まるで本物?!かっぱ橋の「元祖食品サンプル屋」で製作体験をしてきました

こんにちは、菫青石きんせいせきです。
最近、本物と見間違えるような食品型雑貨をいろいろなところで見かけますね。同僚にもアスパラベーコンのネーム印ケースを使っている人がいます。私はというと、夏のみ部屋にかき氷の食品サンプルを飾っています。
 
「面白そうだし作ってみたいな」と思って調べてみたら、体験できるところがあるということで、合羽橋道具街にある元祖食品サンプル屋さんにお邪魔しました。

食品サンプル製作体験をしてきました!

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合羽橋店は、1階が食品サンプルの技術から生まれたユニークで楽しい商品の販売、2階が体験スペースになっており、さっそく2階へ。
体験は、昔ながらのろうを使った食品サンプル製作です。今回はレタスと天ぷら2品を作ります。まずは天ぷらの具7種類(しいたけ・ピーマン・なす・えび・かぼちゃ・さつまいも・れんこん)の中からコレ!という2品を選びます。


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私は「天ぷらといえばまずは海老でしょう」ということで海老と、あともう一品。さつまいもとれんこんどちらにしようか?!悩んで、れんこんにしました。同行した店通編集者は「やっぱり海老ですよねー」と言って海老ともう一品はピーマンを選びました。
 
使用するのは湯せんで60℃以上に保っている溶けたろう3色と42℃のお湯を張っているシンクのような四角い水槽(お風呂みたい・・・)、冷やすためのボウルに入った水だけ。


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最初はインストラクターの熊中さんより説明とお手本を見せていただきます。
先生のお手本は、海老とかぼちゃの天ぷらと、レタスです。


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先生のお手本完成です。こんな風に作ることが出来るのだろうかとちょっと不安・・・。


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そして、私の番です。まずはれんこんから作ります。
目の高さ(ココ重要!)から水面に黄色のろうを落として衣を作ります。隙間のないように落とそうとしているのに、あちらこちらに隙間ができてしまい。。それを埋めようと焦ると、落としている手が顎よりも下に・・・。
熊中さんより「手の位置が下がってますよ」とやさしく指摘が入ります(汗)。


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ろうの上にれんこんを乗せ、お湯の中に沈ませるようにしてひっくり返し、衣をれんこんの形に添わせて包みます。れんこんの穴を棒でくりくりっとすると・・・


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れんこんだ~!!天ぷらっぽい!と感動しつつ、水で冷やしてから次の海老へ。

またまた黄色のろうを流して、海老のしっぽを衣より少しはみ出たせて置きます。そのままお湯の中に沈ませるようにしてひっくり返し、軽く具を包み込みます。


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お湯から上げて、裏側になる部分をくっつけて余分な衣を落とすと出来上がり♪
次は、レタスです。


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まずは芯を作るために、持ち手用の白いろうを少量流します。持ち手を作ったら、おたまに残ったろうを全てお湯の上に流し、お玉の背で伸ばします。


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先ほど伸ばした白いろうの上に、緑のろうを流します。これが、レタスの葉の部分になります。
緑のろうが手前に来ないようにお湯を垂らし、ろうを固めてから、奥に寄せます。下に向けてお湯の中をくぐらせて、斜め上に向けて手前にスーっとやさしくお湯から引き上げると・・・


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なが~~~く伸びてすごいことに!!!
いっぱいに伸びた緑のろうを、右へ左へとくるくる丸めて形を整えて完成です。


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レタスの出来上がり!良い感じです。


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先ほど作った海老とれんこんの天ぷらと記念撮影 → かなり満足げです。

次は、店通編集者が挑みます。


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ここは私がカメラマン。終わった余裕からか「手が目の高さから下がってるよ~」とチャチャを入れます。


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ムムッ、私より全然うまい。例えるならば、私のはスーパーのお総菜っぽく、編集者は天ぷら屋さんの天ぷらみたい!


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次のレタスも編集者の方が上手にできました。切ってみたら中も美しい!

