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【漫画の日特集】「おそ松さん」原作者 赤塚不二夫さん風看板のお店に行ってみたら、ご本人が名付け親の超公認店だったのだ!

2月9日といえば「肉の日」が有名ですが、実は「漫画の日」でもあります。


なんでも、手塚治虫さんの命日にちなんで、漫画本専門店の「まんだらけ」が制定したとの事。日本の誇るべき漫画文化。今も昔も素晴らしい作品が生まれ、年代を問わず愛されています。私も漫画には今まで沢山の夢を見させてもらってきました。LOVE JAPAN。という訳で、本日は漫画に関連する食レポをお届けしたいと思います。
 
天才バカボンの実写化決定や、『おそ松くん』を原作にしたアニメ「おそ松さん」の大ブームで、何かと話題が止まない天才漫画家 赤塚不二夫先生。
 
 

おそ松さんとは?

松野家の六つ子、おそ松、カラ松、チョロ松、一松、十四松、トド松は20歳を過ぎても定職につかず、親の脛をかじるいわゆるニート。仕事にも女性にも縁がない個性的な6人は、時に足の引っ張り合いをしながらも、ひとつ屋根の下で暮らし、それぞれの趣味にいそしむ日々。そんな彼らに、うさんくさい男イヤミ、おでん屋のチビ太、六つ子のアイドル的存在トト子に科学者もやっているパンツ一丁のおじさんデカパン、口がでかい怪人ダヨーンなどの面々が加わり毎回騒動が巻き起こる。
「おそ松さん」wikipedia

 
おそ松さんを知らない方向けに一言でご説明しますと、成長して現代に帰ってきた今風おそ松くんという感じです。あらすじを見ただけでわかる通り、かなり奇抜な内容になっておりまして、これがかなり笑えます。私も毎週楽しみに見ています。そんな中、おそ松さんに登場する『ちび太』という名前を見て、ふと思い出しました。
 
 
ちび太・・・???
私、あなたと前にもどこかで・・・。
 
 
自分の通っていた高校の通学路に、赤塚不二夫さんタッチの絵で描かれた看板があり。こりゃなんじゃろか・・・?と毎日思いながら通りすぎていたことを。
 

あの記憶の正体を探る

記憶が曖昧だったので、当時一緒に通学していた同級生に確認した所

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やはり、勘違いではなさそう・・・。

高校生の時は、寄り道するといえばドトールかマックなものですから、おでん屋さんなんて緊張して入れたものじゃありませんでした。もちろんお酒も飲めませんし、あの頃はマクドナ●ドのポテトが世界で一番おいしい食べ物でした。
 
そんな私もすっかり大人になりまして、マックのポテト以外にもおいしいものは世の中に沢山あるんだな~って少しずつわかるようになりましたし、おでん屋さんでしっぽり飲む~なんてシチュエーションに憧れを抱くようにもなりました。

早速行ってみました。我が青春の地、都立家政駅。

当時の記憶を頼りに・・・と言うまでもなく、駅を出た瞬間に見えた「あの看板」。
わー!お変わりなく!懐かしい!そうそうこれよこれ!
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あれ・・・?よく見たらキャラクターの「ちび太」とはお顔が違いました。どうやら私の記憶の中で、「ちび太」というキャラクターと看板の名前が、勝手に一致していたようです。
しかし看板の絵は、紛れもなく赤塚不二夫さんタッチですね。これはやはり、ファンの方のお店なのでしょうか?
 

入り口に赤塚不二夫さんのフィギュアが沢山!だけど・・・

入り口付近で様子を窺ってみると、赤塚不二夫さんアニメのフィギュアが沢山!かわいい小窓ですこと!!!
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ですが、よく見てみると、
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あら。なんか・・・結構無造作に倒れてますね・・・?笑バカボンのパパも、隣の猫さんにすっかりより掛かっています。

ファンのお店!!・・・というのには、ちょっと雑多なイメージを受けました。なんといいますか、『マニアの棚』ではなく『子どものおもちゃ箱』みたいな置き方だなぁと。

都立家政『ちび太ん家』 いざ、入店!

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居酒屋道ひよっこの私。馴染みの地とはいえ、初めてのお店に入るのは苦手。恐る恐るドアを開けてみると、お店の中には既に数名のお客様が飲み始めているご様子。
 

入り口でもじもじしている私たちに、とっても気の良い女性店員さん2名が温かく迎えてくださいました!何でも、まだ準備中との事でしたが、中に入って待っていてくださいと言っていただいたので、お言葉に甘えて待機させてもらう事に。ここで店員さんの元気の良さと暖かさにすっかり緊張が解けました。

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お店の中には、ところどころに赤塚作品のグッズやポスターが飾ってありました。見たことないもので、どれもとってもかわいい!!
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今流行りの六つ子のお姿もちらほら。
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ちび太のおでん、いただきます!

