良い物件の選定には店舗経営とは別の能力が必要。だからこそ信頼できるパートナーの存在が不可欠  

株式会社トライポッド 代表取締役 CEO 

廣川 真一 様

新宿歌舞伎町発の赤身ステーキ専門店として人気の「ハラペコステーキ」。24時間営業によって多くの人のお腹も心も満たしている同店。2023年9月、渋谷という地に新しい店舗をオープンし、その出店サポートを店舗流通ネットが行いました。 

そこで、今回は同店を運営する株式会社トライポッド 代表取締役 CEOの廣川様に 、お店の特徴や出店サポートを受けたきっかけ、今後の展望などを伺いました。 

今回お話を伺ったのはこの方!

株式会社トライポッド 代表取締役 CEO/廣川 様 

24時間営業のステーキ店「ハラペコステーキ」を運営する株式会社トライポッドの創業者であり代表取締役 CEO。「目配り、気配り、心配り」 を理念に、飲食業を中心に都内に複数店舗を展開中。レストランDXやSNS運用など飲食店業務支援事業も行っている。2023年9月15日に「ハラペコステーキ渋谷店」をオープン。 

インタビュアー

店舗流通ネット株式会社 店舗リース事業部/鶴田 

2021年11月中途入社。入社後は店舗リース事業部の営業職として従事。飲食店オーナーや出店希望者との商談を行う。お客様との関係性を大切に、日々業務に勤しむ。 

24時間いつでもこだわりのおいしいお肉を提供する「ハラペコステーキ」 

まず、「ハラペコステーキ」の特徴について教えてください。 

ハラペコステーキ 渋谷店の看板

私たち「ハラペコステーキ」は、2017年9月に新宿でスタートしました。2023年9月15日にオープンした渋谷店が4店舗目となります。ハラペコステーキの特徴は、良質のステーキを24時間提供することです。ステーキのお肉については、サーロインやヒレ、リブロースなどに加え、希少部位の「サガリ」を提供しています。サガリは一頭の牛から2キログラムしか取れない部位で、赤身の柔らかな肉質が特徴で脂質も少なく非常にヘルシーです。お肉の量は150gから1/2ポンド、1ポンドを選べるので、男性はもちろん、お子様から若い女性まで、幅広い層のお客様にご来店いただいています。

「ハラペコステーキ」の人気メニュー紹介

気No.1のメニュー「ステーキ&ハンバーグセット」
ハラペコステーキ不動の人気No.1のメニュー「ステーキ&ハンバーグセット」。ステーキ225gとハンバーグ225gの黄金コンビ。
旨みが凝縮されたハンバーグは、ナイフを入れた瞬間、肉汁が飛び出すほどジューシー。卓上にセットされている調味料やソース(オニオンソースやガーリックソース)で、自分好みにカスタマイズできるのも魅力の一つ。
「ハラペコステーキ 1ポンド(450g)」
ステーキ1ポンド(450g)と玄米。バターに溶けた柔らかいお肉と玄米の相性は抜群。とにかくお肉をお腹いっぱい食べたい人にオススメのメニュー「ハラペコステーキ 1ポンド(450g)」。 
カンガルーステーキ
他ではなかなか味わえない「カンガルーステーキ」。臭みは全くなく、脂質が鶏肉の20分の1ということから究極の食材とも呼ばれている。 

新たにオープンしたハラペコステーキ 渋谷店について、店舗の特徴を教えてください。 

渋谷店では、ランチのメニューにこだわっています。実は、新宿本店ではあまりランチの需要はなかったのですが、渋谷店の周辺エリアでは私たちの想定していた以上にランチの需要がありました。そこで、周辺のランチ事情と価格帯を調査して、1,000円前後でステーキが食べられるランチメニューの提供を開始しました。渋谷で働く方々のお昼を支えるために、時間帯も10時〜17時と他店がランチ営業を終了している時間までとし、価格帯もステーキを1,000円代で提供させていただいています。

ハラペコステーキ 渋谷店の外観
外からでも存在感十分な2階にあるシャンデリア。 

店舗の内装では、2階にあるシャンデリアがこだわりのひとつです。オープン前の店内を眺めていたとき、直感的に「あそこにシャンデリアが欲しい」と思いつきました。すでに工事期間は終了直前でしたが、無理を言って、開店の前日までかかって取り付けました。特に夜は、店の外からもしっかりと見えるので、渋谷店のシンボルとして根付くといいなと思っています。 

