【8/24は愛酒の日!】大人の社交場 BARってどんなところ?酒を愛する人の酒場事情を教えます

8月24日は「愛酒の日」 バーのイメージは? 入りづらい、店内が良く見えない…。それはバーの奥ゆかしさです。 初めは敷居が高い感じがして、ちょっと入りづらいし、何を頼んだら良いのか分からず緊張しました。 下北沢SHINAの更級店長にお話を伺い、バーの楽しみ方、お酒の楽しみ方を紹介します。  

こんにちは。とんこです。
長年下北沢に住んでいて、下北沢の飲食店レポートを中心に記事を書いています。前回の記事では下北沢にある広島風お好み焼き「ヒロキ」のレポートをしました。こちらからご覧いただけます!
www.tenpo.biz
 

作る方も飲む方も…みなさん、お酒は好きですか?

f:id:tentsu_media:20160815111913j:plain
本日8月24日は「愛酒の日」です。著名な歌人、若山牧水の誕生日で、若山牧水がお酒をこよなく愛していたことから「愛酒の日」と定められたとのことです。若山牧水はなんと1日に1升以上飲む大酒豪だったそう!
 
と、いう事で…。若山牧水には及びませんが「愛酒の日」の記事担当に任命された私とんこ(お酒は程々ですよ!)が「自分の好きなお酒の場」と言われて真っ先に浮かんだ「バー」について、今日はご紹介していきたいと思います。
 
 

「行かない人」が抱くバーのイメージってどんなの?

レポートの前に、1つ気になる点がありました。
 
それは、バーに行き着けている人とそうでない人で印象がかなり違うということ。試しに社内メンバーにバーの印象を聞いてみたところ

f:id:tentsu_media:20160527183933j:plain「酒に詳しい人達が集い、チョコレートとナッツをかじりながら色んなカタカナで酒を評論し合う場所。怖い」

f:id:tentsu_media:20160530112253j:plain「酒が高い」

f:id:tentsu_media:20160816163828j:plain「お姉さんと仲良くなれるところ!」

 
…見事に偏見だらけの意見が返ってきました。
確かにバーって行く前は私も入りづらかったですし、外からは店内が良く見えないお店が多いので、入ったことがない人は中のイメージが想像しづらいのもわかります。
 
それにしたって、良くないイメージありすぎじゃないですか?
 
多くの人に「バーに行きたい」「バーをやりたい」と思って欲しい!バーにも色々ありますが、今回のレポートを通して、少しでもBarを身近に感じて欲しいです!
 

下北沢SHINAの場合

f:id:tentsu_media:20160812120815j:plain
やってきました。こちらが私の「お酒の場」、下北沢SHINAです。
 
私が初めてSHINAを訪れたのは1年半程前になります。(まだまだSHINA歴浅いです、、)
 
その日は友人達と下北沢で食事をした後「少し飲み足りないし、もう一杯だけ飲んで帰ろうか。」ということになり、元々SHINAの常連だった友人に連れて行ってもらいました。
 
初めて行ったときは敷居が高い感じがして、ちょっと入りづらいし、何を頼んだら良いのか分からず緊張したことを覚えています。今では一人でも気軽に行けるようになりました。
 
一人で飲みに行くのって、相手の予定を気にすること無く自分が飲みたいと思った瞬間行けちゃうのが魅力的ですよね!仕事帰りや飲み会の帰り、ちょっとだけ飲みたい。けど、家で飲むのもなぁ、、一人じゃつまらないし、という時ふらっと寄ってお酒を楽しんでいます。
 
f:id:tentsu_media:20160812123837j:plain
入口はこんな形。どうでしょうか。「地下で入りづらい?」「入口から中が見えない?」それがバーの奥ゆかしさです。でも大丈夫。一度扉を開けてしまえば怖いことなんて何もありませんよ。それでは早速中へ入ってみましょう。
 
f:id:tentsu_media:20160812124604j:plain
「とんこちゃん、いらっしゃい。」
 
こちらがSHINAの店長、更級 祐士さらしな ゆうじさんです。話したい時には話し相手に、そして静かに飲みたい時はそっと見守ってくれる存在です。今日はバーの経営や接客について色々と聞かせていただく予定です…が、すみません!とりあえずビールお願いします!
 
