あなたのお店では、食材の仕入れをどのように行っていますか?定期便で注文している方も多いのではないでしょうか。今回は、飲食店向けの卸売り市場「METRO(メトロ)」をご紹介します。
たくさんの商品を見て、手に取って行う仕入れは、商品開発のヒントにもなるかと思います!キャッシュアンドキャリーならではの魅力をお伝えします。
メトロとは?
メトロとは、登録制の業務用卸売り店です。しかし、他の業務用スーパーと異なる点は、飲食店や惣菜店の他、施設の給食等、事業を行っている方しか登録できないというところ。登録するには、営業許可書などの証明になるものが必要です。店内を拝見!
今回は、メトロの店内を見せていただくことができました。そこで感じたメトロの優れた点をご紹介します。①12,500点!(※)豊富な品ぞろえ
まず、驚くべきはその品ぞろえ。きのこだけでもこんなに種類がたくさん。野菜も、なじみの深い野菜から、一般のスーパーでは売っていないような野菜まで、幅広く取りそろえられています。さすがは飲食店のプロ専用卸売り市場です。


「少しでも時短のお手伝いができれば」と、本日案内をしてくださったPR担当の越智さんがおっしゃっていたのが印象的でした。
仕入れや仕込みなどで、日々忙しい飲食店オーナーにとってはうれしい商品ではないでしょうか。
(※)店舗によって異なります。
②徹底した温度管理により保たれる鮮度
おいしい料理を提供するには、鮮度の良い食品を仕入れることが大切。メトロでは、納品から売り場まで一貫した温度管理を行っています。店内のフロアは、場所によって0℃から18℃まで、売り場ごとに食品に適した温度が設定されています。そのため、店内はひんやりしており、防寒のために専用のジャンパーの貸し出しも行っています。


③小ロットから購入可能
業務用らしいビッグサイズのお肉!圧巻です。
精肉コーナーには、さまざまな部位の塊肉が並びます。こちらも、必要な分量だけカットしてもらえます。
業務用というと、大きいロットからしか買えないイメージがあるかと思いますが、メトロでは、小ロットから購入が可能。お肉も、このような一般のスーパーで買えるサイズから販売しています。醤油なども、1本から買うことができます。何か少し買い足したいときにも利用しやすく便利です。
④グループ全体での購入によりコストダウン。輸入品がリーズナブル
メトロはドイツに本社があるため、グローバルでの仕入れが可能です。グループ全体で大量に仕入れを行うため、安く仕入れることができます。
この秘密についてはのちほど、越智さんのインタビューで詳しく伺いました!
多種多様なワインボトルがずらっと並ぶワインコーナー。ワインも、輸入品が多く並びます。試飲して自分の舌で選ぶことも可能です。


⑤必要なものがすべてそろう『ワンストップ・ショッピング』


メトロへ足を運べば、食品、店舗で使う食品以外の商品、厨房機器まで、飲食店で必要なものはすべてそろうので、あちこち足を運ぶ必要がなくなります。
⑥顧客に寄り添い、声を聞く姿勢
メトロの店内を回りながらお話を伺っていると、あらゆるところに感じられたのが、お客様のことをとにかく考え、寄り添う姿勢。
売り場には、インストアセールスと呼ばれる、商品の購入をサポートしてくれるスタッフがいます。飲食店をはじめたばかりで仕入れに困っている方にも安心のサポートです。
こちらのカフェスペースでは、仕入れに来た飲食店オーナー同士のコミュニケーションも生まれるそう。情報交換や、オーナー同士の交流にもなります。また、試食デモも行っており、実際にお客様の声を聞き、商品開発や商品改良に繋げています。
インタビュー
メトロの店内をのぞいてみたところで、メトロのPR担当の越智さんにお話を伺いました。
◆なぜ飲食店オーナーしか会員になれないのですか?
飲食店オーナー様の業態や業種ごとに、ニーズの特性を分析するためです。食のプロだけにフォーカスすることで、飲食店オーナー様のニーズを的確にくみ取り、サービスを提供することが可能になります。
また、再販についても考慮しています。
例えば、ワインなどは仕入れてそのまま販売すると思いますが、この際価格感が分かりすぎるのは困りますよね。そのため、飲食店のお客様になるようなエンドユーザーを弊社のお客様にはしないようにしています。
これらには、飲食店オーナー様の商売繁盛を全力で応援する、という考えがコアにあります。
◆仕入れにおける強みは?
ドイツ発祥で、グローバルな企業であること。そのため、グローバル調達が可能です。
ヨーロッパでよく使う食材に関しては、メトログループ全体で購入しており、そこから日本のメトロにも入ってくるので、コストを下げられるのです。
特に、洋食系のお客様においては、トマト缶やパスタやオリーブオイル、ワインなど、ヨーロッパでよく使われる食材は国内で調達するよりもコストパフォーマンスが良いです。
今後も、外資の企業ならではのメリットをうまく還元していきたいです。
◆キャッシュアンドキャリーの良さは?
実際に手に取って選べること。
店頭に並ぶサンマを見て季節を感じたり、「今年はサンマが高いからやめて他の魚を提供しよう」など、商品開発にも自分のインスピレーションを働かせられます。
値段、サイズ、新しい商品なども、自分の目で確認できます。店頭にきてもらえないとこういった部分はなかなか見えません。
コストカットをしたいと思った際には、もうひと段階安い商品への切り替えも、自分で考えられます。
デリバリーは便利ですが、デリバリーの広告はプッシュ型なので、やはり見逃してしまう商品や感覚はあります。
ビジネスセンスをトータルで体現できるのが、キャッシュアンドキャリーの良さです。
まとめ
自分の目で見て、季節を感じ、商品を選ぶ。そこからのインスピレーションで、新たな商品を着想できたり、お客様に商品を提供できる。まさに、飲食店の本質を体現できるのがこのキャッシュアンドキャリ―であり、メトロの本当の良さではないでしょうか。
いろいろなものが便利になっていく世の中だからこそ、こういった部分を大切にしたいですね。
「とりあえず、一度足を運んでみてください。」そうおっしゃっていた越智さん。熱い想いに胸を打たれました。飲食店オーナーの皆様、仕入れのレパートリーに入れてみてはどうでしょうか?
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