良い出来に笑顔がこぼれます。


食品サンプルの歴史とは?担当者にうかがいました

製作体験の後は、元祖食品サンプル屋を運営するイワサキ・ビーアイの広報担当黒川さんとインストラクターの熊中さんにお話を伺いました。


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菫青石きんせいせき:食品サンプルはいつぐらいからあったのでしょうか。
黒川さん:始まりは大正末期から昭和初期とされています。創業時の昭和始めには既に食品サンプルがありましたが、事業化はされていなかったそうです。百貨店の食堂が流行し、食券が導入されたくらいの時期に見本として広まっていきました。
以前はろうで作られていましたが、日光や照明の熱で溶けてしまうこともあったので、現在はビニール樹脂を使用して作られています。ビールなどのドリンクはゼラチンを使用しています。


f:id:tentsu_media:20170414173545j:plain広報担当 黒川さん
菫青石:製作体験はいつぐらいから始まったのでしょうか。
黒川さん:当店での製作体験は2011年ごろから始まりました。現在は常時実施メニューとして【天ぷら2品とレタス】、期間限定メニュー(7/1~13までワッフルボウルアイス)や、年数回スペシャルデーという特別なメニューを行っています。また、東京スカイツリータウン・ソラマチ店でも不定期でイベントを行っています。
菫青石:ワッフルボウルアイスなどスイーツ系の体験の他には今までどんなメニューがあったのでしょうか。
黒川さん:以前は天丼やお寿司なども実施していました。
菫青石:いいなぁ、お寿司。体験したかったな~。

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余談ですが、「ワッフルボウルアイス製作体験」の予約をしちゃいました。楽しみ♪

実物と見分けがつかない!オリジナルのオーダーも可能?

菫青石:1階の売り場では外国人観光客と思われる方が多くいらっしゃるようですが、製作体験にも多く参加されるのでしょうか。

f:id:tentsu_media:20170414173726j:plainインストラクター 熊中さん
熊中さん:製作体験は日本語のみで行っていて、また、申込方法が電話となるため、現在はあまり多くありません。通訳等日本語が分かる方の同行をお願いしています。
※天ぷら2品とレタスは空きがあれば、当日店頭でも受付が可能とのこと。お店の入口横に空き状況が掲示されています。

菫青石:こちらにもいろいろな食品のサンプルが飾られているのですが、飲食店等で店独自のメニューのサンプルを作っていただくことは可能でしょうか。


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黒川さん:はい、フルオーダーが可能です。お話しをいただいたら、まず営業担当がお客様の所に伺い、一度実際に料理を作っていただきます。出来上がった状態でスケッチを描き、写真を撮り、お皿ごと会社に持ち帰ります。その実物を食材ごとにシリコンで型取りをし、ビニール樹脂を流し込み色づけします。大体3週間ほどで、出来上がります。
菫青石:え?メニューの実物から型を取るんですか?!
黒川さん:はい、お店で提供される料理と同じになるように実物から型を取ります。

f:id:tentsu_media:20170414173917j:plain徐々に実物に近づいていきます
菫青石:なるほど、だからこんなに精巧にできているんですね。料金は大体どれくらいかかるのでしょうか。
黒川さん:こちらの店頭で販売されているものとあまり変わりませんが、素材に使う材料の量や製作時間などによって違ってきます。
※ちなみに店舗に置く食品サンプルは日焼けで色が落ちたりするため1年くらいで入れ替える方が良いそうです。また、商品のお貸出し(月払い)もあるそうです。
菫青石:サンプル製作で注文されるメニューに流行はありますか。
黒川さん:オーダーにも流行があり、最近ではパンケーキやメガ盛りなど多く製作しました。
菫青石:食品サンプルを店頭に置く利点は何でしょうか。
黒川さん:ランチでお店選びをしているときなど、どれくらいの量か分からないと注文するのに悩んだりしますよね?食品サンプルがあれば注文しやすい。また、外国人のお客様が注文するとき外国語で書かれたメニューがなくてもサンプルを指差して「This one」で注文する方も多いようです。
菫青石:確かに、メニューに書いてあるだけではなく食品サンプルがあると注文しやすいですね。
 
