これって本物じゃないの!?食品サンプルの製作工場に突撃取材!-見学編-

合羽橋で食品サンプル作りにハマってしまい、とうとう今回は『工場見学』へ。 AIもだまされてしまった「食品サンプル」ができるまでの一連の流れ、熟練の経験と技と、製作の工程を追ってきました! 新たな観光スポット「食品サンプルギャラリー浅草店」の情報もお届けします。

店通記事の打ち合わせの度に、店通編集者から必ず「読みづらいライター名」と言われる菫青石きんせいせきです。
 
前回、食品サンプル製作体験の記事を書いてから早1年…。
www.tenpo.biz
実はあれからすっかり食品サンプル作りにハマってしまい、その後4種類の食品サンプルを作りに合羽橋へと足を運びました。そのことを店通編集部に話したら、「じゃあ次の記事は食品サンプルの工場見学とかどうですかね?」と。
 
やった~!!実際に使用されている食品サンプルを作っているところが見られるなんてメッチャ楽しみ!!ということで、今回は元祖食品サンプル屋の運営会社である、イワサキ・ビーアイ様の工場、ビーアイファクトリー横浜にお邪魔します。

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前回の記事に引き続き、広報担当の黒川様に案内をしていただきました。

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※イワサキ・ビーアイ 広報担当 黒川友太様
本日もどうぞよろしくお願いします!

食品サンプルってどうやって作られてるの?製作の工程を追う!

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お客様から依頼を受けた食品サンプルがどのように作られているのか、前回の記事でも軽く説明しましたが、ちょっとだけおさらいです。
(1)食品サンプルを製作する、実際の料理を作っていただき、写真やスケッチなど記録を取る。
(2)実物の料理を工場に持ち帰り、シリコンで型を取る。
(3)その型にビニール樹脂を流し込み、オーブンで熱を加えて固める。
(4)型から外し、色づけ、盛り付けを行う。
 
実際に工場内部も、この流れを追うような配置となっていました。
 
入ってすぐ、左から時計回りに、料理見本検査→シリコンの型取り→成形→色づけ→盛り付け・組み立て(半分以上がこのスペース)となっています。この流れで、製作の現場を追ってみたいと思います。
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①製作ミーティング

ちょうど工場内では、製作のミーティングが行われていました。
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このミーティングで、各スタッフの作業量の確認、工程の進行状況に関する情報を共有していきます。
 

②シリコンで食材の型を取る

ここからは実際に作業をしている現場を見せてもらいます。まずはシリコンの型取りを行っている場所から見ていきましょう。
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トレーの中に実際の食材を並べて、一度薄く上からシリコンをかけて固めます。
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乾いたら、今度は大量のシリコンを流し込みます。
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シリコンがつぶつぶしているなと思ったら、以前使用したシリコンを細かく砕いて液状のシリコンに混ぜ、再利用しているそうです。コスト削減ですね。
 
いろいろな部門から「入りまーす」と人が集まってきて、一斉にシリコンを流し込んでいました。主婦層のパートさんが多く働かれていましたが、いないと仕事が回らない貴重な戦力です。
 
実物の型も見せてもらいました。ところでこれは何の型でしょうか?
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実は、横浜と言えばコレでしょう!のシウマイ型なのです!

③型にビニール樹脂を流し込み、オーブンで熱を加えて固める

次に、作成した型にビニール樹脂を流し込み、オーブンで熱を加えます。
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すでに加熱して固まり、型から取り外したばかりの部品を見せてもらいました。
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肉や鮭の質感がすごい!卵焼きも本物みたい!!
 
ちなみにこちらは土用のうしの日用でしょうか…。作り物とは思えないシズル感です。
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既に素材として準備されているものもありました

ちなみに、使用頻度の高いパーツに関しては、すでに素材として用意されています。
例えば揚げ物の衣やキャベツの千切り。
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そして麺は色や太さで種類がわかれています。
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お米の素材も準備されているのですが、これにのりをまぜると・・・生米っぽいものがご飯になった!!

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このように、さまざまなパーツを基に、一つのサンプルができあがっていくのですね。

④素材の色づけ・盛り付け

形ができたところで、こちらも熟練の技術が必要となる「色づけ」の作業を見せていただました。
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エアースプレーで塗料を吹きかけるように着色していくのですが、濃度や色合いなどはすべて職人さんのさじ加減で決められます。
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今回着色しているのはピザの生地なのですが、どんどん焼けている感じが出てきます・・・。
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薄い色から濃い色の順で色づけ。焦げもリアルで、すごくおいしそう!(具はまだないけれど…)
手際よくパパッと終わってしまいましたが、実際にやったら難しいんだろうなあ。。。
 
次の着色はこれ。何を作っているか、だんだんとわかってきます。

そう。蟹のハサミですね!パスタの上に乗ってたりするアレです。
サササッと2品できてしまいました。職人の技ですね。
 


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サンプルの設計書を基に、着色が完了した素材を盛り付けして完成です!今回はすでにできあがっているサンプルを見せてもらいました。
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※縦にしてもこぼれません!!(お約束)最近は縦置きが主流なんだそうです。

食品サンプルができるまでの一連の流れを見せてもらいましたが、どの作業においても熟練の経験と技が必要なんですね。私もバイトさせてもらいたい…!なんて思いましたが、もう少し食品サンプル体験での修行が必要なようです。笑
ちなみに、食品サンプルをカメラのファインダーでのぞくと、きちんと食べ物として認識されていました!AIもだまされましたね。
  
 
工場内の見学はここまで。次回は工場長の寺島様、広報担当の黒川様にインタビューを行っていきます!

浅草から新たな日本の文化発信!

そして、今回お伺いしたイワサキ・ビーアイ様が運営する「食品サンプルギャラリー浅草店」が7月14日(土)にオープン!食品サンプルの文化や歴史、製作工程を紹介する、浅草の新たな観光スポットの登場です。ぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょう。
www.replicafoods-gallery.com

関連リンク

■イワサキ・ビーアイ
http://www.iwasaki-bei.co.jp/
 
■元祖食品サンプル屋(食品サンプル製作体験はこちら)
http://www.ganso-sample.com/

菫青石

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