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【ビヤホールの日特集】ビヤホールライオンへ行ってみた

飲食店業界特集 エンタメ シカタ 経営ノウハウ

毎年毎年、今年の夏は去年より暑いですねと流れる天気予報。うなだれるような暑さで仕事を終えた日には、キンッキンのビールがとにかく旨い!


そんな日にぴったりの記念日が、1999年に制定されていたのです。
それが本日8月4日、ビヤホールの日!!

ということで、「ビヤホールの日」にちなんで、私シカタが歴史と伝統あるビヤホ-ル『ビヤホールライオン 銀座七丁目店』へ行ってまいりました。
(ビヤホールと聞いて緊張した私は少しだけお洒落をしております…)

今回はビヤホールの歴史や魅力に迫り、そこから気付きを得たことを皆様にお伝えします。


f:id:tentsu_media:20160725100231j:plain※ビヤホールライオン 銀座七丁目店の前



なぜ8月4日はビヤホールの日?そもそもビヤホールとは?

“ビヤホール” とはビールをメインとして提供する飲食店のことを指します。

ビヤホールは、もともとはドイツの醸造所が始めた、ビールが飲める一角がある居酒屋が原型になっているのですが、この広間が“Bier Halle”ビーア・ハレと呼ばれていました。これを英語に直訳すると“beer hall"ビヤホール。


そしてこの「ビヤホール」という和製英語を大日本麦酒(サッポロビールの前身)の社長である馬越恭平が作り出し、明治32年1899年8月4日、銀座の新橋際(京橋区南金六町5番地 現銀座8丁目)に、初めて“ビヤホール” を名乗る「恵比壽ビヤホール」をオープンさせました。


この恵比壽ビヤホールが、35坪という間口ながら、1日の来客数が800人以上になるほど大盛況。この盛況ぶりにあやかり、開店の翌年には「ラムホール(砂糖水)」や「ミルクホール」などが現れるほど「ホール」という言葉が一般化していったそうです。

そして、創業100年目の1999年8月4日に「日本に初めてビヤホールが誕生した記念日」として、8月4日が「ビヤホールの日」として制定されました。
記念として、サッポロライオン系列店では毎年8月4日は生ビールを終日半額で提供しています!

f:id:tentsu_media:20160728181923j:plain※現在の店内の様子


ビヤホールライオン 銀座七丁目店のあゆみ

f:id:tentsu_media:20160725100813j:plain※施工当時(昭和9年)の内装写真

f:id:tentsu_media:20160725100952j:plain※施工当時の外観写真
今回取材させていただいた『ビヤホールライオン 銀座七丁目店』は昭和9年(1934年)に、当時の大日本麦酒株式会社の本社社屋として新築され、この建物の1階をビヤホールとして開店しました。

外壁は耐震工事で変わっていますが、内装はモザイクガラス、タイル、照明、床などは当時のままで残されています。元の天井は白っぽい明るいグレーでしたが、たばこの煙(現在は全席禁煙)で燻され、何とも言えない良い味を出しています。

取り扱っているビールに関しては、あえて大きく味を変更させないことで、お客様に昔ながらの心地よさを提供しているのです。

f:id:tentsu_media:20160728165359j:plain※当時のまま残っている天井装飾やカラフルな照明



魅力をお伝えするには、体感することが一番!

ということで……いざ実食!
(昼間からザギンでルービー……あくまで今回はお仕事です。)

f:id:tentsu_media:20160728170221j:plain※ビールを注いでいただいたビヤマイスター平井さん
今回はお店おすすめのサッポロ生ビール 黒ラベルをお願いしました。
生ビールを注ぎ続けて40年という、そんな『生ビールの達人』ビヤマイスターが注ぐビールの味は他店で飲むビールとは段違い!他では飲めないけれど、ここでならビールを飲めるというお客様も…。

ちなみにこのビヤホールライオン 銀座七丁目店では、なんとこの黒ラベルだけで、たった3日間で1,000ℓのビールが消費されるそうです。

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生ビールとの相性に特にこだわり、銀座七丁目店限定で少し濃いめに味付けされた『チキンバスケット』と、総調理長自らが考案された『ビヤホールの煮込み』を注文。


それでは、いただきます!

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ビールのファーストタッチが全然違う……。

他店で提供される生ビールのほとんどが、液体と泡の二度に分けて注ぎますが、ビヤホールライオンでは一度注ぎ。自然な泡が液体を封じ込めているので、ふわふわの泡と、キレの良いなめらかなビールが味わえます。

確かにこのビールを飲めば、他でビールが飲めなくなるのも納得。

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チキンバスケットは衣サクサク、中ジューシーを見事に体現した逸品。
お聞きしていた通り、少し味が濃いなと感じましたが、ビールをひとくち。


……合う!最強コンビです。

そしてビヤホールの煮込みもひとくち。
とろとろの牛すじが口の中でとろけます。

これはビールが止まらない……!


