ぐるなび、ゴーストキッチンの実証実験を開始 飲食店の収益源の多角化支援へ

収益源の多角化支援を踏まえゴーストキッチンの実証実験を開始実際の運営を通じデータを収集、コンサルや全国展開も高まる収益源の多角化ニーズ、ゴーストキッチンの活用なるか 収益源の多角化支援がねらい株式会社ぐるなび(以下、ぐる […]

収益源の多角化支援を踏まえゴーストキッチンの実証実験を開始

実際の運営を通じデータを収集、コンサルや全国展開も

高まる収益源の多角化ニーズ、ゴーストキッチンの活用なるか

収益源の多角化支援がねらい

株式会社ぐるなび(以下、ぐるなび)は、不動産事業者と連携し、ゴーストキッチンの実証実験を2021年5月19日より開始。

これはテレワークの普及などから消費者の生活様式が変化し、各飲食店においては店内飲食に限らない収益源の多角化が急務となっていることを受けたもの。ゴーストキッチンを活用してのテイクアウトやデリバリーなど、収益源の多角化支援を見据えた動きとなる。

実証実験で展開の可能性を探る

実証実験では面積や契約期間などの面より、一般店舗の誘致が困難とみられる物件を選定。メニューの選定や開発、人材・食材・調理器具などの調達といった開店準備から、運営上の実務にいたるまで、ぐるなびがゴーストキッチンの運営を一貫して手掛ける。

加えて売上額、販売個数、経費などからデータを分析。これより得た知見を、テイクアウトやデリバリーの導入を検討している飲食店を対象としたコンサルティングに活かす考えだ。

まずは2021年12月末(予定)までに、東京都千代田区にて2ブランドを運営。ぐるなびが持つ飲食店ネットワークを活用し、独自のメニュー開発やテストマーケティングキッチンとしての応用を目指す。

また、効率的に飲食店へ展開可能な運用方法の確立とマニュアル化、ぐるなび提供のテイクアウト・デリバリー関連サービスとの連携などを含め、取り組みの幅を随時拡充。実証実験の結果を踏まえた全国展開につなげたいとしている。

高まる収益源多角化の重要性

2021年4月、ぐるなびが加盟飲食店を対象に調査を行いテイクアウトの導入状況を調べたところ、導入している飲食店は77.3%にのぼり、そのうちコロナを受けて導入したのは37.8%であった。

またデリバリーの導入状況についても合わせて調査したところ、導入している飲食店は46.4%。うちコロナを受けて導入したのは27.9%との結果が得られたという。

さらにぐるなびによれば、加盟飲食店における4月の総売上でのテイクアウトやデリバリーの平均売上比率は17.5%。飲食店にとって、これらが重要な売上要素になっていることが伺える。

ゴーストキッチンはテイクアウトやデリバリーの拠点となるだけではなく、場合によっては1区画で複数店舗を構えることもでき、収益源の多角化や固定費の削減といった面でメリットが見込まれる形態の1つであるといえるだろう。今回の実証実験を通じた有効性の検証、ならびにノウハウの蓄積へ期待が高まる。

店通編集部