【タイ料理】「タイ屋台999(カオカオカオ)」の魅力の秘密に迫る!

タイ屋台999が、どのようにして繁盛店へと進化を遂げたのか。カオカオカオのオーナー新井勇佑氏へのインタビューで魅力ある店づくりの秘密や、店舗流通ネットの業務委託契約のメリット・デメリット、タイ屋台999の今後について伺い、タイ屋台999の人気の秘訣と企業としての魅了を、タイ料理好きの方だけでなく、経営者の皆さまにお届けします。

前回、タイ料理の中でもタイ屋台料理にこだわり、現地の素材、調理法、味、音楽、お店を忠実に再現した日本の中のタイ、「タイ屋台999 新宿店」のご紹介をさせていただきました。
取材を通して株式会社カオカオカオが運営する「タイ屋台999」の魅力にますます魅了された私は、「タイ屋台999」がどのように誕生し、どのようにして繁盛店へと進化を遂げたのか、その秘密を探るべくタイ屋台999のオーナー新井さんに突撃取材させていただくことにしました。
 
今回は、魅力あふれるお店作りについて、とことん追求させていただきましたので、タイ料理好きの方だけでなく、経営者の皆さま、今後経営の道に進みたい皆さま必見です!

「タイ屋台999 (カオカオカオ)」のご紹介

タイ屋台999 新宿店 入口
2014年9月9日、昭和新道の路地裏に記念すべき1号店「タイ屋台999 中野店」をOPEN。
2017年6月14日、新宿三丁目に「タイ屋台999 新宿店」をOPEN。
2018年8月1日、満を持してサラリーマンの聖地新橋に「タイ屋台999 新橋店」をOPEN。

と順調に店舗数を増やしている、「タイ屋台999」。
8月には5店舗、再来年には8店舗になる予定です。

”タイ屋台”と銘打つだけあって、店内の家具は全てタイ現地から直輸入。従業員の方が身につけている色鮮やかなエプロンは、タイのマーケットで購入し、流れる音楽はタイのクラブミュージック。壁画や看板のパンチの効いた色彩は、タイを彷彿ほうふつとさせる色使い。これでもかというくらいのタイ尽くし!
 
もちろん、こだわっているのは見た目だけではございません。素材・調理方法・味の細部と、お客様から見えない部分も妥協をしない徹底ぶり!
こだわりの食材は農家さんと直契約し、お値段が少し高いからとライムに代用されがちな、タイ料理のベースとして主に酸味付けの役割を果たす「マナオ」だってきちんと使用しております。
どの店舗でも作り置きはせず、注文を受けてから唐辛子の煙を店内にくゆらせながら調理します。
現地の味を忠実に再現した料理の辛さは、日本人にびることがない現地の辛さ。なめてかかってはいけません。実際、私もその辛さに目を見開いてしまいました(タイ料理999新宿店についての取材レポートは、こちらの記事をご覧ください)。
 
だからこそ誕生した日本のタイ
早速、そんなお店の生みの親、「タイ屋台999」オーナー新井さんにインタビューをしていきたいと思います。
 

魅力ある店づくりの秘密は!?オーナー新井さんにインタビュー

タイ屋台999 オーナー 新井さん
タイ屋台999 オーナー 新井さん
 
◆新井 勇佑(アライ ユウスケ)◆
 
洒落しゃれな黒ハットとおヒゲがポイント。
 
臨床心理学を学んでいた経験があり、そこで培ったカウンセリングと大好きな数学を活かし、物事を整理整頓し、分析し、課題をみつけ、目標に落とし込むのが得意。
 
元来の研究家気質から、日本だけに留まらずタイ本国まで足を伸ばし、200軒以上のタイ料理を食べ歩き、データを収集。そのデータ量はなんと驚きの3000食以上。
 
仮説・検証・試行錯誤を繰り返し、論理的な根拠を見出したうえで、店舗運営に役立てている。 
 
 

