びっくり!寿司職人が巻く細巻きはこんなにうまい!

桶の寿司。その最後に残るのはいつも決まってかんぴょう巻きとかっぱ巻き。 細巻きはにぎり寿司を引き立てるだけの脇役なのか? 「江戸前びっくり寿司成城店」に細巻きの魅力と実力をお伝えします! 細巻きで職人の力量が分かってしまう!? なるほど、やはり細巻き、奥が深かった。

はじめに

まだ自分が小さかった頃、誕生日会には桶の寿司が届いたことを未だに覚えています。その桶に最後に残るのはいつも決まってかんぴょう巻きとかっぱ巻きでした。
最近出席した立食パーティでも同じ光景が。
にぎり寿司は瞬く間になくなるのに、やっぱり最後まで残るのはこの二品。。。かんぴょう巻きやかっぱ巻きを始めとする細巻きは、私にとってはにぎり寿司を引き立てるだけの脇役でしかありませんでした。


しかし、そんな私もお寿司屋さんにひとりで行ける年齢になってからというもの、ガラリと変わって細巻きの魅力に取り憑かれています。本日は、そんな細巻きの魅力と実力をお伝えしたいと思います!


ちなみに今回記事取材に伺ったのは、前回の江戸前寿司の記事でもお世話になった「江戸前びっくり寿司成城店」さん。今回もお世話になります!

「ラッシャイ!」

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君たちも主役になれる~かっぱ巻き・かんぴょう巻き~

まず、席について注文するのは“かっぱ巻き”と“かんぴょう巻き”。


かっぱ巻きとは、きゅうりを海苔とシャリ(ごはん)で巻いた、超定番の細巻きのこと。
正直なんだかさみしい食べ物だなあ…と子供の頃は感じていましたが、そんな本日のかっぱ巻きは、細切りにしたきゅうりを大葉に巻いて、白ゴマをまぶしたちょっとスペシャル感があるもの。


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使われているのは、どちらかというと脇役の食材たちばかりなのですが、やさしく、スマートで、それでいて素材の美味さをしっかり主張する細巻きになっており、“さみしい食べ物”のイメージが完全に覆されます。


そして、もう一つのド定番の細巻きである、かんぴょう巻き。
正直な話…子供の頃は他に食べるものがなくなって、お腹を満たすためだけに食べていた記憶があります。かんぴょう巻き、ごめんなさい。
このお店で出てくるのは、少し甘めのかんぴょうに、わさびと白ゴマをちょこっとプラスしたかんぴょう巻き。


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美味い〜!
甘さと辛さの絶妙なハーモニー。もちろん、かんぴょうやわさび、シャリ自体が美味しいということもあるのですが、寿司屋で食べる細巻き。特にカウンターから出てくる巻きたての細巻きは、ベタッとした海苔の固さがなく、シャリがふわふわしているので、噛み潰すような感触がなく、食感も驚くほど良いのです。



あまりの美味しさに、細巻きがひょいぱくひょいぱく口に運ばれていく・・・


お酒のつまみにいいんです~山ごぼう巻き、贅沢巻き~


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お次は山ごぼう巻き。
これ、最近特にはまっています。
“山ごぼう”とはキク科の「モリアザミ」や「ごぼう」の根のことで、これを漬け物にしたものが巻かれているのですが、シャキシャキしていて食感が良く、味噌漬けの濃い味付けのため、お酒がグイグイ進みます。
このお店では大葉を巻いたものが出てきて、オレンジと緑のコンストラストで見た目も美しい。。。


この山ごぼう、恥ずかしながら最近知った食材です。
誰かと食べに行ったら注文してみてください。
通っぽいかっこいい男性(女性)に見られるかもしれません。


このように、細巻きの魅力はにぎり寿司と違ってつまみにもなるところ。
1本(6切れ)を2,3人でつまんで食べれば、みんなでちょっとずつ、いろんな味を楽しめます。
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それでもお腹いっぱい、もっと少ない量でいろんな味を楽しみたい!という方には、これ!
ウニとトロときゅうりを巻いてイクラをトッピング。
その名も贅沢巻き!!


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個性の強いネタばかりでもひとつひとつの味がしっかりしていて、それでいて調和している。ただ贅沢なだけではない美味しさを味わえる細巻きなんです。
これも職人さんの腕のおかげですね。
ちなみにこれは通常メニューにはない一品。お願いして巻いてもらいました。


このようにいろいろなネタのコラボレーションが楽しめるのも細巻きの魅力ですね!

究極の細巻き ~涙巻き~


“涙巻き”とは、わさびを海苔とシャリ(ごはん)で巻いた細巻きのこと。
これはただの罰ゲームでしょ・・・。と、以前は食べ物で遊んでいるようで少し反感を覚えていた涙巻きですが、これがまた食べてみると癖になる美味しさなんです。


辛いなかにもほんのりと感じる甘み、それを優しく包み込む海苔とシャリ。
これは、海苔・シャリ・わさびの全部が良い素材でないと美味しくないんです
グルメ漫画「美味しんぼ」18巻でも究極の細巻きと紹介していましたが、なるほど納得です。
私はお寿司屋さんでの締めは必ずこれと決めています。


しかし今日は、お酒を飲み過ぎて職人さんに余計な注文。
「わさび特盛りで!!」
優しい職人さん、巻く前に「いいんですか?大丈夫ですか?」と何度も念を押してくれましたが、「大丈夫。いってください!!」と言って出てきたのが

これ。

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ぐお〜〜〜〜〜!!!!
口に入れる前に目が痛くなるほどの辛さ!!!!!!

これは飲み過ぎた自分への戒めでした。。。


みなさんにも知って欲しい、細巻きの魅力

いかかでしたでしょうか。私も細巻きについては素人なので、伝えきれていない魅力がまだまだいっぱいあると思います。
段々とハマったこの細巻き。「にぎり寿司よりも簡単そうだから、うちでもやってみようかな〜」と口にしたら、板前さん、細巻きを作るのは難しいよっ!とのこと。
巻くのは簡単そうでも、ネタの大きさに応じてシャリの量を見極める勘と職人技の包丁さばきが必要なんだそうです。だから細巻きの断面でその寿司職人の力量が分かってしまうのだとか。


なるほど、やはり細巻き、奥が深かった。。。


とりあえず、うちでは手巻き寿司からスタートです。。。



◆今回の取材店
江戸前びっくり寿司成城店
住所:東京都調布市入間町1-41-1
電話:03-5315-3088
ぜひお近くの方はこちらのお店で細巻きを堪能してみてください!


◆前回の江戸前寿司の記事も、どうぞ合わせてお読みくださいね
www.tenpo.biz

すきすきすしすし




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