【店舗の越境、注意点と対処方法】不法侵入!境界を越えてしまったとき・・・

越境とは? 境界を越えること。国の境界(国境)を勝手に超えると国際問題になり、大変なことになります。 店舗でいえば看板・テント・ダクト・室外機・樹木・などが境界線を越えて隣の敷地に侵入、「越境」し、トラブルになります。越境の注意点・対処方法などを抑えておきましょう。

越境とは?

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『越境』。読んで字のごとく、境界を越えることです。 国と国の境界(国境)を勝手に超えたりすると国際問題の火種になったり、それはそれは大変なことになります。

基本的にお隣との境界も同じことです。 店舗でいえば看板・テント・ダクト・室外機・樹木・などが境界線を越えて隣の敷地に侵入、「越境」し、トラブルになることがあるのです。

本当にあった越境の話 【プロパンガス】

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都内のあるお店が都市ガスからプロパンガスに切り替えた時に起こった案件をご紹介します。

都市ガスからプロパンガスへの切り替えですから、当然、ガスボンベの置き場所が必要になります。 隣との境界に通路がありましたので、邪魔にならないよう気を配りながらガスボンベを6本設置しました・・・。しかし、数日して隣の大家さんから「通りにくいじゃないか」とクレームが入りました。


よく見るとボンベの太さの4分の1ぐらいが越境していました。 数センチでも越境は越境です。隣の大家さんに丁重にお詫びをするとともに、話し合いが始まりました。

1.ガスボンベを敷地内の他の場所に移す。
2.越境面積分の地代を払ってそのまま置かせてもらう。
3.ガスボンベの本数を減らしてそのまま置かせてもらう。
4.ガスボンベを撤去して都市ガスに戻す。

4つの案を検討し、最終的には、3番目の「ガスボンベの本数を減らしてそのまま置かせてもらう」で、合意しました。

本当にあった越境の話 【ウェザーカバー】

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ひとまず安心。と思っていると反対隣の大家さんから、ウェザーカバーが越境しているとクレームが入りました。 空中越境しているから、お店の費用で撤去してくれという要望です。

高い所にあるウェザーカバーの微妙な越境はわかりにくいですが、越境していると言われれば「おっしゃる通り」。


しかし、お店側で設置したものではないので調べてみると、お店の大家さんが好意で付けてくれたものと判明しました。 結局、大家さん同士の話し合いになりましたが、良好な関係でしたのでそのままの状態でOKになりました。めでたしめでたし。

工事計画を立てたら… 事前の相談と確認で予防!

越境はごく稀に起こるトラブルですが、甘く見ると大変なことになります。 越境状態を解消するのか、それともそのままの状態を認めるのかはケースバイケースです。

越境部分について、賃貸借契約を締結して賃料を支払うケース、取り決めをして覚書を締結するケースもあります。隣同士なのであまりもめたくないというのが本音だと思います。


もめ事を作らないために、店舗の改装や新装を行う際は工事の大小に関わらず、必ず事前に大家さんや管理会社に相談しましょう。工事の内容と方法、スケジュール、注意点などを確認し、外装に関わる工事の場合は境界線の確認も忘れずに行いましょう。
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そして近隣への工事の挨拶と説明も忘れずに行いましょう。


それでも越境が発生してしまった場合、結局は双方の話し合いで解決策を探すことになりますので、何といっても日頃から良好な関係を作っておくことが大切です。 大家さん、ご近所さんに限らず、いつも笑顔できちんと挨拶をしましょう。

まとめ

・自身の敷地、他の人の敷地を事前に確認する
・店舗の工事の際は、大家さん、管理会社に相談する
・日頃から良好な関係作りを心がける

トラブルが起きた際は必ず放置をせず、きちんと対処しましょう。

どんぐり



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