頭に残る店名の由来

◆”999”とてもユニークなお名前ですよね、この名前には何か秘密があるのでしょうか?
みなさんに想起してもらうには、まず覚えやすい名前にする必要がありました。記憶しやすく、万国共通である数字、なかでもタイで縁起の良い数にしました。そこに、リズミカルさと視覚的インパクトを加えた結果、”999”になりました。
 
 

気になる繁盛店の作り方

◆ズバリ!999の人気の秘訣を教えてください。
本場の屋台をそのまま持ってきた点です。
また出店立地にもこだわっており、昨今の大衆居酒屋ブームにのっとり、あえて大衆居酒屋が多い立地にお店を出店しています。
そうすることにより、女性人気の高いタイ料理にもかかわらず、当店の割合は男性の方が高くなっております。
また、女子会やデート利用はもちろんですが、仕事終わりの男性グループでの利用割合も高くなっております。
 
第1号店を中野の路地裏に出店したのにも理由があります。まず、ある程度の乗降客数が見込める駅をターゲットにしました。中野店の場所は路地裏というだけあり、非常に分かりにくい場所にあるのですが、気がついて足を運んでもらえれば、逆に秘密基地のような特別感が生まれる場所です。マイナス条件をプラスにできる場所だと思い、あの路地裏に出店することにしたんです。
そこで、「平日週末化計画」と銘打ち、「パクチーの日」や「カオマンガイの日」と、99円で料理を提供するなど、いろいろなイベントを行いました。まずは、お店に来てもらうということを心掛けたのです。
 
◆現在、中野・新宿・新橋の3店舗、今後さらに店舗拡大をしていくとのことですが、従業員の方に意識してもらっていることなどあるのでしょうか?
”OKR PDCA”*1を会社全体で常に心掛けるようにしています。また、プレゼンを行う場も他社と比べると多いかもしれません。社員の希望が通れば1,000万円級のプロジェクトを任せることもあります。あとは、タイにある現地のお店で働いてみたり、屋台を巡ってみたりするなどの海外研修を行っています
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組織づくりに関しては、かなり外部リソースを活用しています。社内に置くことで生産性が下がるようなことは、全て外部に任せています。苦手なことはしなくて良い、得意なことをひたすら伸ばすように、と伝えています。苦手なことはいくら頑張っても人並みにしかなりません。その時間を自分の好きなことや、得意なことをする時間に充てることによって、それぞれの個性が活きてくるような環境づくりを目指しています。

 
「論理的・計画的・物語的」という社訓をもとに、何事においてもデータを集め、整理し分析し、課題を明らかにしてそれを目標にし取り組むということを常に繰り返していますね。そして、一緒に働く仲間が将来的に羽ばたけるよう、ともに夢を探すということを意識し、得意なことを見つけてあげることを重要視しています。
 
 

店舗流通ネットの業務委託契約という考え方

◆店通-TENTSU-の運営会社である店舗流通ネットの出店システム「ショップサポートシステム」を利用していただいておりますが、メリット・デメリットを感じられていますか?
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ショップサポートシステムの仕組み

店舗流通ネットさんの物件開発力を特に高く評価しています。なので、良い場所に出店することで高い家賃を支払ったとしても、売上管理料を支払ったとしても、立地が良ければ広告費をかけずに運営できるので、とても気に入っています。販促費と集客効果とを考えれば、やはりお得なんですよね。ですから、今後もどんどん良い立地の物件情報を期待しています。
 
 

タイ屋台999の今後の歩み

◆これから挑戦していきたいことがありましたら教えてください。
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挑戦したいといいますか、次の代を作ることをミッションとして考えています。そのために、やらなくてはいけないことが大きくあげると3つあります。

