野菜の中でもその栄養価はトップクラス!野菜の王様「ケール」のサラダ・ジュース専門店、代々木上原にあるThe6Marketをご紹介します。
日本では青汁の原料として知られていますが、海外では日本に比べその知名度は高く、ケール入りのサラダはメジャーなんだとか。しかし、日本ではまだまだ日常生活にあまり浸透していないのが現状です。
今回はそんな「ケール」を使ったサラダ・ジュースを販売している店舗「The6Market」の運営について、店主の菊地晶之さんにお話しを伺いました。
菊地さんは大のサラダ好き!

いくつものサラダ専門店に足を運んでいましたが、納得のいくサラダに出会えなかったそう。「ならば自分で作ってしまおう」と、サラダ好きが高じて一念発起。カフェの運営・卸・販売などの前職の経験を活かし、2年前にThe6MarketをOPENしました。

菊地さん:「食」を考えた中で、美味しく健康的になってもらいたいと考えました。ケールはその美味しさはもちろん、栄養価の高さが魅力でした。
きっと、好きな方・興味をもっている方はたくさんいるのに、なかなか流通していない事に疑問を感じていました。もっと多くの方にケールを広めたい思いから、ケールに特化した商品展開を決めました。

菊地さん:健康や美容に感度の高い女性がターゲットです。
代々木上原を選択した理由としては、街の雰囲気も好きですし、高感度の方が多く集まる印象があり、気になる地域でした。偶然、現在の店舗物件に出会い、自身がイメージするコンセプトに合致したので、この街での出店を決意しました。
実際にご来店されるお客様も健康志向の高い30-50代の男女。特に女性のお客様に多くご利用いただいております。また、比較的地元の方が中心ですが、遠方から買いに来られる方もいらっしゃいます。近くにはヨガスタジオも多いため、ヨガ帰りのお客様も多い印象です。
確かに代々木上原は、街も住んでいる人々もオシャレなイメージがあります。店内は清潔感のある白を基調としたシンプルな創りですが、センスが光る空間でした。健康や美に対して敏感な地元の方々に、慣れ親しまれているようです。
ケールの生葉初体験!
サラダ専門店では珍しい、店内のイートインスペースでケールサラダをいただきました。どんな味なのでしょうか、やっぱり苦いんでしょうか・・・。【今回注文したサラダはこちら】

乳製品を使っていない、シーザードレッシングでいただきました!フムスとも良く合う!

こちらは化学調味料・白砂糖不使用の、オリーブオイルベースのドレッシングでいただきました!ドレッシングはオススメのものを提供していただきましたが、違うドレッシングも選べるので、お好みの味を探すのも楽しそうです。
ケールサラダには、近年話題となっているキヌア・押し麦・ひよこ豆等、常時10品目以上で構成されています。一つのサラダでたくさんの種類の栄養が摂取できるのはうれしいですね。
ケールサラダの食べ方
ケールサラダはドレッシングを加えてから、よく混ぜて食べるのがオススメとのことなので試してみます。チョップドサラダのような感覚でしょうか。
ケールは葉肉が厚くドレッシングがよく絡みます。肉厚なので食べ応えのある食材ですが、ドレッシングが馴染んでくると、しんなりしてくるので食べやすくなります。では、よーく混ぜたところでいただきます!
とんこ:ん、美味しい!!
青っぽさはあるものの、思っていたより苦味やクセが少なく(苦味は青汁のイメージが強いからでしょうか。)肉厚で水分たっぷりみずみずしい!ドレッシングやトッピングもケールによく合う味付けですね、とても食べやすいです。ケールの生葉、おいしくて驚きです!
菊地さん:試してもらえれば、納得していただける自信があります!
お弁当販売の卸業務も行っており、お弁当販売を通じてケールを広めていくこと。また、不定期ですが48度以下の低温で調理するローフードのワークショップも当店で開催しているんですよ。世の中にケールという食材をアピールするため、「少しでも多くの方に当店を知るきっかけになってもらいたい」と思い、始めました。
とんこ:ケールサラダ、納得の味でした!しかし、アゴが疲れてきました。
菊地さん:葉が肉厚でしっかりしていますからね。現代ではやわらかい食品が多いため、慣れない方はとんこさんのように「疲れる」と言われる方もいらっしゃいます。でも、咀嚼が多くなることで適度な満足感を得られ、1回の食事をこのサラダに置き換えて食べる方も多いんですよ。
とんこ:しっかり噛むって大事ですもんね!気づかないうちに噛むことを怠ってました、反省します。
その他商品のご紹介
サラダの他、コールドプレスジュースやスムージーといったドリンク類からサンドイッチや玄米おにぎりなどを販売しています。【今回注文したジュースはこちら】

(ケール、セロリ、ハクサイ、オレンジ、グレープフルーツ、リンゴ、レモン)1,000円(消費税別)
・写真右(赤色) ビーツのコールドプレスジュース
(ビーツ、セロリ、ニンジン、グレープフルーツ、リンゴ、レモン)1,000円(消費税別)
コールドプレスジュースとは、スロージューサーと呼ばれる低速回転のジューサーで材料に熱を加えず、強い圧力をかけ、すり潰して搾ったジュースのこと。フレッシュな野菜や果物で作る色鮮やかなコールドプレスジュースは常時5種類程店頭に並んでいます。

取材に伺ったのは日曜日14時頃でしたが、数量限定のサンドイッチは売り切れていました。気になる方はお早めにどうぞ!
The6Marketのまとめ
全国の農家と複数の流通経路にて仕入れることで、年間を通して安定した供給を実現しているそうです。サラダの7-8割を占めるケールには特にこだわり、新鮮な国産無農薬のケールのみを使用しています。それなのに、ケールがたっぷり入ったサラダの価格は他のサラダ専門店などと比較すると安価な設定なんです。それは、「多くの方にケールを広めその美味しさを知って欲しい。日常に取り入れ、その栄養価を実感して欲しい。」から。

人員を多く雇わず営業できるオペレーションなど、店主の努力が感じられました。今後はもっと多くの方にThe6Marketのケールサラダを知っていただけるよう、通信販売等のビジネスも視野に入れ商品開発を行っていきたいとのこと。
いつでもどこでも気軽にThe6Marketの商品が買える日がくるかもしれませんね。楽しみです!
市場にあまり流通していなかった生葉のケールに着目し、日常にお届けするため日々奮闘している店主の菊地さん。ただ待っているのではなく自ら消費者に寄り、ワークショップの開催やお弁当の販売など「きっかけ」をとても大切にされていると感じました。
取材にご協力いただきましたThe6Marketの皆様ありがとうございました。
こだわりを持ったお店が点在していて、知る人ぞ知る名店がある代々木上原。(※とんこのイメージ)ステキな街でした。これからもっと「ウエハラ散策」をして、良店をご紹介していきたいと思います。
店舗情報
とんこ
