読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

「防水工事」は初動が重要!居抜き・スケルトンを徹底比較

しみこう トラブル対応24時 経営ノウハウ

f:id:tentsu_media:20170322181931j:plain
飲食店の漏水原因第1位である厨房の防水切れ。漏水トラブルは、ここから発生します。
前回の防水関連記事では、「そもそも防水とは何か?」「防水が切れた際の対処法」を紹介いたしました。
今回は、防水工事を行うにあたり飲食店オーナーに重要な
●防水工事の作業工程

●居抜き・新築(スケルトン)工事期間・料金比較

●初期段階での注意点
 についてお話していきます。


「漏水のリスクを避けるための防水工事の重要性」「店舗の漏水発生箇所」に関する記事はこちら↓

www.tenpo.biz www.tenpo.biz


防水工事の作業工程とは?

f:id:tentsu_media:20170321161848j:plain
営業中の店舗で防水工事が必要となったケース。必要な作業工程をあげてみます。
①厨房機器の取外し移設(※機器を店舗内に保管できない場合は、別物件への移設保管)

②厨房機器を出すための造作(厨房入口やカウンター等)解体

③厨房床ハツリ

④解体廃材撤去処分

⑤防水工事(保護モルタル、ブロック、防水シート)

⑥給排水管(グリストラップ含む)、ガス管工事

⑦左官工事(スタイロフォーム、モルタルで床形成)

⑧厨房機器設置

⑨解体した造作復旧

 
防水工事」という名称の工事ですが、これだけの工程を要する作業内容です。営業期間中の防水工事は、経営者にとっても負担の大きな工事である事が分かります。

防水工事にかかる費用とは?

f:id:tentsu_media:20170316172402j:plain

基本的に厨房の防水工事は、スケルトンから新設で店舗を造る時に行います。
店舗全体の新装工事代金に防水工事分も含まれているため、防水工事だけの金額を意識する事はあまりありません。では、一体いくら位なのでしょうか?
 
厨房業者、大工、解体業者、防水業者、水道業者、ガス業者、左官業者…たいへん多くの業者手配を要しますので、工事費を考えると安価ではない事が想像できます。そして、実際に過去の防水工事の価格ですが、居抜き物件の場合は10㎡~20㎡程度の厨房でおよそ300万円程度かかり、高額出費です。
※物件の仕様、作業条件(夜間のみなど規制がある場合)、解体・復旧した造作の量などによって金額は変わるので、あくまで一例です。

 
【居抜き・スケルトン】防水工事、料金比較表

作業工程 居抜き工事 新築工事(スケルトン)
工事期間 約3週間~1カ月間 約10日間
厨房機器の取外し移設あり 120,000円 ×
厨房機器を出すための造作 100,000円 ×
厨房床ハツリ 250,000円 ×
解体廃材撤去処分 400,000円 ×
防水工事 250,000円 250,000円
給排水管・ガス 800,000円 800,000円
左官工事 430,000円 430,000円
厨房機器設置 120,000円 ×
解体した造作復旧 200,000円 ×
その他諸経費 200,000円 200,000円
合計 2,870,000円 1,680,000円

※20㎡の居酒屋・防水工事例:工事内容によって費用は変動します。
 
上記に加え、スケルトン工事の場合は厨房機器の購入、設置に伴う設備工事費も考慮しなければならないため、上記表の規模でもプラス約200万~300万円程はかかり、総額で約400~450万程になると予想ができます。防水面だけでみれば一見居抜きの方が高く見えますが、トータルすると居抜きの方がお得なことがわかります。(初期費用が抑えられる可能性が高い)ただし、業態などの制約があるので注意が必要です。



防水工事は必要?初期段階でのチェックが重要

■居抜き物件の場合
物件を取得する前に、厨房の床に防水があるかチェックが重要です。
・厨房が木の床であれば防水はないと判断してください。防水工事必須です。
・土間がモルタルの場合は、造作所有者に漏水有無のヒアリングを実施します。
 
目視で判断が非常に難しいため、あわせて造作の経過年数も確認してください。10年経過していれば、過去に水漏れがなくても防水は信用できません。防水の造り直しをオススメします。しかし、居抜き時の防水はこれらをチェックすることにより、金銭負担のリスクを減らすことができます。
  
居抜き物件の場合は撤去や解体作業もありますので、工事期間は3週間~1カ月程度です。すでに営業中の店舗であれば、1カ月程度の「休業」が必要になります。

  
■スケルトンの場合
しっかりとした防水の有る厨房を造る事が重要です。
「うちは水をこぼしたりしないので簡易防水でいいよ」という考えは絶対NG。後にやってくるリスクが大き過ぎます。新装時の防水工事だと、解体を伴わないので工事期間は10日程度です。また、最初にちゃんとした防水内容で工事を依頼すれば防水業者から保証ももらえる(※10年保証が一般的)ので、期間中であれば防水不良のため水漏れが発生しても施工業者に対処してもらえます。



さいごに

以上の事から、厨房の防水については開店前の物件取得時からの対策が一番の重要ポイントであると言えます。下の階に被害をおよぼす心配のない地下店舗など、「本当に防水工事をしなければいけないのか?」「防水工事は義務?」とお思いの店舗もあると思います。漏水トラブルのリスクを負う覚悟があるのなら、初期の段階でやらないという判断もできます。
 
当社も過去幾度の防水トラブルを経験し、つらい思いをたくさんしてきました。が、逆にそのつらい経験を基に構築されたノウハウは当社の強みにもなっておりますので、当社とともにぜひ漏水のない店舗造りを目指しましょう。


店通からのお知らせ:無料DLコンテンツ記事始めました

飲食店経営に役立つテンプレートファイルを無料でダウンロードできるコンテンツ記事を始めました。
“売上管理表”や“シフト管理表”等を無料でダウンロードすることができます。ぜひ、お役立てください。

www.tenpo.biz


f:id:tentsu_media:20170322181931j:plain

TOPへ戻る