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中華料理も言わずと知れた重飲食の一つ。排出する油の量と匂い・煙だけでなく、外国籍のスタッフが在籍することによる言葉の壁で、貸主様に敬遠されることも多い業態と言えます。
そのため、出店希望者の多い業態でありながら、中華料理店の業態を認めてもらえる物件が不足している状況です。その為、現状で重飲食が出来る物件は貴重であり、高額査定を狙えるポイントになります。
外観も目立つ看板を設置していることが多い為、次の使用者にとっては魅力的な物件になることも多い業態です。
重飲食の中でも特に調理中の油や煙による厨房へのダメージが大きい業態の為、清掃頻度によって厨房の状態に大きな差が生じます。ダクトの内側まで清掃が行き届いているか、フィルターは清掃されているか、グリーストラップに油が固まっていないか、査定前にチェックすべき点は多々存在します。
ダクト内清掃や配管の高圧洗浄は重飲食業態では必須ですので、前回の清掃から時間が経過しているなら、専門業者さんへ依頼しましょう。
中華料理店の居抜き物件は火力の強い中華レンジや餃子焼機、蒸し器や茹で麺機など、中華料理独特の設備が多く、これらの手入れ状態は重要なポイントです。同じ中華料理での出店希望者であれば、これらの機器がすぐに使える状態だと高額査定につながる可能性はアップします。また、中華料理に対応できるガス容量の大きさも高額査定の要素に繋がります。
フロアの清掃状況も他の重飲食業態と同様に重要です。床や空調設備が油だらけでベタベタの状態では、清掃だけでは落ちない場合もあり、床の張り替えや空調のオーバーホールをしなければならないケースもあります。このように出店者様が入居後に発生する費用が目に見えてしまえば当然、査定額にマイナス影響を与えると考えた方がいいでしょう。