超個性派オーナーのレンタルオフィス経営術を徹底解剖

設備を最低限にすることで経費を抑え、貸せる事業の幅も広がる、そしてひとつのオフィスを複数のテナントを貸せるという時間貸し契約のレンタルオフィス経営術を紹介します! レンタルオフィスと貸事務所は契約形態が大きく異なります。貸事務所では賃貸借契約を結びますが、レンタルオフィスは敷金や礼金がかからないサービス利用・施設利用の契約が多いです。 今日は「木村流!レンタルオフィス経営術」を詳しく紹介します!

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お久しぶりです!前回書いたビールの記事からほぼ1年、ししまるです!
今回の記事は、以前から交流のある不動産オーナーの「木村さん」が、一風変わった「レンタルオフィス」を賃貸していると聞きつけ、世の空室に困っているオーナー様の参考になればと思い、突撃取材した記事となっています。
 
木村さん独自のテナント募集や管理方法・契約形態までを余すことなく語っていただき、「レンタルオフィスのあらまし」などを絡めつつ、「超個性派オーナーのレンタルオフィス経営術」を紹介していきたいと思います!
 

レンタルオフィスとは? 貸事務所との違い

レンタルオフィス イメージ
 
一般的な貸事務所とレンタルオフィスは、どちらも期間貸しではあるのですが契約形態が大きく異なります。貸事務所では賃貸借契約を結びますが、レンタルオフィスの多くはサービス利用施設利用などの契約をします。レンタルオフィスの契約は、敷金や礼金がかからない場合が多いです。
 
また貸事務所とは違い、机や椅子、電話を始めとしたオフィス機器やインターネット環境など、ビジネスに必要なものがあらかじめ準備されているのも特徴の1つです。 
  
レンタルオフィスは利用者目線で見ると「初期投資が低く抑えられる」「事業スタートまでのスピードが速い」「利用期間は数日~数カ月単位の期間貸し」などが、大きな特徴であり人気の理由でもあります。
  

木村流!レンタルオフィス経営術

しかし、今回取材させていただいた超個性派オーナー木村さんは、こういった今までのレンタルオフィスの固定概念には捉われず、他にはないレンタルオフィスを運営しているとのこと。
 
「木村流!レンタルオフィス経営術」を詳しく紹介していきたいと思います!

当初、通常の賃貸借契約で賃料8万円で20年ほど貸していた2階の一室が、解約となってしまいました。
その後、不動産屋さんにテナントの募集を依頼したものの、なかなか次のテナントが見つからなかったため、ご自身でテナント募集、さらには契約・管理までを始めたそうです。
木村さんはもともと大手企業の役員として手腕を発揮してきた経歴の持ち主。「個性的で面白く」「他人と違ったことをやる」をモットーにしてきた木村さんだからこその経営術です。
 

今回ご紹介のレンタルオフィス ~木村早稲田ビル~

こちらが現在、木村さんが実際に貸出しているレンタルオフィスの所在地と間取りです。
 

 

間取り図
 
立地は早稲田駅から徒歩1分と好立地。オフィスの広さは約8坪(約26.45㎡)と、個人で借りるには十分すぎる広さとなっています。
 
オフィスの内装はこちら。 
木村早稲田ビル
 
写真からも分かるとおり、机や椅子、電話などのオフィス機器が見当たりません!
 
それもそのはず。レンタルオフィスではあるが、幅の取るデスクやオフィス機器などを置かないことで、幅広い業種で使用できるようになっています。
  

個性派レンタルオフィスの契約条件

次に、気になる契約条件とその内容ですが、なんと!現在お使いの契約書を見せていただくことができました!
 
特定ビジネス企業支援型空間利用契約
 
通常の賃貸借契約とは違うというのを明確にするため、木村さんが命名したその名も「特定ビジネス企業支援型空間利用契約」。特に、注目していただきたいのが「第2条」です。
成果報酬型・空間利用契約」と名付けられた契約形態は、なんと月々の支払い方法(契約方式)を次の3パターンから選べる仕組みになっています。
 
【成果報酬型・空間利用契約】(要約)
(1)基本負担金 30,000円 のみ
(2)基本負担金 10,000円売上高の20%
(3)基本負担金 0円売上高の30%
※ ただし、上記いずれの契約も規定使用時間を「1日最大10時間とし、月の合計時間を100時間以内」とする。
 
この契約条件であれば、利用者イニシャルコストもランニングコストも、一般的なレンタルオフィスと比べても少額で抑えられるという画期的なシステムです。
 
こちらのオフィスは契約者が利用したい時間を事前に申し込んでもらう「時間貸し」契約なので、オーナー側の利点としては、ひとつのオフィスに複数のテナントを入れられるという点が挙げられます。下の表は、木村さんが実際に使用している利用者管理表です。
 
管理表
 
時間貸しにして複数テナントを入れることで、期間貸しでひとつのテナントに貸す場合よりも、空室になっている期間・時間を減らすことができます
この契約形態は、期間貸しをした場合よりも収益が小さくなることもありますが、低リスクで運用ができます。
  
現在、木村さんのビルでは2名のテナントさん(どちらも整体師さん)が利用しており、両名とも(1)の月額3万円だけの契約を採用しているとのことです。もともと、家賃8万円で賃貸していた部屋なので、表面的には2万円の減収が出ています。ですが、先日までは3名のテナントが入居されていたので、その際は9万円の収入となり、増益でした。
 
ただ、木村さんは、空室で賃料収入が0円だったものがプラスになったこと、「若手企業家の支援」としてのインキュベーションオフィスという社会貢献的スタンス、ということで、現状に十分満足されているご様子でした。
 
ちなみにテナント募集に関しては、木村さんが通っているサービス施設の整体師さんに声を掛け、口コミや紹介から契約に至ったとのことです。
当初はアナログな募集方法だと思っていたのですが、広告費もかからないので、意外とアリだなと感じました!
 

おわりに

以上が、木村さん流のレンタルオフィス経営術です。
固定概念に捉われない独自の契約内容とそれを実践する行動力に感服です。そして、この個性的なアイデアと契約内容まで、赤裸々にご教示していただいた木村さんの心意気には、人生の先輩、起業家として尊敬の念しかありません。
 
【木村流 レンタルオフィス経営術のポイント】
設備必要最低限のレンタルオフィス
・借主のメリット
借りたスペースを最大限に活用でき、自由な事業の立ち上げが可能
・オーナーのメリット
オフィス機器などの購入費、メンテナンスにかかる維持費などを削減できる
 
契約形態を選択できる時間貸し契約
・借主のメリット
イニシャルコストやランニングコストが少ないため、気軽に利用しやすい
・オーナーのメリット
一室に複数のテナントを入れられるため、空室になっている期間・時間を減らすことができる

 
木村流のポイントは、利用者・オーナーの双方にメリットがあるところだと思いました。
 
空室でお困りのオーナーさんや収益・集客にお悩みのオーナーさんがおりましたら、今回の記事をぜひ参考にしてみてください!
 

木村早稲田ビルは現在テナント募集中です!

今回取材に協力していただいた木村さんのビルですが、まだ余裕があるので、もう一組テナントさんを募集しているとのことです!(2018年9月現在)
木村さんの「特定ビジネス企業支援型空間利用契約」第6条にあるように、水光熱費もコミコミで初期費用もかかりません。利用の希望やご興味がありましたらお問い合わせください。
この記事を読んでくださった方限定で、ししまるが木村さんへお取次ぎいたします!!
店通メールフォームより、ししまる宛にお問い合わせください。
 
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ししまる

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