京都・路地裏の出店事情レポート〜四条河原編〜

京都・四条河原の路地裏でバーを営む友人から、突然「お店を閉める」という連絡が。 35年にも渡り経営してきたお店が閉まってしまうことに、寂しさを感じずにはいられません。 日本有数の観光地である京都の四条河原の路地裏を歩きつつ、この付近の出店事情について調べてみました。

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こんにちは、元マンションデベロッパーのブッチです。


数ヶ月前、私の故郷である京都・四条河原の路地裏でバーを営む友人から、突然「お店を閉める」という連絡が入りました。


会社の業務が終了してから夜にお店をOPENさせ、大学の後輩2人が経営してきたバー「RAT&BOAR」。残念ながら営業する時間がこのところ取れなくなってしまったがために、閉店せざるを得なくなったということです。35年にも渡り経営してきたお店が閉まってしまうことに、寂しさを感じずにはいられません。


この思い入れのあるお店の後には、どんなお店が入るのだろうか。路地裏とはいえ、日本有数の観光地である京都の四条河原といえば、皆さんはこう想像するでしょう。
・敷居が高い
・家賃が高い

どうしてもこの様なイメージが強く、スムーズに入居者が決まりにくいかもしれない。そんな気がかりもあり、先日京都へ帰省した際に、この四条河原町路地裏を実際に歩きつつ、この付近の出店事情について調べてみました。


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まずは、実際に歩く前に家賃相場の調査。路面店では家賃坪単価@25,000円~@30,000円くらいが相場のようで、大通りから一本入った路地裏とはいえ、結構するようです。


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この路地には古くからある、歴史あるお店が並んでいるのですが、私も何回も足を運ばせてもらっているお店を何件かご紹介したいと思います。


志る幸

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汁ものが有名なおばんざいのお店。勤皇派の志士、古高俊太郎の屋敷跡でもあります。
 
「志る幸」という名前は、質素を旨とした時代に、お客さんは各自飯を持ち寄り、会主は汁だけを用意してもてなした「汁講(しるこう)」からきているのだそうです。とても繁華街の一角とは思えない、歴史を感じる佇まいで、カウンター・奥座敷で懐石料理と、白味噌・赤味噌・すましの三種類の味わい深い汁を楽しむことができます。
 
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志る幸
〒600-8001 京都府京都市下京区河原町通四条上ル一筋目東入ル
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築地

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昭和9年創業のレトロな喫茶店。「築地」という名前は、初代店主が好きだった築地小劇場にちなんで名付けられたのだとか。店内に置いてある椅子や、外壁の乱貼りタイルは初代店主がデザインされたもので、ゴージャスな当時の雰囲気がそのまま残っています。現在は三代目となりましたが、変わらぬ素敵な雰囲気が漂う店内です。
 
名物はホイップクリームを乗せたウインナー珈琲。初代店主が本物にこだわって純正の生クリームを入れたのが始まりだそうです。最近では観光として訪れる人も多いですが、古くから地元の人に愛されている喫茶店です。
 
築地
〒604-8026 京都府京都市中京区米屋町384-2
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いろめし黒川

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おいしいお魚と京野菜のおばんざい、そして「いろめし」という季節ごとに変わる炊き込みご飯を楽しめるアットホームなお店です。「RAT&BOAR」のオーナー達とよく一緒に食事を楽しませていただきました。
 
いろめし黒川
〒604-8026 京都府京都市中京区河原町通四条上る米屋町384-5
4,000円(平均)
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あらためて立地調査として慣れ親しんだ地元を巡ってみると、これまで観光地というイメージが強かったその土地は、意外にも地元の常連さんに支えられ、地域の繋がりが強い地区だったということに気付かされました。


京都は昔から国内外を問わず観光都市として不動の地位で、この路地裏も外国人観光客を大変多く見受けられます。観光客だけを相手にした業態は、もちろん話題性があれば繁盛させることは難しくないかもしれません。
 
しかしやはり古くからのお店と新しいお店が混在する地域では、一緒に地域を盛り上げようとする繋がりなくしては、なかなか長く続けていくことは難しいのではないでしょうか。
 
これからこの地区で飲食店をやりたいと思っている方にとっては、業態はもちろんですが、地域の人とのつながりをしっかり作って行けるかが成功のポイントになるかもしれませんね。長年続けてきた友人のお店にも、地元の人にも観光客にも愛されるお店が入ってくれることを期待したいと思います。

ブッチ



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