでいただきたい」というマスターの思いと、「リキュール(混成酒)をおすすめしたい」という気持ちが込められた店名《ココキュール:造語》だそう。
時は新年会シーズン真っただ中、さぞお忙しい営業が続いているのでは。
もうかってらっしゃいますか(笑)?」
「1月は4日から開けてるんですけどあまり良くないですね。お隣は元旦から開けていたみたいです」
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お隣というのは日本酒と魚が売りの居酒屋。
せんべろや一番街の印象が強いここ赤羽ですが、Cocoqueurが立地する赤羽中央街商店街付近も隠れた穴場。夜な夜な女性客で埋まるカフェダイニングや普段使いの鉄板焼き店など、近年はお手頃な価格設定そのままに、若者にも刺さる気鋭のお店が増えているんです。近隣でお勤めの方はもちろん、ネットの情報を頼りに遠方から来店されるお客さんも少なくないとか。
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「年末年始はどれくらいお休みされたんですか?」
「12月30日から1月3日まで5日間お休みをいただきました」
と、店の外に目をやると老夫婦が店内と置き看板を交互に眺めていた。

カラン、カラ~ン♪
「いらっしゃいませ」
老夫婦に席を促すマスター。時計の針は開店の時刻17時を過ぎていた。

独立開業に至るまでの経緯

高校卒業を機に上京されたマスター。学生時代にCocoqueurの原点がある様子。
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「修行はどれくらいの期間されたんですか?」
「町場の店とホテルで務めた期間を合わせて約8年ですね」
「8年ですか!ちなみに、差し支えなければ修行されたお店の名前を。。」
「営業に支障が出るんで(笑)。その質問は勘弁してください」

実は、目の前でシェイカーを操るマスターは、会社勤めの経験もある方。
その事実を知っていたからこそ、独立開業に至った背景を知りたいと思った。

イタリアンレモネード(左) ストロベリー・クリーム(右)

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イタリアンレモネード 800円 ストロベリー・クリーム 1000円(税抜)
■ストロベリー・クリーム
「旬のイチゴを使用した期間限定、オリジナルのフローズンカクテルです」
くどすぎない甘さ加減がグッド。スイーツ感覚で飲めて、お酒に強くない方にもおススメ。
■イタリアンレモネード
「カンパリは昨年12月に30種を用意してフェアをやってたんですよ」
ジンジャエールの辛さ×カンパリの相性が◎な一品。店自慢のピザとともに。
「お店を出すに当たって赤羽以外の駅でも(物件を)探されたんですか?」
「十条や東十条でも探しましたね」
「赤羽のお客さんをご覧になってて感じることはあります?」
「比較的年齢層が高い印象をもってます」

ギムレット

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ギムレット 800円(税抜)
「個人的にも好きなスタンダードカクテルです」
ジンの苦味&ライムでキリッと目の覚める清々すがすがしい飲み口。えてお料理と合わせずに単品でいただくのが正解。
カウンター9席とテーブル8席で構成される同店。
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ボトルが並べられた店内はさながらオーセンティックバー。
イタリアンのお料理も提供するきっかけは何だったのだろう。

「バーとイタリアンの組み合わせは影響を受けたお店があったんですか?」
「以前働いていたお店が参考になっています。好評いただいてるピザは生地からお店で作っているんですよ」

自家製ピザ トマトソース

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自家製ピザ トマトソース 780円(税抜)
お隣の席で楽しそうに歓談される老夫婦もオーダー。
自家製のカリカリに焼きあがった薄生地と、手づくりトマトソース&チーズの相性が抜群。小腹が空いたらこれで決まり。
こだわりのカクテルにうまいお料理。
これこそCocoqueurを味わい尽くす醍醐味だいごみ
「このお店は居酒屋の居抜きで入居されました。実際にオープンしてみて後悔してる部分はありますか?」
ほとんどスケルトンに近い状態まで壊しました。そうしないとテーブル席が確保できませんでした。」
思い入れが強い人ほどスケルトンでイチから店を作り上げるケースが多いと聞くが。
「入口とお手洗いの天井の高さが低いことも。これは実際に借りてみるまで気付かなかったです」
「なるほど」

居抜きで入居し出店に至るケースは今や珍しくない。
しかし、実際にお店を出した方の話を聴くと、2店舗目からが本当の意味で理想とする店が作れるというのもよく聞く話。
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「あと、ガスの容量。これも実際に借りてみて想定より弱いことに気付きました。」

ボストンクーラー

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ボストンクーラー 800円(税抜)
「スッキリ、サッパリというリクエストにはこれを」
レモンのほのかな苦味と炭酸でさっぱりスッキリ飲めます。
お店自慢の料理とも好相性な一品です。
昨年開業されたマスター。今後はどんな展望を抱いてらっしゃるのだろう。
「2店舗目は考えてらっしゃいますか?」
「現在は日曜を定休日にして週6日お店を開けています。店舗を増やすことよりも、売上げを上げて週休2日にすることが先ですかね。」

国産牛すじ煮  あっさり塩味

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国産牛すじ煮 あっさり塩味 880円(税抜)
「自家製ピザと並ぶ当店おススメのメニューです」
牛すじのシャキシャキ食感と心身ともに温まるたまねぎスープが◎。最後の締めにおススメです
「最後に、マスターから見た赤羽はどんな街に映ってますか」
「とても発見の多い街という印象を持っています。まだまだ周知されていないところもありますが、今後もっと多くのお客様に利用いただいて、お店の価値を高めていきたいですね。」
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お店を出ると外はすっかり暗くなっていた。
店の外まで見送ってくださったマスターにお礼を言って駅へと歩を進める。

通り過ぎるお店には照明が灯り、中には会社帰りと思しき会社員・OLらの姿が目に飛び込んでくる。時計の針は未だ19時を少し過ぎたばかり。
今宵も赤羽のにぎやかな夜が幕を開けたー

■イタリアンダイニングバー Cocoqueur
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■住所:東京都北区赤羽1-36-6
■電話:03-5939-7179
■営業時間:17:00~翌0:00 料理L.O. 23:30
■定休日:日曜日
■アクセス
 JR赤羽駅・東口から徒歩5分(350m)
 南北線・赤羽岩淵駅から徒歩3分(210m)

cocoqueur.owst.jp

七海

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