TOP > 居抜き店舗 業態別売却ポイント > 焼鳥屋居抜き店舗の売却ポイント
焼鳥店は一般的に重飲食に分類され、落ちる油と臭いと煙が発生するため、物件の貸主様から敬遠されることが多い業態といえます。
その反面、必要となる厨房機器は冷凍冷蔵庫などの一般的飲食店に必要とされる設備と、焼き台なので、厨房での査定評価は得にくいですが、給排気設備とダクトの状況で高額査定に繋げることができます。
ダクトメンテナンスをきちんと行い、フィルターだけでなくダクト内まで専門業者さんに清掃をしてもらっておくと、ベストな状態で譲渡交渉に臨めるでしょう。
焼鳥店で重要なのは厨房内の給排気と、客席の空調のバランスになります。
厨房排気が弱いと客席に煙や臭い、熱気が回ってしまい、逆に厨房排気が強いと客席の空調の効き具合やドアの開け閉めに影響が出てしまいます。
現状の状態を出店希望者様に伝える為に、給排気と空調を作動させ、ドアの開閉や煙の吸い込み、空気の流れを確認してもらうと良いでしょう。
焼鳥屋の居抜きといえば焼き台、炭なのかガスなのか電気なのか、好みによるところでしょう。
しかし、比較的移設がし易い厨房設備である為、出店希望者が違う種類の焼き台を希望した場合は、入れ替えを提案するのも一つの案といえます。
繰り返しになりますが、焼き台の上に設置してある排気設備が重要であることを出店希望者様に理解してもらうと良いでしょう。
焼鳥店で給排気の次に重要なのは、給排水、グリーストラップでしょう。
油が下水道に直接流れ出ることを防ぐためにも設置が必要ですが、比較的設備投資として高額であり、また、管理や清掃の状況によっては、排水が詰まったり、逆流するケースもあります。
ダクトと同様に、譲渡前に専門業者さんに高圧洗浄をしてもらうと安心です。