新築より築100年のアパートが人気!?驚きのベルリン不動産事情

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こんにちは、不動産事業部のムームです。日頃より業務を通し、物件を多く見てきました。オフの日に街を歩いていても。「あーこのビルいいなあ、新しくて綺麗だなー。」とか思ってしまうほどです。


2/16より、日本でもマイナス金利政策が開始され、金融機関が融資や投資を行いやすい環境が整備され、住宅ローンを検討する消費者のニュースを見かけることが多くなりました。


そこでふと思ったのです。日本では分譲マンションが注目を浴びているが、海外ではどのような不動産が人気あるのか。そこで今回はベルリンの不動産事情について調査してみました。

ベルリンとは

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ドイツといえば・・・ビール、ソーセージ、ベンツ、EU経済の中心などなど。ここ数年ではサッカーのブンデスリーガで活躍する日本人選手が多いことでも有名です。

ベルリンはそんなドイツの首都であり、2度の大戦やベルリンの壁による首都分断、ドイツ再統一とおよそ150年の間にめまぐるしく歴史が動いた舞台でもあります。歴史の深さ、それはいまどきの不動産事情にも表れています。

分譲?賃貸?

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ベルリンでは分譲よりも賃貸が好まれる傾向があり、およそ85%が賃貸、分譲は15%というデータがあります。ちなみに東京23区だと50%弱が賃貸です。

いかにベルリンでは賃貸派が多いかがわかります。東西ドイツ統一後25年経った今でも建設ラッシュが続いており、昨今では人口増加や積極的な移民受け入れの影響もあり、賃貸アパートの建設がますます勢いづいています。


東京都内の賃貸マンションの空室率が14.5%なのに対し、ベルリンでは需要が高いため空室率が低く、なんとわずか2%!、希望の物件になかなか入れないのが実情です。では古いアパートは入りやすいのでは?いえいえ、逆に人気物件なのです。

総務省:土地・住宅統計調査結果より

築30年なんて古くない

日本の古いアパートといえば、せいぜい築年数30~50年くらい、設備が古くて使い勝手が悪いマイナスイメージを持たれがちです。ところがドイツだと築年数100~60年は当たり前なのに、時代の移り変わりと共に、室内は回数を重ねてきれいにリノベーションされているため、水回りや暖房設備もとても綺麗です。

もちろん古いとエレベーターがない、などデメリットはありますが、それ以上に人々を魅了する快適な空間があったのです。

開放感とぬくもり

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ベルリンの古いアパートは天井が高いです。天井高は通常でも3.5m、高いものだと4mもあります(日本の平均は2.4m)。ドイツ人は背が高いので合理的なのですが、天井だけでなく、あわせて3m近くの窓を天井ギリギリまでつけているので、明るい陽射しが差し込みとても開放感があります。

床は厚みのある天然木材が敷かれていてぬくもりが感じられ、長年入居者によって磨かれ続けてきたため、艶があり独特の美しさを感じることができます。


部屋全体がアンティーク調でおしゃれな空間なのも人気の理由の一つです。

おわりに

古いアパートは年々減少していくため、とくに人口が増加傾向にあるベルリンでは、希少価値が高く人気が衰えることがありません。新しいからベストなのではなく、ものを長く大切にし、居心地の良い空間にこだわるドイツ人の価値観は、将来的に日本の住宅事情に刺激を与えてくれるかもしれません。

日本では新しい物件はまだまだ家賃が高い傾向があります。最近では、古民家をリフォームしてお店を営業するなど、家賃が抑えられる古い物件が注目されています。


日々の家賃を抑えることにより、他のサービスに力を注げるので、継続的にお客様に高い水準のサービスを提供することが可能になるかもしれません。


これらの事を踏まえ、今後物件を探す際の参考にしてみてはいかがでしょうか。



参考文献
金田真聡『ベルリン建築日和』マイナビ出版





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