店舗流通ネットから届いた待望の物件情報で出店を即決 

今回、渋谷に出店するに至った経緯について教えてください。 

二人で真剣に話している写真
写真左:店舗流通ネット株式会社 店舗リース事業部営業課 鶴田/写真右:株式会社トライポッド 代表取締役 CEO 廣川 様 

先ほどもお伝えしましたが、「ハラペコステーキ」は24時間営業が大きな特徴です。しかし、コロナ禍を経た現在では、東京都内であっても24時間営業に適した街はあまり多くありません。渋谷は、24時間営業に適した数少ない街として、以前から新店舗の候補地に挙がっていました。 

そんな中、2023年6月ごろに、店舗流通ネットさんの鶴田さんから「渋谷にいい居抜き物件がある」との情報が届いたのです。店舗流通ネットさんには、以前に別の物件で問い合わせた経緯もあり、鶴田さんの前任者のときから知っていました。 

届いた情報の物件に足を運び、眺めてみたところ、居抜き物件としては私たちの希望にピッタリだったので、ほぼ即決で契約することにしたのです。 

店舗流通ネットの「ショップサポートシステム」のメリットと効果を教えてください。 

新規出店をするうえで、物件の良し悪しは成功の大きなカギとなります。私たちは物件選びの際には居抜き物件にこだわっています。居抜き物件を活かした店舗なら、通常の半分程度の準備期間でオープンが可能です。また、内装のコストもかなり抑えられます。その反面、良い条件の居抜き物件が市場に出回ることは滅多にありません。 

店舗流通ネットさんは、物件の開発能力が非常に高く、情報量や知識量もずば抜けているので、他社は見つからないような掘り出し物件を保持しています。そのため、契約からなんと1か月程度という短期間でオープンすることができました。お互いにレスポンスが早かったこともあり、通常の半分くらいの期間で出店できたと思います。 ここまでオーナーと深い関係を築きつつ、担当営業さんの対応も素晴らしく、総合力が高い物件紹介会社は、おそらくあまり存在しないと思います。 

そのほかに、店舗流通ネットのサービスや対応について、良かった点があればお聞かせください。 

真剣に話を聞く鶴田

店舗流通ネットさんでは、しっかりとコンプライアンスに基づいた提案や対応をしてもらえます。個人的に、ここは非常に重要なポイントだと考えています。ときどき、コンプラアンスに厳しすぎて融通が効かないこともありますが(笑)。それも言い換えれば、食の安全を守るという意識の高さでもあります。店舗流通ネットさんが大丈夫と言えば、法令違反にはならないという安心感を持てるのが良かった点です。 

飲食店は、一歩間違うとお客様の健康を害してしまう可能性もあります。その点、店舗流通ネットさんの一切妥協せずに取り組む姿勢は、私たちも大いに参考にしています。 

店舗数の増加とサガリ肉のブランド化を目指して。今後も店舗流通ネットのサポートを期待 

新規オープンした渋谷店について、今後の展望をお聞かせください。 

笑顔で下を向く廣川様

渋谷店はオープンしたばかりなので、まずは、弊社の戦略店舗として、いろいろな施作を試しながら軌道に乗せ、ひとりでも多くのお客様のお腹を、お肉で満たすことに注力していきます。 

実際にオープンしてみてわかったのですが、渋谷は時間帯によって客層がまったく異なりました。昼はビジネスマンが主流ですが、夕方になると家族連れが増えます。深夜から早朝にかけては、若者や夜勤明けの人々が空腹を満たすために訪れます。また、劇場やライブハウスが多いので、出演者や劇団員の方々から、打ち上げのために貸切利用していただくケースも。

渋谷は客層が幅広く、どれだけマーケティングをしても、これだというものに絞りきるのが難しいのです。ですから、これからも試行錯誤の連続になると思っています。 

「ハラペコステーキ」、そして株式会社トライポッドとしての将来の展望を教えてください。 

現在、「ハラペコステーキ」は都内に3店舗あります(2023年10月現在)。これを2024年中に5店舗まで増やしたいです。そして、いずれは10店舗を目標に出店していきたいと思っています。ただ、その先については、あまり店舗を増やすつもりはありません。それよりも、飲食店や一般家庭ではあまり目にすることがない「サガリ」肉に焦点を当てたいです。私たちがこだわっている「サガリ」肉をひとつのブランドとして、日本全国の飲食店や食卓に広めていきたいと考えています。 