このあと1階の売り場へ。売り場には雑貨や自分で作るサンプルキットなどが並んでいます。


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店通編集者:このレジ横に置いてあるサンプル、ちょっと変わっていて面白いですね。


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黒川さん:社内で行われている職人の技術やアイデアを競うコンテストの作品です。毎年、職人の力作が発表されます。
菫青石:ポスターに載っている、ビーフシチューの中にニンジンがお風呂に浸かっているような作品、すごく欲しいなぁ。

私は「自分で作るサンプルキット さんぷるん」のビールを、編集者はベーコンのブックマークを購入して店舗を後にしました。黒川さん、熊中さん大変お世話になりました。ありがとうございました。


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今回お話を伺った元祖食品サンプル屋の運営会社、イワサキ・ビーアイでは企業向け食品サンプル製作・販売・お貸出しだけではなくメニュー表やディスプレイ、内装工事等も行っていますので興味のある方はこちらへ。

イワサキ・ビーアイ
http://www.iwasaki-bei.co.jp/
 
元祖食品サンプル屋(一般販売商品や食品サンプル製作体験についてはこちら)
http://www.ganso-sample.com/

サンプル体験&インタビューを終えて

本日の製作体験、インタビューを経て、今も昔も変わらず「食品サンプル」が支持される理由がわかりました。印象的だったのは、「お店で提供している料理と同じになるよう、実物から型をとる」という点。メニューをリアルに再現することで、量感などが伝わりやすくなり、メニューのイメージが湧きやすくなります。既存のお客様に向けても、外国人のお客様の対応としても、ポップでかわいい食品サンプルを、検討してみてはいかがでしょうか。
 

番外編

自分で作る食品サンプルキット「さんぷるん・ビール」を作ってみました!
 

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私が購入したのは、ドリンクvol.7のビール。
購入するときインストラクターの熊中さんに「難易度が中級になっていますが難しいですか?」と質問したところ、「泡を作るのは少し難しいかもしれません。」とのお返事が・・・。不安を覚えつつもレジへ向かいました。
 
そして取材に行った週の土曜日の午後。購入した食品サンプルキットをいそいそと開封し、準備を始めました。

 
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出来たらお湯を捨てて水分が残らないようにします。
 
次は泡部分です。湯せんにかけて液状にするまでは同じでしたが、ここで一度大失敗しました。。。
泡をふっくら溢れるように盛るには、揉んで泡立ててから、少しずつ固まり始めた方が良いと書いてありましたが…。長めに冷やして注ごうとしたら、冷やしすぎて塊で出てきてしまいました!
 
白のゼラチンを注いだ姿は、まるでカリフラワー。。。
ココでどう挽回するか。挽回できるのか。
 
そこで取った行動は、深めの器に白いカリフ・・・じゃない、泡部分を入れ、また温かい鍋へ。どうせゼラチンだからまた液状になるかな、と。じわじわと溶けて、無事液状に戻りました。そして器からまたカップの中へ。


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やった!できた!!
ダメ元でやってみたけど、うまくいきました~。
 
終わってから気付いたけどかなり慌てていたせいか泡部分(カリフラワーっぽい)の写真がない!あれがあると笑いが取れたのになぁ。週明け会社に持っていきみんなに披露。本物っぽいとお褒めの言葉をいただきました。ただ、さすがビールに厳しい総務課A嬢より泡の割合が少ないというツッコミもいただきました。すみません、次回の参考にします。
 
せっかく苦労して作ったし、机に飾っちゃおうかな~と浮かれていたのですが、いやいやコレを会社の机においていたら偉い人に怒られるでしょう。と考え直して家に持って帰り部屋に飾ることにしました。
 
いろいろとありましたがとても面白かったので、皆さんも是非トライしてみて下さい。

菫青石



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