求人とは「求縁」と心得たり。だめたもりのリクルーター戯言シリーズvol.02

お久しぶりです。だめたもりです。
長いこと採用活動をしていると、さまざまな縁を感じることがあり、時には驚くほどのつながりに出くわすこともあります。今回は、採用の“縁”をテーマに第2話を執筆していくとしましょう。
 
だめたもりのリクルーター戯言シリーズVol.01はこちら。
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採用活動の縁、縁、縁

Episode.1 ある調理師専門学校に求人で訪れた時の出来事

「だめたもさん(だめたもり)の会社で経営しているお店に、Sさんという人まだいる?」と、先生。
 
「私の知らない人ですが、今は在籍してないですね。それがどうかしたのですか」 

「実はさ、Sさん私の師匠なんだよね」
 
「え、いつの時代ですか」
 
「修行時代にお世話になってね」
 
という会話を会社に持ち帰り、在籍の長い人に確認すると、
 
Sさんですか、私の師匠でもあるんですよ、でもその先生は知らないですね、あとでSさんに聞いてみます」
 
と、ここまでは少しの驚き。


Episode.2 ある日の調理師学校の職員室
   
前の会社の採用担当時代から、かれこれ10年来の付き合いになる校長先生。
在席さえしてくれていれば、アポなしで「こんにちは」で対応してくれる間柄。
 
随分いろんな話をしてきたし、“姉妹校への責任者”として赴任した際の開校祝いにも出席してきた。その後、今の会社に移って求人依頼で訪れた際、通されたのは、応接室ではなく、なんと「職員室」。周りに人はいるし、本当にここでいいの?という心境。


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リラックスして当社の会社説明をした後、採用の話から離れ、世間話をしている時…ふと校長先生が名刺を見た。


「だめたもさんの会社、世界貿易センタービルにあるんだ!?」
 
「そうですけど、それが何か?」
 
「上階にレストランあるでしょ」
  
「ありますね」
 
「実は昔、そこのレストランの会社で働いていてね、先日も行ってきたばかりだよ」
 
これにはびっくり。
 
…というのも、以前にも別の調理師学校で校長先生と話しているとき、
 
「だめたもさんの会社のビルにレストランあるでしょ、そこの総料理長、うちの特別講師なんです。さらに料理長の息子さんは、うちの卒業生なのよ。ぜひあいさつに行ってらっしゃい」
  
「本当ですか!早速明日にでも行ってみます」

と、約束通り翌日訪れあいさつをしてきた。
 
このレストランが歴史も格式もあることが背景にあるにせよ、世界貿易センタービルのつながりにはおどろかされた。


採用担当者同士の結びつき

長くこの仕事に携わっていると、採用担当者同士の結びつきもできてくる。

 
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先日は、先ほどの校長先生と「調理技術コンクール全国大会(通称:グルメピック)」を一緒に見学してきた。
 
調理学校に通う学生たちの勇姿を見ることができ、毎年違った発見や感動が待ち構えているのだ。
全国276校、約17,000名の中から予選を勝ち抜いた74名が、和洋中(日本料理27名、西洋料理30名、中国料理17名)それぞれを調理し、食材の扱い方から調理技術、見た目の美しさ、創造性などを競い合う。
出典:調理技術コンクール情報 - 公益社団法人 全国調理師養成施設協会

残念ながら校長先生の学校は負けてしまったのだが、この大会は本当に素晴らしい。料理に興味のある方は見るだけでも刺激になるし、盛り付けや表現方法など、若い人の感性を間近で感じとれるので、非常に勉強になる。


採用担当者同士が知り合う場はこのような大会や、学校内の説明会、また、ほとんどの調理師専門学校には「校友会」や「賀詞交換会」があって、100人~200人ほど集まる場合もある。そこで名刺交換をしたり、時には先生からの紹介もある。

 
職業柄おいしいものには目がないので、直感的に“おいしい”と感じとった店舗にはついつい足を運んでしまう。


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星のついた店もあるし、初めて聞く店名もあるし、ジャンルもさまざまだが、嗅覚には自分なりに自信を持っているのだ。結果、ほとんどの店舗で満足感を味わっている。
  
こうした中、当然のごとく担当者間の付き合いも深まっていき、採用情報に関する交換も頻繁に行えるようになってくる。「あの高校を攻める知恵を教えて」とか、「あの専門学校との仲をとりもって」などなど、お互いがメリットを得られるようになってくる。こうなると、人間関係も仕事も俄然面白さを増してくる。つい先日もイタリアンの名門と、ハイグレードホテルの担当者と、情報交換がてら親交を深めてきた。


求人とは求縁。と心得たり

さて、採用面から見た縁のつながりについて述べてきたが、恋愛と同じで、出会った瞬間ビビビッとくる場合もあるし、縁がゆっくりゆっくり深まっていく場合もある。
  
圧倒的にゆっくりの場合の方が多いのだが、採用に関して数少ないビビビッつながりは担当者の醍醐味。学校を訪れ、担当者への説明で相互理解ができてしまう場合がある。まったく実績がなく、初対面であるにも関わらず、紹介を約束してくれた時は大きな喜びとなる。完全な売り手市場となり、まして東京オリンピックを3年後に控えた今、1名の採用が非常に難しい状況にあってはなおさら。
 
ただ、こうした一瞬にしての人間関係の構築は本当にまれであって、積み上げて、作りあげていくものがほとんど。だからこそ、出会いの機会を無駄にせず、相互理解に努めていくことが肝要なのだろう。
 
そう、求人とは縁を求める求縁であり、縁を創る創縁であり、採用活動とは相互理解の集大成なのだと考えている。だからこそ、常に自分磨きが必要であり、そこには磨かれた分の輝きに相応しい縁が待っている、そう信じている枯れたリクルーターの戯言でした。

だめたもり



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