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ちび太と言えばおでん!そうです。おでんを食べにきたのです!食べたいものをありったけ好き勝手に頼んだ私たちのおでんが(大人気ない!)、おっきなお皿にきれいに盛り付けてやってきました。う~~ん。なんとも食欲をそそる。
 
やさしい味付けが、ひとつひとつにしっかり染みていて、おでんってこんなに美味しいんだ!!と感動しました。思えば、お店でおでんをしっかり食べるのは初めての経験です。
 
その他にも、お好み焼きが看板メニューとしてあるようなので、またの機会にご紹介できたらいいなぁ。
 

お店の真相を解明!ファンのお店なのか!?

f:id:tentsu_media:20160209163523j:plain「お姉さんたち、来てくれたの初めてだよね?」

 
きた!気を使ってくださったのか、店長のお姉さんが私たちに話しかけてくださいました。
これはこのお店の経緯を聞くチャンス。
 

f:id:tentsu_media:20160209163515j:plain「すみません。実は私たち●●高校出身で、当時からこの店が気になっていたのですが・・・」

f:id:tentsu_media:20160209163523j:plain「あら!そうだったの!?●●先生はよく来てくれるのよ~!●●先生は打ち上げでよく使ってくれてたり・・・」

 
なんとまぁ。私のよく知る先生達が足しげく通う場だったようです。お元気そうで何より。大人になった今なら、先生とこういう場所で飲んでみたいものですね。嫌がられるかなぁ。
 

f:id:tentsu_media:20160209163515j:plain「ところで、ここは店長さんが赤塚さんのファンなのでしょうか?」

f:id:tentsu_media:20160209163523j:plain「ああ!いやいや、ぜんぜん違うの!!」

f:id:tentsu_media:20160209163515j:plain「(違うの!?)」

f:id:tentsu_media:20160209163523j:plain「赤塚さんとは家族ぐるみで昔から仲が良くてね。私にとっては“近所のおっちゃん”なのよ。」

f:id:tentsu_media:20160209163515j:plain「え!そうなのですか!?」

f:id:tentsu_media:20160209163523j:plain「よく絵も描いてもらっていたし、“有名漫画家”って意識する事は少なかったな。よく喧嘩もしたから、時にはやかましい!って思うくらいの、本当にただの近所のおっちゃん!いっつもお酒飲んで酔っ払ってる陽気な人って印象だよ笑”」

f:id:tentsu_media:20160209163515j:plain「じゃあこの看板ってもしかして・・・」

f:id:tentsu_media:20160209163523j:plain「本人が描いてくれたのよ。私がお店をやりたいって言い始めた時から“店の名前と看板は俺が決める!”って言って聞かなくて。」

f:id:tentsu_media:20160209163515j:plain「すごいですね!!!!じゃあ看板のイラストはどの作品のキャラクターでもなくて、お姉さんのお店のために描き下ろしたって事ですか?」

f:id:tentsu_media:20160209163523j:plain「描き下ろしたって言うと大げさだけどね!そういうこと!」

f:id:tentsu_media:20160209163515j:plain「(大げさじゃないよ~~~~凄すぎる・・・よく見るとこの看板、お姉さんに似ているかも・・・)」

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この店名も、看板のイラストも、このお店のために赤塚不二夫さん本人が作ったものなのでした。入店前に「ファンのお店にしては雑多」と感じた理由もここで腑に落ちました。


身内だけが知っている 赤塚不二夫さんの一面

都立家政の駅を出るとニコニコ笑顔の看板が迎えてくれる「ちび太ン家」は、赤塚不二夫先生が漫画家としてではなく、ひとりの「おじさん」として大切にしている居場所だったようです。
 
15歳から「なんだろう?」と思い通り過ぎていたこのお店は、オープンから常連さんが飲みにきて、自然とみんなで楽しくお話を飲み交わせるとてもあたたかな場所でした。大人の憩いの場ってきっとこういう場所の事を言うのでしょう。少しの時間でも仲間に入れてもらえて、とってもうれしかったです。
  
世代を超えて愛されている漫画作品、その作家さんともなると、私生活が想像しづらいな~なんて思っていましたが、あの天才作家も「普通のおじさん」として生活をして「普通のおじさん」らしく時に友人の娘にウザがられていたというお話を聞くことができて、勝手ながら赤塚不二夫さんも人間なんだなぁ~と感じることができたのでした。
 
漫画という素晴らしい文化と、それを陰で支えていた『人の温かさ』と『居場所』に少し触れられた、そんな一日でした。
 
 
皆様もお近く通りましたら是非、都立家政の「ちび太ン家」を覗いてみてください。
 
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ちび太ン家の皆様、あたたかなご対応、ありがとうございました!!また飲みにいきます!!!
 
 
ご協力店:都立家政 ちび太ン家
http://tabelog.com/tokyo/A1321/A132104/13049182/tabelog.com

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