そのような未来に向けて、店舗流通ネットに期待することをお聞かせください。 

笑顔でお話する二人

先ほどお伝えしたように、今後も店舗を増やしていく予定なので、魅力的な物件があれば、真っ先に教えてほしいです(笑)。 

私たちは、居抜き物件にこだわっています。それは、コスト面の理由もありますが、前の店舗の歴史も引き継いでいくという気持ちの表れでもあります。渋谷店は、私たちが入居する前もステーキ屋でした。前店舗の方々がステーキ屋として、いろいろと考えてつくり上げた店舗でもあるのです。それを活かして、渋谷のこの場所でステーキ店としての歴史を紡いでいく。それが私たちの役割だと思っています。 

コロナ禍のときは、他の飲食店さんと同様に私たちも大変な苦労をしました。来店客数も減り、周囲の店も次々に閉店していく。夜、働いている人が空腹を満たす場所がなくなり、食から得られる活力が失われている。そんな状態が続いていました。 

本来、お腹がいっぱいになれば幸せになり、元気になるはずなのです。ですから、より多くの方に、私たちのお肉で幸せになってほしい。そのためのサポートを店舗流通ネットさんには期待しています。

今後、新規出店を考えている方々にメッセージがあればお聞かせください。 

一人笑顔で語る廣川様

私は、まだまだこの飲食業界では駆け出しです。わかることよりも、わからないことのほうが圧倒的に多いと思っています。そんな状態でお店を続け、新規出店を図っていくには、信頼できるパートナーの存在が不可欠です。 

それでも私たちは飲食店について多少なりとも知識と経験があります。しかし、適切な物件を探したり、工事に必要な情報を収集したり、オーナーや関係者と交渉したりといった、新規出店に必要な知識や経験は、それほど豊富ではありません。飲食店の経営とは別の能力が必要なのです。自分が持っていない能力を発揮しようとして無理をするよりも、その能力を持っている人に頼ったほうが話も早く進みますし、店舗としての成功率も高くなると思います。なにより、信頼できる相談相手の存在は、孤独な店舗経営者に勇気と元気を与えます。私にとって店舗流通ネットさんは、そのような存在です。 

もし、新規出店で悩みを抱えているのであれば、店舗出店サポートのプロである店舗流通ネットさんに相談してみるのも有効な手段のひとつだと思います。 

店舗流通ネットの出店支援サービス ショップサポートシステムとは

ショップサポートシステムの概念図

「ハラペコステーキ」様は、当社の出店支援サービス「ショップサポートシステム」を利用し出店しています。ショップサポートシステムとは、店舗流通ネットが店舗物件と内装を用意し、飲食店の出店を支援する独自のシステムです。 

私たち店舗流通ネットが物件を借り、出店希望者の意向に沿った設備投資をします。そのため、契約時に店舗側がこれらの費用を負担することはありません。ショップサポートシステムをご利用いただいた場合、(物件にもよりますが)一般的な出店の1/3ほどの費用で出店ができます。 

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良質のお肉を24時間提供する「ハラペコステーキ」。店舗の内装やメニューからは「お肉でお腹を満たして幸せになってほしい」という想いが伝わってきます。今後も、私たち店舗流通ネットは、人々に幸せと活力を与える飲食店の皆様のサポートを続けてまいります。 

店舗出店について何かお困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください。 

担当営業(鶴田)からのコメント

今回のインタビューで、廣川社長の特別な想いや、これからの展望を聞くことができました。貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。引き続きトライポッド様のサポートに全力で尽力していきつつ、誰からも「信頼される」営業マンを目指していきます。 

本記事とは別視点で飲食業界へかける想いや当社への印象などについて、語っていただいております。そちらの声は店舗流通ネットの公式オウンドメディア「店通」に掲載していますので、ぜひチェックしてみてください。

店舗情報 

ハラペコステーキ 渋谷店
住所:東京都渋谷区道玄坂1丁目18−6 秀峰ビル 1-2階
営業時間:24時間営業(年中無休)
電話番号:03-6712-7729
アクセス方法:渋谷駅・神泉駅から徒歩3分