f:id:tentsu_media:20160815114922j:plain
「はーい。バスペールエールでいいかな?」
 
準備してくれたのは、三角マークのラベルが特徴的なバスペールエール。イギリス産まれのこのビール、普通の居酒屋ではあまり見かけませんが、芳醇な香りとキレが特徴的なとっても美味しいビールです。
 
私はお酒の銘柄に詳しくありませんが、SHINAに来るようになって新しいお酒をたくさん
教えて貰い、その中で「好き」と思える味も知りました。たとえお酒の名前を覚えていなくても、通っている内になんとなく好みを理解してくれて、好きなお酒を出してくれるのもSHINAのいいところ…!
その他海外ブランドビール | アサヒビール
 
f:id:tentsu_media:20160815120114j:plain
それでは乾杯も済んだところで、SHINA店長の店舗経営についてお伺いしていこうと思います。
 
 

誰でも最初ははじめまして。常連が多いバーの空間作りとは

―私は友人の紹介なので、最初から話し相手がいましたが…。世間的にバーは出会いの場!という印象を持っている方も居るようです。初めてのお客さんや知らない人同士を繋げる事って実際にありますか?
 
更級店長:「自然体に、話の流れや場の流れを見て話題を振る事はありますね。喋りたくない時もあるだろうし「ここに来たら喋らなきゃいけない」という風に思われてしまうのも嫌ですから無理にはしません。逆に「話がしたい」という気持ちの方もいらっしゃいます。少しずつ会話をしていく中で「あ、だったらあの子も…」と会話に混ぜたり…という具合です。」
 
f:id:tentsu_media:20160815145500j:plain
―お客さんの様子で対応を変えなきゃいけないなんて大変そう…。話したいか話したくないかって、わかるものですか?
 
更級店長:「んん、どうでしょう笑。はっきりとは言えませんが、お客様の顔色や空気を見てなんとなくわかります。そのお客様だけでなく、お店全体が「重苦しい空間」にならない事を大前提に考えていますので、話をするしないよりも、皆様が居心地の良い空間になるように気を配っている…という感じです。勿論、知らないお客様同士でこの場をきっかけに話が盛り上がってくれれば、それはとても嬉しいですね。」
 
f:id:tentsu_media:20160815160410j:plain
―居心地の良い空間作りで、工夫されている点は具体的にどんな事でしょうか?
 
更級店長:「初めてのお客様が1人でいらっしゃった際は、1分以内に話し掛けようと心がけています。内容は「今日は雨ですね」とか、他愛無い話題で良いんです。お客様から話し掛けるのはすごく勇気がいると思います。初めての場所で沈黙の5分間はとても長く感じる。そこまで時間が経ってしまうと「やっぱり1人で来るの失敗したかなぁ」とか「喋っちゃいけないかなぁ」という気持ちを起こさせてしまうかもしれません。ですから、先ずパッと一言だけでも声を掛けるようにしています。」
 
f:id:tentsu_media:20160815122238j:plain※私がSHINAで好きになったウイスキー「ラフロイグ」。今日は特別にクロムハーツのグラスで頂きました!
 
―やはりバーに来る方は、お酒に詳しい方が多いですか?
 
更級店長:「詳しくない方も、強くない方もいらっしゃいますよ。楽しみ方は人それぞれです。お酒の説明をする時は専門用語を使わないようにしています。例えばとんこちゃんの好きな、このお酒。ラフロイグといってかなり独特な風味がします。よく「スモーキーで…」なんて表現が使われるけれど、そんな事言われても知ってる方じゃないとピンと来ない。だから「薬っぽい」や「畳っぽい」など…イメージ沸きやすい表現で、誰にでも楽しんで新しいお酒に出会って欲しいと思っています。名前なんてわからなくても大丈夫なんですよ!」
 
 
 
