冬至とは?冬至に「ゆず湯」に入ったり「かぼちゃ」を食べるのはなぜ?

冬至とは?2021年の冬至はいつ?冬至の由来や風習。冬至にゆず湯に浸かったり、かぼちゃを食べる理由。ゆずやかぼちゃの効果効能とは?冬至日が毎年変わる理由や、冬至日の考え方。冬至という伝統行事について徹底解説いたします!

Ms.小わっぱ 伝統行事 日本文化 暮らし 歴史 知識
「冬至(とうじ)」という言葉を聞いたことありませんか?
では、実際冬至とはどんなものなのかご存じでしょうか?今回は、冬至とはどんなものでいつのことなのか、冬至に行われる風習や冬至にまつわる食べ物などをご紹介します。
冬至

冬至とは?冬至とはどんな日?

冬至とは、二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつで、1年の中でもっとも日の出から日の入りまでの時間、つまり昼間が短く、夜が長い日とされている日になります。
それは、太陽の高さが1年で1番低くなることに起因しています。

古くは、冬至を境に太陽が出ている時間が長くなるため「太陽がよみがえる日」とされ、冬至のことを「一陽来復(いちようらいふく)」と呼んだりもしました。1年の始まりの日とし、良くないことが続いた後にようやく幸運が向いてくる、未来への希望をつなぐ日、と考えられていたのです。

二十四節気とは?


二十四節気は、中国の戦国時代の頃に誕生したと考えられている暦の区分手法です。
太陽の動きを基準にした考え方で、月の動きをもとにした太陰暦が普通だった時代にもよく使われてきました。1年を24等分し、それぞれ季節を表す名前がつけられており、冬至や夏至、その中間とされる日を春分・秋分と定めています。

冬至の日は毎年変わる?冬至はいつ?

実は冬至の日は、年によって微妙に異なります。なぜなら、その年で一番昼間が短い日が冬至日になるため、天文学に基づいて決まります。
だいたいが12月21日か22日となりますが、2021年の冬至日は12月22日です。
日没時刻は、16時半頃とされています。

冬至と農業にまつわる言い伝え

天気予報がない時代は、太陽や月の動きを見て天気を予想していました。
そのため、天体の動きを基準にして生まれた二十四節気は、農業を行う上での目安にもなっており、冬至にも天気や農業に関わる言い伝えが残っています。

どんなものかと言いますと、『冬至の日が雷だと翌年は雨が多い』『冬至の日が晴れ、または雪だと翌年は豊作になる』といったもので、冬至の日の天気を基準に、翌年の天候や農業の予測を立てていたことや、太陽が生まれ変わる日であるとされていた冬至が人々の生活の中で重要視されていたことが分かります。

今でも馴染み深い「冬至」の風習「ゆず湯」編

みなさまは冬至というと何を思い浮かべるでしょうか?多くの人が「ゆず湯」か「かぼちゃ」を思い浮かべたのではないでしょうか。
では、「ゆず湯」と「かぼちゃ」には何か意味があるのでしょうか?ここでは、冬至にまつわる風習についてご紹介します。

「ゆず湯」とは?


冬至の日にゆず湯に浸かる習慣は、江戸時代にはあったと考えられています。
その根拠として、『東都歳事記(とうとさいじき)』という、1838(天保9)年に刊行された、江戸の行事を紹介する書物の中に「冬至 今日銭湯風呂屋にて柚湯を焚く」と記述があるからです。

由来に関しては、「冬至」=「湯治(とうじ)」、「ゆず」=「融通(ゆうずう)」の語呂合わせや、黄色いゆずを入れたゆず湯に浸かることで邪気を祓えるなど、諸説ありますが、ゆずの収穫期や健康効果も関係していると考えられています。

「ゆず湯」の効果効能

冬至の日にゆず湯に入ると、1年間風邪を引かないとは昔からよく言いますが、なぜそのように言われるようになったのでしょうか?
そこには、ゆずの効果や効能が関係していると考えられます。では、そんなゆずの効果や効能についてご紹介します。

◎血行促進
◎冷え性改善
◎風邪予防
◎美肌効果

ゆずには、血行を促進する効果のあるヘスペリジン(フラボノイド)や、ビタミンCが豊富に含まれているため、冷え性を改善し、体を温め、風邪予防に効果があると考えられています。また、ビタミンCの他、クエン酸も含まれているので、保湿・美肌効果が期待できます。

昔の人は、経験的にゆずの効果を知っており、活用していたんですね!

「ゆず湯」のポイント、注意事項

ゆず湯を作る際は、ゆずをまるごと湯舟に入れても良いですし、より香りを楽しむためにゆずの皮を少し削り取ってから入れても構いません。浴槽にゆずの繊維などが浮かぶのを避けたい場合は、ネットなどに入れて浮かべると良いでしょう。
ただ、敏感肌の人や肌が弱い人は、ゆずの皮に含まれる香り成分「リモネン」に触れると、かゆみなどの症状が出てしまう場合もあるので、注意してください。
おいしいかぼちゃと、冬至との関係性