まず1つ目が、タイ料理業界売上No.1になること。
現在日本にあるタイ料理は、日本人向けのものになっていることが多く、本場の味とは相違があり誤解されがちです。だからこそ、本場の味を日本に広めることが、私たち999の役目だと考えています。売り上げを稼ぎたいというわけではなく、本当のタイ料理を広めるために発言力を持ちたい、ということから、このミッションは生まれています。
 
2つ目に掲げていることは、時代を作るために食卓を変える、そのための中食への参入です。
みなさまにもっと身近にタイ料理を感じていただくため、タイ料理をいつでも食べてもらえる環境を作っていきたいと思っています。国内でもタイ料理が日常となってくれたらうれしいです。
 
そして3つ目が、流通の整備です。
タイ料理は食材が簡単に手に入らないので、身近な食にするためには流通をスムーズにする必要があります。当社では現在、沖縄や佐賀の契約農家様からタイ料理の食材の生産・流通をしていただいております。ですから、タイからの輸入よりも低コストでの運営が可能となっているのですが、タイ料理に必要な食材を仕入れるには複数の仕入先と契約をする必要があったりと、タイの食材の流通に関してはまだまだ課題が残っています。そんな課題をクリアし、タイ料理を提供しやすい環境を整えること、それが3つ目のミッションなのです。
 
こうした努力により、これからもっと日本にタイ料理を広めていくことが私たちの目標であり、これらの課題をクリアした暁には、新たな時代を作ることができると考えております。
 
 

お客様に向けて

◆まさに、OKR PDCAをオーナー自らが実践していっているわけですね。大変勉強になりました。最後にお客様に向けたメッセージをお願いいたします。
これからもみなさまにタイを身近に感じていただけるよう、出店を加速していきます。よろしくお願いいたします。
「パスポートのいらないタイへ、ぜひ一度お越しください」 
 
 
*1...OKRとは、“Objectives & Key Results”の略。PDCAとは、”Plan・Do・Check・Action”の略。つまり、目標(Objectives)を定め、その目標を実現するための測定可能な指標(Key Results)を作ったうえで、計画(Plan)・実行(Do)・評価(Check)・改善(Action)を繰り返していくこと。
 

巷で人気なタイ屋台999を調査させていただいた結果

大人気のタイ屋台999を取材させていただいて分かったことは、お客様が五感全てでタイの屋台を感じられるよう、食材に内装、店内で流れる音楽など、いたるところに工夫を凝らしているということ。
また、それは個の感覚や感性に頼るものではなく、きちんとデータを収集し、分析を行った根拠あるものに基づいた結果であるということ。
 
そこには、タイを日本でも身近に感じてほしいというオーナー様をはじめとした、タイ屋台999で働かれている従業員さんの想いが込められているのだと、心の底から感じることができました。
 
得意なことをのびのびと活かし、お客様に喜んでいただこうと日々励んでいるプロフェッショナル集団の方々が提供してくれる、本場のタイ屋台料理に興味がある方は、ぜひ一度(一度といわず何度でも)タイ屋台999へ足を運んでみてください。
きっと、素敵なタイ旅行を味わえるはずです。
 
最後になりましたが、お忙しいにもかかわらず店通-TENTSU-の取材に快く協力してくださいました、オーナーの新井さん、とてもためになる、貴重なお話をありがとうございました。
自分が仕事に従事するうえでも、大変役に立つお話、お考えに触れることができ、とても有意義な時間を過ごさせていただきました。今後に活かさせていただきます。
 

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今回取材したお店

タイ屋台999(カオカオカオ)

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■ 住所
東京都新宿区新宿3-11-6 エクレ新宿
■ 営業時間
平日 11:30〜14:00 17:00〜24:00
土・日・祝日 12:00〜15:00 17:00〜24:00
■ 定休日
なし
■ TEL
03-6380-6083
■ アクセス
東京メトロ副都心線 新宿3丁目駅から徒歩1分
JR山手線 新宿駅から徒歩9分
 

バーター

タイ屋台999 新宿店 入口