インタビューの回答からも伝わっているかと思います。更級店長から滲み出るこの安心感…。間違いなくSHINAにまた来たくなる魔法の1つです。決して押し付けがましくなく、雰囲気や表情を含め、聞き上手な方です。ここに来てお酒を飲んでいると、店長を交えた皆で、自然と色々な話をしたくなってしまうのです。
 
普段意識したことはありませんでしたが、私たちが過ごしやすいように、気付かないところでも店長はいつも気を配ってくれていたようです。私の好きなお酒の場は、そんな居心地の良いほろ酔い空間です。
www.suntory.co.jp
 
 

飾りじゃない!気になるフルーツをその場でカクテルに♪

f:id:tentsu_media:20160815130923j:plain
SHINAは初心者でもお酒が楽しめるとご紹介しましたが、楽しみ方をもう1つ。カウンターには日替わりで色んなフルーツが並んでいます。見栄えが良いのでオブジェかな…?と思ってしまいそうですが、こちらのフルーツ、気になるものを選んで頼むと、その場でカクテルにしてくれます!
 
店長に今日のおススメを伺ったところ、今日はパッションフルーツが入っているそうです。早速頼んでみました。
 
f:id:tentsu_media:20160815130946j:plain
中はこんな感じ。「味が思い出せない」と言ったところ、1口試食させていただきました!酸味が利いて、美容に良さそうなフルーツです。普段食べないフルーツがバーで楽しめるのも珍しくないですか?
 
f:id:tentsu_media:20160815131049j:plain
ホワイトラム酒をベースに、パウダーシュガーで甘みを足したさっぱりショートカクテルを作成して下さいました♪
 
f:id:tentsu_media:20160815131058j:plain
飲みやすくてとっても美味しい!こんなところからもまた新しい会話が進みました。ちなみに私もここのフルーツを差し入れすることもあります!カクテルの種類も知らなくたって大丈夫。色んなお酒を楽しみながら、少しずつ自分の好みを知っていくのもまた一興です。
 
ちなみに「高そう」という意見があったので言っておきますと、この日色んなお酒を楽しみ数時間お話して料金は1人2,000円弱でした。居酒屋のようにグイグイ飲むところではありませんので、ゆっくりお酒を楽しめたことを考えると、決して高い金額ではありません。
 

おわりに

飲食店経営をされている方にとっては、「お酒を提供する」のが身近な人も多いかと思います。
日本では20歳を超えた大人なら誰しも楽しめる「酒」文化。それは…友達と飲む酒、仕事仲間と飲む酒、1人で飲む酒…。一口に「愛酒」といっても、お酒の種類から、シチュエーションまで、その種類は千差万別です。若山牧水も生前多くの酒にまつわる歌を残しており、あらゆる場面でお酒を嗜んでいたことがわかります。
 
私もお酒が大好きですが、その日の気分によって飲みたいお酒の種類は異なります。気の知れた友達と居酒屋でビールを飲みたい日もあれば、ちょっと特別な日は美味しい料理とワインなんかを楽しみたい日もあります。
 
f:id:tentsu_media:20160815104731j:plain
消費者にとって飲食店は、決して「飲食」そのものだけを求めて行く場所ではありません。その場の空気やその場の会話から、何かしら楽しい気持ちや安らぎを求めていきます。
 
お店に来てくれている方々は、あなたの提供する「場」に賛同してくれたお客さんです。自分がどんなお店をやりたいのか。どんな「場」を提供したいのか。その気持ちがマッチングした時にそのお店を「自分の場所」として認識するのかもしれません。
 
これから飲食店経営を志す方も、長年経営して思い返すことが少なくなった方も、「どんな人に喜んでもらいたいのか」この愛酒の日に、今一度振り返ってみてはいかがでしょうか。
 
 
 

お店情報

SHINA シナ
f:id:tentsu_media:20160812120815j:plain
住所:東京都世田谷区北沢2-9-1 大新ビル B1F (京王井の頭線下北沢駅南口 徒歩2分)
電話番号:03-3465-8998
定休日:日曜日不定休
店舗HP:SHINA(シナ)(地図/下北沢/バー) - ぐるなび
 

とんこ

 



f:id:trn_y_ogihara:20170130115754j:plain