とてもとても美味しいビールを注いでいただいた達人の方々、

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ごちそうさまでした!



若い人にも知ってほしい、本物のビールのおいしさ

極上のビールを堪能してこのままほろ酔い気分で帰る…というわけにもいきませんので、もう少し詳しいお話を聞くため、ビヤホールライオン銀座七丁目店・支配人の豊泉様に、ビヤホールの魅力や、日々営業していく中で大事にしていることなどをお伺いしました。

f:id:tentsu_media:20160728170308j:plain※ビヤホールライオン 銀座七丁目店支配人 豊泉 篤 様

f:id:tentsu_media:20160728172105p:plain今回は取材をお受けいただきましてありがとうございます。実は僕も大阪にいた頃、サッポロライオン系列店で2年半働いていたんです!

f:id:tentsu_media:20160728174857p:plainそうなんですね!

f:id:tentsu_media:20160728172105p:plainでも、当時働いていた店舗とはだいぶ雰囲気が違って…ビヤホールと聞くと少し敷居の高いイメージを受けたのですが、ビールを取り扱っている他の店舗とどこが違うのでしょうか?

f:id:tentsu_media:20160728174857p:plain扱っている商品に関しては、サッポロビール黒ラベル・小グラス400mlを600円の価格帯で提供しており、言ってしまえばどこでも飲めるものなんですが、大きな違いはこだわりの貯蔵管理や提供方法にあります。

f:id:tentsu_media:20160728172105p:plainそのこだわりとは何ですか?

f:id:tentsu_media:20160728174857p:plainビールは運ばれてくる際に振られて運ばれてくるので、高さ180㎝のタンクで1日寝かせてから提供しています。そして一番のポイントは、ビールを注ぐ“名人”たちがいることでしょうか。

f:id:tentsu_media:20160728174857p:plain50年以上ビールを注いでいるマイスターもいるのですが、この名人が注ぐ生ビールを求めて遠方から来てくださるお客様や、その人が注いだビールじゃなければ飲まないという方もいらっしゃいます。

f:id:tentsu_media:20160728172105p:plainなるほど…注ぐ人の技術によって味も変わってくるということですね。

f:id:tentsu_media:20160728174857p:plainそうですね。値段の分品質にこだわっているので、苦みや雑味が全く感じられません。他の店では飲めないけれど、ここでならビールが飲めるというお客様も少なくありません。

f:id:tentsu_media:20160728172105p:plain確かに。僕も飲んだ時に、泡の違いや喉を通るキレの良さに驚きました!

f:id:tentsu_media:20160728174857p:plainそして当店はこの銀座に創設されてから82年営業をしているのですが、50年以上常連のお客様、親子3世代で来店されるお客様、40年ぶりに来店されるお客様など、私たちスタッフよりも長くお店に通っているお客様もいらっしゃいます。

f:id:tentsu_media:20160728172105p:plainす、すごいなぁ。。。古い歴史と、昔からのお客様に支えられている伝統あるお店なんですね。
逆に、若い世代や、新規のお客様にこういうところを楽しんでいってほしいという点はありますか?

f:id:tentsu_media:20160728174857p:plain最近ではこのレトロな雰囲気の内装が珍しいということで、観光目的でいらっしゃる方も多いです。この全体の雰囲気自体が料理やビールの味をぐっと引き立てているのかなと思います。ぜひ初めていらっしゃる方には、他の所では味わえない、しっかりとしたビールの『味』を楽しんでいってほしいです。

f:id:tentsu_media:20160728172105p:plain僕も次回は初めて来る友人を連れてきたいと思います!
貴重なお話、どうもありがとうございました。



さいごに

豊泉支配人のお話を受けて一番感じたことは、空間や雰囲気がそのお店をつくっているということです。

飲食物の品質の土台を支えているのは、歴史ある内装はもちろん、お客様に他の店では味わえない体験をしてもらいたいという、スタッフの対応と心遣いそのものなのかもしれません。

飲食店を利用される方も、ちょっと違った視点でお店の細かい部分を見てみるのもまた、外食の楽しみの一つではないでしょうか。

行くなら本日がチャンス!

そして記事内でもお伝えしましたが、本日8月4日「ビヤホールの日」は、年に一度の創業祭の日。全国のサッポロライオン系列店(一部店舗を除く)にて、生ビール全品が終日半額になるとのことです!

どうぞこの機会にビヤホールならではの味をご堪能ください!
www.ginzalion.jp

◆ビヤホールライオン 銀座七丁目店ぐるなびページ
r.gnavi.co.jp


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